昔と言う程、遠いことではないがそう表現することが正しいような劇的な変化である。カラオケは選曲本を見て、好きな曲を選んでいた。電子目次本に変わり始めてまだ15年もならないのだが遠い昔の気にする。
その前の技術革新である通信カラオケが発売されたのは1991年だったと記憶する。それまでは直径30cmのビデオディスク(VD)に24~30曲前後の曲が収納されているものを使用していた。24曲のためカラオケ店ではVDを200枚近く保有、大変なコスト・スペースである。それでも曲数は5000曲前後ある。曲数が飛躍的に増え始めたのは通信カラオケになってからである。各社間でカラオケ機器で歌える曲数を競い合ったのもこの頃である。
歌が印象に残る・好きになるは色々ある。歌っている歌手が好き・曲が好き・全部好きなどなど・・・。私の場合、曲は言わずもがなだが歌詞あるいは一部のフレーズが好きになることも多い。全体を通し最も好きなのは”♫よこはま たそがれ ホテルの小部屋 くちづけ 残り香 煙草の煙 ブルース 口づけ 女のなみだ あの人は行って行ってしまった あの人は行って行ってしまった もう帰らない”。よこはま・たそがれ、五木ひろし氏の歌である。切れ切れの言葉を並べる積もりだったかどうかはわからないが、歌詞の一語ごとに情景が次々と浮かぶ。。山口洋子さんの詩である(作曲者 平尾昌晃氏)。残念ながら2014年に亡くなられた。直木賞作家でもある。
ピンクのネコヤナギが開き切ろうとしている。そんな傍らで珍しい黒のネコヤナギが出始めた。また、北東の角ではトサミズキ(土佐水木)が満開に近い。