花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

3月31日(旧2月29日)七十二候 春分末候 雷乃発生(かみなりすなわちこえをはっす)ショカッサイ トサミズキ 

2022年03月30日 | 景色

  桜の季節、岐阜市は28日に満開が報道があった。が、花冷えとはよく言ったもので今週は比較的寒い日が多いそして曇り、花曇りと言うやつだ。桜の開花状況だが我が里は山沿いの地と言うこともあるか、ソメイヨシノはまだチラホラから3分咲きぐらいの木が多い。写真は彼岸桜と我が里で最も早く咲くと思っているソメイヨシノだ。

  

 我が家も草花・木の花が多く咲き始めた。蕗が今やここまで伸びて花を咲かせた。紫色の花はショカッサイ(諸葛菜)だ。ムラサキハナナ(紫花菜)の別名もある。ユキヤナギ・サンシュユそして椿も揃ってここまで咲いた。

  

 トサミズキ(土佐水木)が満開になった。四国特に高知県に山地に自生するようだ。マンサク科で水を多く含んでいると言う2つを合わせ、この名になったようだ。奇妙な花の形に見惚れる。

  

トサミズキは四国そして、これは中部地方に多くあるシデコブシだ。花弁の数が多く、花によってその枚数は異なる。ハナミズキの花と奇妙さを比べれば、このシデコブシに軍配が上がりそうだ。

  

 見落としていたがオウレンも咲いている。漢名”黄連”を音読みした名前で小さいがしっかりした形状の花が咲く。生薬”黄連”になる。

  

 春に待つ花は幾つもあるが草花では雪割草そしてこの花カタクリもだ。カタクリは2つの葉が出ないと花茎が出来ない。こぼれた種子からだんだん増えてきた。どちらも欅の下で咲いた花だが、こぼれた種からの花も咲いたか2つの花弁が重なっている、もったいないと思ってしまう。

  

明日は3月31日、3月も終わり新年度が始まる。七十二候は春分末候 雷乃発生(かみなりすなわちこえをはっす)だ。雷がなり始める頃の意だが、春の雷は雨を呼ぶ兆しとして喜ばれたようだ。が、歳時記では雷はやっぱり夏の季語だ。春に雷を読む場合は”春の雷”、”春雷”、もう一つ“虫”出しの雷”と言う季語がある。啓蟄の頃の雷の意味からのようだ。雷が最も怖かったのはゴルフの時だ。何と言っても避雷針となりそうなスチールあるいはカーボン製の棒を振り回しているのだ。今でも鮮明に思い出しのは同僚が打とうとした瞬間、雷鳴がありクラブを放り投げて芝生を駆けてきた姿だ。音が鳴った時にはもう遅いのだが・・・でも、そりゃそうなるわな。

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七十二候 春分次候 桜始開(さくらはじめてひらく)団扇の木(ウチワノキ) 山茱萸(サンシュユ) 彼岸桜など

2022年03月25日 | 景色

 マンサク・ロウバイそして梅と続いた春の木々の花。春分の日を過ぎ”春爛漫”の季節が近づいた。青空に枝垂れ梅のピンクが、小梅は白い花が輝いている。

  

 ポツポツと咲いていたリュウキンカも広がりを見せ、近くでクロッカスがポツッと一つ咲いている。

  

 雪割草はこれ以上は無理、と言いたげに競り合いながら花を咲かせる。

  

 こちらはウチワノキだ。名前の由来は実の付き方が団扇に似ていると言うことらしいが・・・。ウチワノキの向こうにはクリスマスローズが広がっている。

  

 こちらはベランダからの景観だ。一番奥に山茱萸、手前に椿とユキヤナギが並ぶ。山茱萸の奥には他家の木だがプラムのようで間もなく白い花を付ける。椿以外はまだ咲き切っていないがプラムの加えての光景は美しい。そして、雨の日の山茱萸だ。

  

 山茱萸はこんな花。まだ蕾が多い。

  

