7月1日、今年も後期入りである。”1年の早いこと”、お年寄りの口癖でもある。と言うが、1日が長く、1年がとても長く感じた時は10代の中頃までではないだろうか。何時からのはっきりした認識はないがだんだん確実に、1年は短く感じるようになってきた▼明日は雑節の1つ”半夏生”である。雑節は二十四節気五節句の他に季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、特別な暦日のことである(ウィキペディア)。半夏生は”農作業はこの日までに終える”と言う節目とされている▼ハンゲショウ(半夏生)別名カタシログサ(片白草)が半分白くなる頃との言われもあるようだ。我が家の庭でもハンゲショウが美しい時期を迎えた。写真1、2は造作された庭でそして、写真3はメダカの池で白くなってきたハンゲショウである。昨年、ハンゲショウも水生植物でもあることを知り、池で育てた▼そのハンゲショウのまだ青い葉の茎の向こうに可愛い花が見えた。写真4がそれでもう花は終ったと思っていたヒメヒオウギ(姫緋扇)である。いつまで見ていても飽きない面白い花で今年まだ花が残っていてくれたのは嬉しい▼雑節は年の始から順に節分、彼岸、社日、八十八夜、入梅、半夏生そして土用、二百十日、二百二十日と9つある。社日(しゃにち)って?と思って調べてみたら生まれた土地の神である産土神(うぶすながみ)を祀る日で春と秋にあるようだ。春分または秋分に最も近い戊(つちのえ)の日で、今年の秋社は9月24日である。