”暑さ寒さも彼岸まで”とはよく言ったもの。確かに朝晩はヒガンバナの開花と共に急速に涼しくなった。身体が温度変化に追従できないこの頃、夜の寒さには気を付けないといけない。我が家、東側の土手もヒガンバナが咲き始めた。今年は白い花が増えた気がする、不思議だ。
門から道路へはみ出した萩も終わりに近づいてきた。滝の流れのように垂れた茎に最後の花を付けている。かなり道にはみ出していて気になるのだが通る人々からは”キレイ”の声。その声に甘えてきたがそろそろ刈り取らないといけない。
前回、紹介したポポーの実に続いてアケビも大分、大きくなってきた。アケビは私にとって郷愁を誘う食べ物と言うことでフェンスに沿って植えている。今年は受粉のタイミングが良かったか沢山、実っている。熟すまで後、2週間と言うところか。
春先、5月頃に紹介したテイカカズラ、この時期になり今年2度目の花をたくさん付けている。調べてみると春先の花が絶えることなく、また晩夏から初秋にたくさんの花を付けるようだ。長さ7,8mあるフェンス一面に広がったテイカカズラ、蝶も蜜が吸い易いかよく来る、ちょっと得した気分の花だ。
盛夏時はあまり咲かなかったユウガオ、ここに来て毎日のように1輪、2輪と咲いている。ユウガオは夕方、暗くなり始めた頃に開き始める。が、朝は閉じるのが早く、”咲いていたなー”の感想で終わることが多い花だ。
ベランダをのしのしと言う感じで歩くカマキリ、追うと一目散に走るように逃げるがこの時の足は速い。カマキリは害虫を食べる益虫と言われている。が、実際は害虫だけでなく益虫も含め何でも貪欲に食べる。ジャコウアゲハがサナギから羽化して直ぐに食べられているのを見つけたことがある。それからは目の敵にしているが・・・逃げ足は速い。
そして、最後はイトトンボだ。我が地で見かけるイトトンボではもっとも小さい。先日、紹介した赤とんぼぐらいの長さしかなく胴体が細いので直ぐに見失う。トンボと言えば田んぼの上、アキアカネが飛び始めた。立秋の日(8月8日)から約50日、やっと季節は秋に移行した感じである。9月27日は今年が始まって270日目のようだ。今年も後96日、おせち料理のCMも見かける。”そろそろ暮れのご用意を”と言いたいところだがまだ日中は真夏日、”天高く、風そよぐ秋”が待ち遠しい。