 そして、桜だ。岐阜市のソメイヨシノの開花宣言があったのが21日。ここらはチラホラと言うところだろうか。今年は殆ど同じ時期の開花となった河津桜・彼岸桜・寒緋桜が先陣を切って咲き始めている。これは隣家にある桜、河津さくらと聞いている。

  

 そして近くの小学校にある寒緋桜。今はない表現だが”咲き初め”と言うところだろうか。

  

 そして熊野神社にある彼岸桜だ。こちらは5分咲きだ。

  

 明日3月26日(旧2月24日)は七十二候 春分次候 桜始開だ。今年はソメイヨシノ以外の寒緋桜・彼岸桜などの開花が遅く、ほぼほぼソメイヨシノと同時期となった。また梅の開花が例年に比べ2週間程度遅く、桜と梅の競演と言う珍しい年になった。我が里では7,8年ぶりの出来事だ。桜が咲く頃になると私はいつもこの歌が思い浮かぶ。♫”春がきたかよ 街にも山にもサ 桜咲いた咲いた ステテコシャンシャン どんぶりばちア 浮いた浮いた ステテコシャンシャン・・・”。調べて見ると昔からある唄のようだが、松の木小唄が大ヒットした二宮ゆき子さんが2007年にレコーディングしていた。 このご時世、ビール片手に口ずさみながら桜の下を歩きたいと思ってしまう・・・(でも、今は飲めへんなー)。

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3月21日(旧2月19日)二十四節気 春分 七十二候 春分初侯 雀始巣(すずめはじめてすくう) ミツマタ カタクリ

2022年03月20日 | 果実・花

 明日は春分の日。ここに来てやっと梅が見頃を迎えた。玄関先のこの梅は例年なら3月初めに咲く。例年に比べ2週間ほど開花が遅れたようだ。

  

 先日、白い花の水仙を紹介したがフェンス沿いで、白い花に混じり黄色の水仙がポツポツと咲いている。そして池の傍にはまとまって咲く黄色の水仙がある。花も茎も小さい。ミニ水仙のようだ。

  

 ミツマタの花が鉢の中で咲いた。このミツマタ、実は枯れかけていた。女房が気づき早めに植え替えたのが良かったようで何とか持ち直した。

  

 フェンスの外側でも春先の花が咲いている。タンポポだ。近年、外来種も多いが我が家の土手は全部”日本のもの”、女房の誇りだ。隣ではレンゲがほほ笑むように咲いていた。

  

 さて、待ちかねている花が芽を出ているかと探しながら歩く。”あった!”、カタクリだ。花の蕾も付いている。カタクリは1葉では花が付かず2葉になって初めて花茎が出来る。2つ並んでいるが手前の方は1葉で今年は花芽がない。そして利休梅にも花芽を発見した。この木、こぼれた種の自然生えだ。今年、初めて花芽が付いた。楽しみが一つ、増えた。

  

明日21日は二十四節気の立春と立夏の真ん中に当たる春分の日だ。春ど真ん中と言う頃だ。よく知られた昼と夜の長さが同じでこれから夜が短くなり、昼の方がどんどん長くなる。この傾向は夏至まで続く。二十四節気で祭日はこの春分と秋分の日だけだ。祭日は古くからの宮中行事から来ているようだ。春分の七十二候初侯は雀始巣”すずめはじめてすくう”だ。これも何となく意味が推測できるがスズメが枯れ枝等を集めて巣作りを始める頃の意味だ。スズメの他、近くでヒヨドリ・キジバトそしてモズも巣を作る。高い木だがカラスも同時期だ。カラスに狙われるのは棕櫚(しゅろ)だ。棕櫚は池に入れて金魚・メダカの卵が付けるのに使っている。これをカラスは狙って来る。また、カラスは金魚・メダカ自体も襲う。囲いは作っているが過去に何匹か盗られた・・・。♫カラス、なぜ鳴くの カラスの勝手でしょ”とは見逃せない。カラスとの戦いは間もなくゴングだ。

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3月15日(旧2月13日)啓蟄末候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる) ヒヨドリの行水 雪割草

