気温の表し方では”3月中旬の温かさ”とかよく聞く。では寒波は?今回、初めて聞いたような気がするが”10年に1度”の表現だった。しかも今回は期間が長いとか。今日4日から8日までは寒波が居座るようで5日間、雪予報だ。今朝(4日)の雪である。夜明けで3cm、その後降り続き5cmに達した。午後から日差しもあるが暮れてから明朝まで降り続く予報だ。
今日から雪予報のため暖かかった昨日写真を撮って回った。今季は開花の出足が遅かった椿、まだ数本の木にしか花が見えない。門の傍に3本並ぶうちの1本の花だ。そして家の西側で咲く椿だ。この花がちょっと珍しく雄蕊・雌蕊が花びらの間に見える。この椿、今季は蕾が多いので、しばらくは不思議が花を楽しめそうだ。
春告げ花の1種に数えられる梅の現在である。蕾が見えるが梅はこのような状況から咲くまで優に1ヶ月ぐらいを有する。梅は3,4本あるがこの木が最も遅く、開花は例年通りなら3月に入ってからだ。
こちらもツボミの状態の花々だ。先ずは沈丁花だ。沈丁花の開花は意外と早く2月の終わりから3月初めと言うところだ。そしてミツマタだ。もう花弁の黄色が見える蕾もあるが開花は沈丁花よりは遅く3月中旬以降だったように思う。
春先の花と言えば何と言ってもこれだろう。蕗の芽に当たるフキノトウだ。子供の頃は全く食べられなかった蕗そしてフキノトウ。還暦を過ぎたころから食べられるようになり、今は春先に食べる天ぷらが待ち遠しい。
もう一つ、春先の花蠟梅(ロウバイ)だ。我が家にも1本だけあるのだが一昨年に枯れかかり、今復活の途中に思えるがここ2年、花は見ていない。写真は大津谷の道沿いに植えられているロウバイだ。4,5年前に植えられたように思うが今年は多くの花が咲いている。
蠟梅(ロウバイ)は梅の名が付くがウメ科ではなくロウバイ科の花だ。ロウバイはもう一つ面白いことがあるようだ。我が家では全く実が生ったことはないが川沿いの木には大きな実が出来る。一つの花から多数の果実が出来るようだがこれが発達した花托で包まれた偽果を形成するようだ。まだ実の中を見たことはないが今年は実が出来るのを楽しみに待ちたい。