花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

苧環(オダマキ) オガタマノキ コデマリ エビネ シンビジューム 雉(キジ)

2021年04月28日 | 果実・花

 学生そしてサラリーマン時代もそう言うことがあったように思うが覚えられない言葉・人の名前・地名などがあった。現役を退き、毎日が日曜日の時代になっても同じようなことが起こる。その一つ、毎年咲くのに覚えられない花がある。その一つオダマキだ。頭に”オ”が付くことまでは記憶にあるのだが・・・。紫色の可憐な花、白色もあるが咲くのが少し遅い。

  

 前記したオダマキの名前を思い出そうとしているときに出てくる名前の花、オガタマだ。バナナの匂いがすると聞き、植えたらしいが・・・しないようだ。それならば、もう少し小さい木に、と思うのだがなかなか出来ないでいる。今年も匂いは感じないながらもこんな風にキレイに咲いている。

  

 コデマリが天に向かいて咲いている。コデマリはユキヤナギと同じように垂れる枝に押し合うように咲くのが美しいのだが・・・。昨年、花後に切り忘れて大きくなってしまった。毎年、秋にヒノキなど大きな木の剪定に来てくれる元会社の同僚が”こんな大きなコデマリの木は見たことがない”と言っていた。褒め言葉ではないまでも”これはこれで良い”と言っているように思っていたが・・・あれは”切らなあかんよ”の忠告だったか。ハイ、今年は切ります。

  

 エビネの花が増えたようだ。草花の中で球根・根茎を伸ばし増える種は気が付けばそこら周りを埋め尽くすほどになっていることがある。ミント類も増える。他にもカキドオシ・ゲンノショウコも。ドクダミもその1種だ。退治が大変な草花の1つだ。根が深く”根こそぎ退治”が難しい。

  

 温室で育てていたシンピジュームが咲き始めた。2種とも鉢植えだ。これらに今年、風呂場で花開いた胡蝶蘭も加わる。蘭の花は長く咲き続けるので鑑賞には良い。

  

 年がら年中、鳴き声は聞こえてくるキジ、今の時期はパートナーを求めてか、近くの田畑で見かけられるようになる。驚くのはその鳴き声、キジの鮮やかな艶姿からは想像できないだみ声で鳴く。そして飛ぶことが少なく、歩くことが多いのだがその速さにもびっくりさせられる。

  

 この地へ引っ越してきて12年になる。町から少し山を上がった所だが自然の楽しさを満喫している。鳥でもスズメ・モズ・ヒヨドリなどは以前住んでいたところにもいた。が、トンビそして上記したキジなどを見たことはなかった。去年はブッポウソウの鳴き声が聞かれ、カッコウも来た。トンボは早、青いイトトンボが飛び、蝶でもジャコウアゲハの生態を知り、昨年から卵⇒幼虫⇒サナギ⇒そして蝶になるのを観察している。先日、来た娘・孫に金魚・メダカの卵を見せ、孵化した稚魚を見せた。稚魚から鳥・蝶の話をし、新しい経験に驚くと付け加えると、”現役時代7時過ぎでないと起きなかったお父さんが5時台に起きるのに驚く”の声。そんなことはない。ゴルフの時は早く起きていたと言いたかったが・・・沈黙。 

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ハナミズキ ダルマフジ他フジ2種 モッコウバラ 白いヤマブキの花 花蘇芳 ジャコウアゲハの産卵

2021年04月24日 | 果実・花

 鬼門の北東角でハナミズキが咲き始めた。鬼門には棘のある植物を植えるべしと聞き柚子・茱萸、更に念を入れ近年分担も植えた。その左横に植えられたハナミズキだ。右横にはナンジャモンジャがあるがまだ新緑のみで花はこれからだ。

  

藤の木は2本植わっている。1本は白フジと聞いて買ってきたが紫色に変色した木が家の裏に。そして、玄関先のこのフジは羽島市に住む知り合いから頂いたものらしい。ダルマフジの名のようだ。確かに他のフジとは異なり塊で咲く。フジとは思えない人もいるようで散歩で前の道を通られる人から”これは何の花ですか?”の問いも何度かある。

  