2022年03月14日 | 景色

 水温む春、と言うところだろうか。手水鉢の水が波立っている、ヒヨドリだ。鳥は冬であろうが羽に付く虫などを払うため行水をする。でも寒空の水しぶきは頂けないが春先、暖かくなったころの水浴びには見惚れる。

  

 春を告げると言われる福寿草、暖かくなった今が一番、花数が多いように感じる。

  

 椿も今が旬、葉陰に・青空の下で沢山の木が花を付けている。

  

 玄関先の花瓶にも椿が来ている。

  

 そして春告草の1つ、雪割草が咲き始めた。毎年、花数が増えている。他の場所にも移植したい気もするが根が深く、容易ではない。当面、ここで蔓延ってもらおうと思っている。

  

明日15日は啓蟄末候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)だ。菜虫とはアオムシのことでモンシロチョウ・モンキチョウなどに生る。まだ、蝶は飛んでいないがこの暖かさが続けば間もなくだろう。蝶は面白い性質があり、幼虫の頃に食べるものが決まっている種がある。菜虫(青虫)は主としてキャベツ・菜花などアブラナ科の植物を好む。我が家で育つようになったジャコウアゲハは堅物でウマノスズクサと言うあまり知られていない植物しか食べない。蝶の幼虫が全て決まった植物しか食べないわけではない。アゲハ蝶でもキアゲハは柑橘類の葉などに卵を産み付ける。蝶の幼虫は種類により好むものが違うようだ。私も子供の頃は好き嫌いが多かった。春菊・パセリ・ミツバ・人参等々、匂いのきつい野菜は食べられなかった。最も困ったのは巻きずし。色合いが綺麗とかで赤い人参・緑の植物として春菊・ミツバなど苦手なものが多く使われていた。どうするか、先ずは巻きずしの端の方で出来るだけ苦手なものが入っていないものを探す。次の手段は箸を使って苦手な野菜を押し出す。困ったのは突き出して取った野菜を隠すとところだ。その場しのぎで障子の穴の向こう側に落とし、その場を凌いだ。当然、直ぐに犯行はバレる。”何ちゅう、奴や”と叱られ、そして笑われた。

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3月10日(旧2月8日)啓蟄次候 桃始笑(ももはじめてさく) 梅の開花 福寿草 クリスマスローズ 水仙

2022年03月09日 | 出来事

 3月も半ばに差し掛かった。岐阜市の平均最高気温は13.7度とか、流石に暖かくなった。が、まだ朝夕は冷える、更には三寒四温がある。裸木に朝日が上る。木はカツラだ。

  

 やっと多くの梅の木で開花が始まった。今年は例年に比べ2週間程度遅いように思う。七十二候風で言うと”梅始笑”と言うところだろうか。北方、遠くの山にはまだ雪が残る。

  

 散歩道での梅だ。右側は小梅だったように思う。

  

 福寿草も多くの花が咲いている。福寿草は朝に開き始め、夕には花弁を閉じる。行儀のよい花、と思うのは私だけ?

  

 クリスマスローズ(レンテンローズ)が咲き始めた。どの花も下向きに咲く控えめな花(?)だ。

  

 積雪で気が付かなかったが水仙も多くの花が咲き始めていた。

  

 明日は啓蟄次候 桃始笑(ももはじめてさく)だ。今年はまだ”梅始笑”時期だから桃はまだ咲いていないように思う。桃は梅の花弁より大きく、開花が待ち遠しい。肺炎を告げられ、安静状態を2週間続けた。気温の上昇に誘われ、昨日始めて少し歩いてみた。肺に負担をかけないため、ゆっくりゆっくり歩いた。肺は問題なかったが足が付いてこない。調べてみると安静にしていると筋力は1週間で10~15%落ちると書かれていた。2週間だから20~30%落ちたと言うことか。”歳も歳、無理しないで”と言われることが多いこの頃だがこれが難しい。どれぐらいが無理しない範囲なのか判断がつかない。多少、頑張らないと筋力は戻って来ないように思うし・・・。”悩んでいる”と言うと”他に悩むことないの”と言われそうだし・・・。♫春よ来い 早く来い 歩き始めたホウさんが・・・。

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