花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

ハギ 白いヒガンバナ アケビの実 テイカカズラ ユウガオ カマキリとイトトンボ

2023年09月27日 | 果実・花

 ”暑さ寒さも彼岸まで”とはよく言ったもの。確かに朝晩はヒガンバナの開花と共に急速に涼しくなった。身体が温度変化に追従できないこの頃、夜の寒さには気を付けないといけない。我が家、東側の土手もヒガンバナが咲き始めた。今年は白い花が増えた気がする、不思議だ。

  

 門から道路へはみ出した萩も終わりに近づいてきた。滝の流れのように垂れた茎に最後の花を付けている。かなり道にはみ出していて気になるのだが通る人々からは”キレイ”の声。その声に甘えてきたがそろそろ刈り取らないといけない。

  

 前回、紹介したポポーの実に続いてアケビも大分、大きくなってきた。アケビは私にとって郷愁を誘う食べ物と言うことでフェンスに沿って植えている。今年は受粉のタイミングが良かったか沢山、実っている。熟すまで後、2週間と言うところか。

  

 春先、5月頃に紹介したテイカカズラ、この時期になり今年2度目の花をたくさん付けている。調べてみると春先の花が絶えることなく、また晩夏から初秋にたくさんの花を付けるようだ。長さ7,8mあるフェンス一面に広がったテイカカズラ、蝶も蜜が吸い易いかよく来る、ちょっと得した気分の花だ。

  

 盛夏時はあまり咲かなかったユウガオ、ここに来て毎日のように1輪、2輪と咲いている。ユウガオは夕方、暗くなり始めた頃に開き始める。が、朝は閉じるのが早く、”咲いていたなー”の感想で終わることが多い花だ。

  

 ベランダをのしのしと言う感じで歩くカマキリ、追うと一目散に走るように逃げるがこの時の足は速い。カマキリは害虫を食べる益虫と言われている。が、実際は害虫だけでなく益虫も含め何でも貪欲に食べる。ジャコウアゲハがサナギから羽化して直ぐに食べられているのを見つけたことがある。それからは目の敵にしているが・・・逃げ足は速い。

  

 そして、最後はイトトンボだ。我が地で見かけるイトトンボではもっとも小さい。先日、紹介した赤とんぼぐらいの長さしかなく胴体が細いので直ぐに見失う。トンボと言えば田んぼの上、アキアカネが飛び始めた。立秋の日(8月8日)から約50日、やっと季節は秋に移行した感じである。9月27日は今年が始まって270日目のようだ。今年も後96日、おせち料理のCMも見かける。”そろそろ暮れのご用意を”と言いたいところだがまだ日中は真夏日、”天高く、風そよぐ秋”が待ち遠しい。

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ススキ コマツヨイグサ センニンソウ ムラサキシキブ ポポーの実 ヒガンバナ

2023年09月18日 | 果実・花

 秋の七草の1つススキが美しい姿を見せ始めた。”幽霊の正体見たり枯れ尾花”と言う有名な句がある。幽霊が化け物と詠まれているが江戸時代の俳人、横井也有(やゆう)の句に由来していると言われているようだ。夜に怖い怖いと思って歩いているとススキの揺れ方は幽霊に見えそうだ。

  

 散歩道のブロックの上に黄色い花が咲いている、コマツヨイグサ(小待宵草)のようだ。この花、揖斐川の堤防道路にもたくさん咲いていたが外来種オオキンケイギクが広がってから全て無くなった。我が町でもオオキンケイギクの駆除が言われているがまだ広がりが弱いように思う。オオキンケイギクもキレイなのだが・・・元々の草花が消えていくのは淋しい。

  

 白い花が木に咲いていると近づいて見たら木に巻き付いた蔓の花だ。蔓性の植物センニンソウ(仙人草)のようだ。今どきに同じような蔓性の植物としてノウゼンカズラがある。こちらは大きな橙色の花が木に咲いているように見える。

  

 ムラサキシキブの実が色づき始めた。花は白い小さい花弁で目立たないが緑色の実が生り、これが紫色に変わり始めると存在感を増す。これから更に紫色が濃くなる。

   

 以前に同じような実として蔓性の植物の実としてアケビ・ムベそして木に実るポポーを紹介したことがある。その一番手としてポポーが熟し始めた。ポポーは熟すと落ちるがこの時が食べ時と言われている。例年は全ての実にプラスチック製の網を架け木に吊るしていた。が、今年は実が多く1部であきらめて毎朝、落ちていないか見に行っている。とろみがある甘さが口いっぱいに広がる。

  

 全ての草木の花で言えることだが毎年ほぼ同じ時期に咲く。が、最も気になるのはこの花ヒガンバナかも知れない。彼岸花(ヒガンバナ)の名があることからついつい彼岸の頃に美しく咲いて欲しいと願ってしまう。彼岸1週間前の今、咲き始めた今年のヒガンバナ、ピッタリのタイミングだ。 

  

 よく観察してみるとキレイな形の花が集まって咲いているように見える。が、地方ごとに沢山あるヒガンバナの別名は良い名前は少ないように思う。毒性植物のことが影響していると思うが、故郷では目腐り花(メグサリバナ)の名で呼ばれており触ると目が見えなくなると教えられた。これを美しい花としたのは山口百恵さんのマンジュシャカ(曼珠沙華)の歌かも知れない。作曲宇崎竜童・作詞阿木燿子の夫婦コンビで創られた。1978年のヒット曲である。