 そして幻の白藤だ。長い房が風に揺れる様は”これこそがフジ”と思わないでもない。フジが降ら下がり、横ではモッコウバラも下がる蔓に並ぶように咲いている。

  

 白いヤマブキである。山吹色のヤマブキが植わってないこともあり、白色がヤマブキの色に頭が成ってしまっている。時代劇の定番”お主も悪よの”の山吹色の小判、逆に言うと小判色とヤマブキが見たいと思うこの頃である。

  

 小さい花がぎっしり小枝と言わず茎全体から噴き出すように咲いている花蘇芳だ。葉がなくぎっしりと咲く花に埋まる木、美しいものだ。

  

越冬してサナギから羽化したジャコウアゲハ、確認できたのは10羽である。生まれ始めてから1ヶ月が経ち、寿命が尽きた蝶もいるようで今は3,4羽になってきた。残りし蝶も翅が相当傷んでいるのもいる。今は子孫を残すのに余念がない。写真は枝垂桜の木で交尾中のジャコウアゲハ、そしてウマノスズクサに産卵中の雌蝶である。葉に掴まり尻尾を上にあげ葉に届いたところで産む。写真ではわかりずらいが正に今、2つめの卵が尻尾が出てきている。

  

 何とかロスと言う言葉がある。ジャコウアゲハが庭・畑と家の周りを飛び始めて1ヶ月近くになる。が、サナギで越冬して生まれた蝶たち、間もなく越冬組が飛ぶと言う第一周期が終わりそうだ。これから卵が幼虫になり蛹になり、そして蝶に羽化するのだろうが1ヶ月近く蝶が飛ばない日々になりそうだ。ジャコウアゲハロスだ。ジャコウアゲハは蜜は色々な花から採るが、幼虫はウマノスズクサしか食べないため、産卵はウマノスズクサにしかしない。このことから、最も飼育しやすい蝶と言われている。昨日の朝日新聞天声人語欄に”花ゑんどう蝶になるには風足らず”(大串章氏)の俳句が紹介されていた。なるほど、似てるかも。しばらくはエンドウの花で我慢し、卵→幼虫→蛹→蝶をジックリ観察しますか。何てったって”毎日が日曜日”ですから。

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棕櫚の花 十二単 一人静・二人静の芽生え アネモネ フリージア シラユキソウ ホウチャクソウ アマドコロ 花梨 

2021年04月21日 | 果実・花

 何処の国?の光景だ。棕櫚の花が咲いた。子供の頃に見た記憶があるがそれ以来の気がする。棕櫚は網目状の部分を切り取り、メダカ・金魚の産卵期に水槽に入れるために植えている。棕櫚に卵が付着する。それにしても驚くほどの大きな花を形作っている。

  

 門の扉、車をドアの金具にぶつけないように保護のためタイヤを付けている。そのタイヤを御殿とするかのように花が咲いた、その名もジュウニヒトエ(十二単)。そして、他の野原で遊ぶ十二単。なるほどと頷きたくなるほど、しっくりくる名前だ。

  

 毎年、同じことを感じ書いているような気がする花、一人静と二人静の芽生えだ。成長し花を付ける頃は同じ感じになるのだが今はこれほど異なる。白い花状のものが見えるのが一人静、そしてまだ葉のみが二人静だ。

  

 子供のころから見慣れた花、アネモネとフリージアだ。門の近く欅の下で木を守るように咲いている。

  

 毎年、だんだん増えてきていると感じる可憐な花、シラユキソウだ。ユキヤナギ・初雪草など雪の名前が付く花は幾つかあるが初雪草との記憶違いが多いとか。ユキヤナギは小さい花が並ぶ様を雪に。初雪草は葉を形どる白色が遠目に雪を被ったように見えることからの名だ。シラユキソウ、長い茎の先に小さい白い花、白雪姫の想像しての名前かだ。ぶら下がるように咲く花はホウチャクソウ、花だけ写した後ろはれんげ草だ。

  

 チューリップと並んで咲くのはそのホウチャクソウ(宝鐸草)だ。寺社の宝塔・三重塔などの屋根の四隅にぶら下がる宝鐸に似ていることからの名だ。そして似た花アマドコロだ。もう一つ似た花に鳴子百合があるが咲く時期が少し遅い。

