山の峰からの日の出が見える我が家。その日の出が6時台になり、目覚めて朝のストレッチをしている時間になってきた。日の出は空の状態によりいろいろな光景を見せてくれる。山の峰辺りは晴れているが手前は雲が掛かった朝だ。1枚目は日の出10分前ぐらいの光景だ。雲の多い日はこの朝焼けが美しい。
これも猛暑と暑さの残る日々の影響だろうか。なかなか咲き始めなかったユウガオ、まだ今も咲き続けている。咲き始めた時期も遅かったが、咲き始めた最初の頃は明らかに気温の影響と思うが夕方どころか夜10時頃に咲くと言う珍現象だった。10月も終わろうかと言う今になって夕方から咲き続けている。
エビス草が長い種に成ってきた。エビス草の種子は生薬で決明子(ケツメイシ)の名がある。が、現在は漢方薬には配合されているものはないようだ。我が家では種子を取り出し炒ってお茶として飲んでいる。が、この鞘から種を取り出すのは結構、面倒くさい作業だ。冬の夜、テレビを見ながら、手はひたすら動き、種子を取り出している。田舎ならではの光景がそこにある。
キタ、キタ、キター。そろそろイチジクの剪定をするかと畑の東の端を歩いていると目の前にアサギマダラがいるではないか!近くにいた女房に知らせるため、”アサギマダラや!”と叫んだ、今年一番の声の大きさで。
そろりそろりと来た女房は一瞥すると”見取ってね”と言いながら”カメラ、カメラ”と家の方に。見張りを頼まれた感じだがただただ神頼み。
アサギマダラも心を察してくれたか留まってくれた。ひたすらシャッターを押す、30枚ぐらい撮った中の6枚だ。
アサギマダラの来訪は4,5年ぶりではないだろうか。前回は土手に咲いていた藤袴(フジバカマ)だったので写真が撮りづらく、滞在時間も短かった。今回は10分ぐらいはいてくれたように思う。前回の来訪時よりせっせと増やした藤袴だが、皮肉にも今回はこぼれ種で咲いたと思えるイチジクの陰に1株だけ生え、咲いていた藤袴に来た。思い返すにアサギマダラの滞在した10分の短さに比べ、女房がカメラを取りに戻った間、飛ばないでと願いながら見張っていた時間の長かったこと・・・秋日和、幸せを味わえた10分間だった。