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黒花のカラー ギボシ ゴーヤ クワンソー パンパスグラス イチジク ゲンノショウコ

2023年09月08日 | 果実・花

 以前に紹介したカラーの黒い花、よくわかるのが咲いた。確かに花の形は似ている。が、白い花のカラーに比べ、花茎がとても短い。色合いが美しい。

  

 家の西側の通りに長く咲く花がある、ギボウシだ。茎にたくさんついた蕾が下部からだんだん咲き上がるため、長く花を見ることになる。ギボウシは野菜の種ではないと思うが新芽は味噌あえで食べる。ぬめりがあり美味しい。そして野菜の花を一つ、ゴーヤだ。ゴーヤはニガウリの別名があるが、初めて食べた頃は苦く感じたものだ。が、近頃食べるものは苦くない、種類によるだけの話かも知れないが。

  

 鬼門に当たる北東の角、クワンソウが咲き始めた。クワンソウにはオキシピナタニン(舌を噛みそうな名前だが)が豊富に含まれていることが明らかになり、寝つきの悪さ・夜中の覚醒・早い目覚めといった睡眠に関する悩みを解消する効果・効能があるようだ。睡眠には悩まされている。夜中の覚醒だ。が、トイレで目覚めているだけの気もする。

  

 遠目には大きめの薄に見えるがヨシの仲間、パンパスグラスだ。大きな穂先が何とも美しく楽しい。

  

 小さい実だがたくさんの実が生るイチジクの木がある。が、名前がわからない。イチジクは差し芽で育つので貰って来た木のようだ。とにかくよく実る。一口サイズと小さいが甘みも強く美味しい。イチジクにしては比較的、木も強くお勧めだ。

  

 広がり過ぎて退治したと思っていたゲンノショウコ、強い花であちこちで花を咲かせている。白と薄いピンク色の花があるが白い花が先に咲く。古来より下痢止めや胃腸病に効能がある薬草として有名なようで、煎じて飲むとその効果がすぐ現れるところから和名”現の証拠”が付けられた。

  

 日本三大民間薬と言うのがある。このゲンノショウコはその一つだ。そして、2つ目はドクダミ。ドクダミは解毒薬として有名で,生の葉を腫れ物に外用するとよく効くようだ。乾燥させたドクダミ茶は,通便,降圧,利尿作用の効果が見込めるとのことだ。3つ目はセンブリだ。胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のむかつきなど胃薬として用いられてきたようだ。センブリの名は 千回振り出しても苦みがあり効能が期待できることからことからとか。故郷の兄貴は私と違い、よく酒を飲めたが同時にセンブリも愛飲していた。その時は意味が良く分からなかったが今思うに、単に飲み過ぎだったようだ。

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アカトンボ モミジアオイ コリウス モクレン(返り花)イヌハギ らんまん ミソハギ

2023年09月04日 | 果実・花

 盆明けには、と思っていた秋風、9月に入りやっと朝は涼風になってきた。が、日中はまだまだ真夏の暑さだ。そんな中、赤とんぼを見つけた。蝉は鳴き声の移り変わりで季節を思わせ、トンボはその姿で秋近しを感じさせてくれる。垂れ下がった稲穂の上をアキアカネが飛ぶのも間もなくだ。 

  

 とは言うものの真夏の花はまだ盛りだ。以前に紹介したモミジアオイだ。朝、ベランダからはいつも後ろ姿しか見えないと思っていたら、ヒマワリと同じように太陽の方を向いて咲くそうだ。

  

 玄関先に鎮座する鉢植えの花、コリウスだ。コリウスは葉の色の変化が多種でハマると大変、と言う話を聞いたことがある。我が家は3種だが花が咲いているのに気が付いた。いつも目がいくのは葉の色。花も咲かすのだ、と長く花茎を伸ばしている。

  

 2階の窓を開けているときに気が付いたのだが茶畑の手前のモクレンに花が見える。モクレンは春の花、返り花(狂い咲き)だ。この地へ来て初めて知ったのだが狂い咲きは珍しいことではないようだ。大津谷のソメイヨシノは10月中旬の大風で葉が散らされた後に必ず咲いているし、梅・スモモでも咲いているのを見る。モクレンは春先から長く伸びた茎の先に返り花を付けるようだ。

  

 近くの田の土手に赤く小さな花をたくさん付ける草花が見える。ヌスットハギ・ヌスビトハギ(盗人萩)だ。何とも何とも、の名前だが種がくっつき虫となり、人でも犬など動物でもよくくっ付いて種を運ばせることからの名かも、と思っている。当然、繁殖力が強く家で見つけたときは直ぐに処分した方が良いようだ。

  

 お盆の花としてその頃に紹介した花、ミソハギだ。萩の名を持つ草花は多いようで秋の7草の萩を筆頭に先のヌスットハギ、ヤマハギ・ニシキハギ・ミヤギノハギ、更にイヌハギにネコハギなどもあるようだ。

  

 今日(9月4日)の朝ドラ”らんまん”の最後に出た花がこの花ミソハギだった。”らんまん”も残すところ4週になり、残念がっている話を多く聴く。NHK朝ドラの最高視聴率は1983年放送の”おしん”で50%を超えていたようだ。近年では10%代が普通でらんまんは16%代のようだ。私は記憶を辿ると”おはなはん”(1966年)以来ではないかと思う。終わると○○ロスが話題になるが今回は私もそうなりそうだ。

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