  

 春先の木の花は大きく美しいものが多い。桃・アーモンドなどと混じり美しい花の一つカリンの花だ。濃いピンクの色が目を引く。シラユキソウの花の横、ホウチャクソウの葉でジャコウアゲハの雄が休んでいた。

    

 今冬は捕獲したジャコウアゲハのサナギを板に張り付け、約10個をトイレで育てた。毒性の葉をたべているので虫には襲われないと聞いていたが半分ほどが食われ、ちょうど半分の5羽しか育たなかった(3月18日記事)。が、トイレに行くときはジャコウアゲハが羽化してないか。お風呂では胡蝶蘭が今日はどんだけ~、の楽しみがあった(4月11日記事)。では、ベッドも?・・・・・ベッドにもあるのです。抱き枕に睡眠サプリを使用していることもあるが眠りにつくまでの時間が早い。寝床に入って本を読むのだが数ページで眠くなる。”さ、寝よ”と電気を消してから1分とは起きていない。最高記録10秒秒ぐらいと100m走と競うぐらいだ。困ることも。夜中に目覚めるまでの時間も早くなってきていることだ。マラソン記録は破りたくなのだが・・・。

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トキワマンサク タラの芽 イタドリ ハナイカダ(花筏) 似た実になる花(アケビ ムベ ポポー)チューリップ畑

2021年04月17日 | 果実・花

我が家で今の時期、珍しい赤い花が咲いた、トキワマンサクだ。華やかな花で散歩道の遠くからでも良く見える。春先早くに咲くマンサクは黄色で花数も少ないがトキワマンサクは花もさることながら葉も赤く、木全体が赤く見える。

  

 春の山菜が出始めている。元々、山あいにある我が家、近くでも見ることが出来る。また、家々で作っている場合も多い。先ずはタラの芽だ。食べごろである。タラの芽は何と言っても天ぷらだろう。そしてイタドリだ。これは我が家で育てているものだ。葉が斑入りとかで大事にしているようだ。イタドリは”山菜の王様”との説もある。我が家でもジャムになる。そろそろ山間の谷水が流れる場所に採りに行く時期だ。

  

 不思議な花、といつも感じる。ハナイカダだ。葉の上に見落としそうな膨らみが出来る。写真はまだ、蕾のハナイカダだ。この後、小さい黄色がかった花が咲く。

  

 ここから3種、同じような実が生る蔓・木を紹介する。先ずはお馴染みのアケビだ。子供の頃に田舎に住んだ経験のある人は秋に実を追いかけたのではないだろうか。私も追いかけた口だが春先の花はあまり見たことがなかった。真ん中が丸くなっているのが雄花そして開いているのが雌花だ。同じ蔓ではなく異なる蔓から雄花を採ってきて雌花に擦り付けて受粉する。去年は蔓が枯れたようになり実らなかった。今年は楽しみにしている。

  

 2つめ、こちらも蔓の植物、ムベである。1本の根っこだが蔓がどんどんフェンスを伸び、今や10mを超える。アケビが細長い実なのに対し、俵のような丸っこい実が生る。アケビは熟すと割れるがムベは真ん中の筋が強調されてくるぐらいである。

  

 最後は木に実るポポーだ。今はこんな状態でこの後、実が付いてくるとともに葉が出てくる。花の内、赤っぽく大きい花が雌花、緑っぽく気持ち小さいのが雄花だ。秋にポポーの実が近くのJAで販売されているのを見かけることはある。が、果物として大手スーパーには出回っていない。果物としての販売に挑戦したした農家があるようだが皮の傷みが早く、黒ずむため断念されたようだ。アケビ・ムベは種が多く、食べずらいがポポーは大きな種がポンポンと幾つかあるだけなので食しやすい。

  

 散歩道にチューリップの花畑が出現した。昨年から挑戦されていたが今年は見事に育ち、別世界になった。この丸い形、古銭を形どっている。歩けると良いの話もあるがこうして山あいの風景の中で見るお花畑も良いものだ。

  

