もう少し降ってもらわん、と思う今年の梅雨だ。5月半ばに雨の日が続き早い梅雨入りとなった今年。だが、4~5日の30度超えの日を含め10日間ぐらい雨の降らない日が続いた。その後も雨ナシ日が多い。紫陽花も雨を欲しているように見える。
沙羅が咲き始めた。夏椿の別名がある。白い清楚な花が清々しい。1日花で高い所から咲くため咲き始めは気が付かない年も多い。
半夏生がかなり白さを見せ始めた。これだけの量でも綺麗だと思うが池を囲むように一面が半夏生の京都両足院の美しさは今も目に焼き付いている。七十二候候にある半夏生は”はんげしょうず”と読み、田植えを終わらせる目安とされたようだ。今年は7月2日である。
欅の木の下、見落としそうなところでクチナシが咲いていた。横の木でモンシロチョウが休んでいる。今年はモンシロチョウを育てるため(?)、アブラナを花が咲いた後も2本ほど残している。心なしか飛んでいるモンシロチョウが多い気もするが・・・。
蝶が好きと聞くブットレアの花で蝶が蜜を吸っている。メスグロヒョウモンの1種ではないかと思っている。そして、ジャコウアゲハだ。蝶が舞う姿も良いものだがこうして蜜を吸っている姿を見ていると心が和む。ジャコウアゲハは幼虫がウマノスズクサしか食べないためウマノスズクサに卵を産みつけるがウマノスズクサの蜜は吸わず、多くの花を求める。我が家の花ではブットレア・テイカカズラそれから地上すれすれに咲くヒメイワダレソウでもよく見る。
蝶繋がりではないが今年初めて胡蝶蘭が4,5本咲いたことは4月11日に報告した。その胡蝶蘭、花茎を適当な長さで切ると2回目が咲くと聞き、今もお風呂に置いている。が、まだその気配は見えない。そのお風呂の話である。60歳の時に作ったお風呂、手すりが縦と横に3本も付いている。その頃は”こんなに手すり、要らないのに”と思ったものだ。が、この歳になりこの至れり尽くせりの手すりの意味が理解できる。湯船から立ち上がるとき・湯船から出る時、よろけることがある。建築士さんの先見の明に感謝しながら”しっかりと手すりを持って”、と自分に言い聞かせているこの頃である。