 1年前から参加しているOBで構成する通信俳句会で今月、お題の一つに”囀り(さえずり)”が出された。さえずりを小鳥の鳴く声ぐらいに思っていた私は”春の季語なんだ”と思いながら調べた。春先、小鳥が繁殖期に出す特殊な美しい声のようだ。求愛の歌とも言えるのだろう。と考えていたら先日、庭で薪割をしている時、欅にモズ(多分、雄鳥)が止まり、何時も聴く力強い声ではなくひ弱い声で鳴き始めた。見上げると近くの利休梅に別のモズ(雌)が。通常、モズが2羽、視界に入ることは珍しい。確かにいつもの鳴き声ではない、そうかこれが囀りか。雄鳥は場所を変え、囀り続ける。だんだん鳴き声が切なく聞こえるようになった気が・・・薪割の手が止まり、展開を見つめる。そのうちに雌モズが飛び立った、雄モズはじっと空を見上げた。石原裕次郎氏”生きな別れを歌ってあげた。♫”・・・恋の行方なんか わかりはしない 追わないで 追わないで 粋な別れをしようぜ”。モズは戸惑いながら飛び去った・・・。

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木の花シリーズ 八重桜3種 ハナモモ ジュンベリー 利休梅 ジャコウアゲハの羽化(室内と2階軒下)

2021年04月13日 | 果実・花

 朝から雨の岐阜。強くなったり弱くなったりだが結局、1日中降り続いた。ソメイヨシノが散った後に残っていた桜も、これで散り果て葉桜になるだろう。写真は近くの小学校に咲いた桜だ。この小学校校庭、色んな桜が植わっている。寒緋桜に始まり、ソメイヨシノ、その類の枝垂れ桜、そして名前のわからないこの桜。そうだ四季桜もあり、新緑とともに花を咲かせている。

  

 散歩道で咲いている八重桜だ。八重桜はソメイヨシノなどに比べ花数は少ないが一つ一つの花が大きく存在感が強烈だ。

  

 我が家唯一の桜、枝垂れ八重桜だ。青空の下で咲く桜、何とも美しい。今年の桜の見納めか。

  

 今回はサクラの他、木の花を集めた。これも散歩道で咲いていた。ハナモモだ。ハナモモは花の色が混じるため華やかさが増す。隣の揖斐川町の”町の花”だ。揖斐川町内を流れる用水路沿いのハナモモ、今が見頃だろう。

  

 こちらはジュンベリーの花だ。この後、ブルベリーより幾分小ぶりの実がなり、赤から黒ずんでくると食べごろになる。毎年、食べ時はヒヨドリと競う。昨年は網を架けたが負けた。今年は・・・。

  

 利休梅が満開になった。木の花々は蕾から花、新緑そして実りまで楽しませてくれるものが多い。利休梅は食べられないものの六角形の実がなる。どこまでも楽しい。

  

 ジャコウアゲハ、やっとサナギから生まれたばかりを捉えられた。蝶は生まれる前にサナギの中で羽が色づくのか黒くなってくる。そして先ず、頭を出し、くるっと回って頭を上部にして止まる。その時の写真だが羽は未だ折りたたんでいたときの皴が残る。これからだんだん羽が渇いてきてシャキッとした状態になる。そして2階の軒下で生まれた蝶だ。上手く掴まっている。2~3時間後には地上の草花まで飛んで来てそこでまた羽を乾かす。

   

 ところで蝶の数え方は正式には”羽”ではなく、1頭、2頭と”頭”で数えるようだ。昔、西洋で蝶を動物園で飼っていたことがあるらしいのだがこの時の数え方が他の動物と同じように”head”で書き表わされ、日本に伝わった時、”頭”と訳され、そうなったようだ。もう一つ、唱歌で”ちょうちょう”と言うのがある。♫””ちょうちょう ちょうちょう 菜の葉にとまれ・・・”と言う歌詞だ。何故、菜の花でなく菜の葉なのか。???だ。当然、密を集める時は花である。菜の花と言えばモンシロチョウが前提の歌詞のようだが、モンシロチョウは菜の葉に卵を産みつけるらしい。この歌詞で菜の葉としたのは卵を産み付けるところを想定したか。今にしてわかる面白い話である。

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