♫”夜咲くネオンは嘘の花 夜飛ぶ蝶々も嘘の花 嘘を肴に酒をくみゃ 夢は夜ひらく”。曽根幸明作曲、石坂まさお作詞で藤圭子さんが歌った”圭子の夢は夜ひらく”の4番の歌詞である。
”夜咲く花”の言葉に胸が騒いだのは何時だっただろう。 ”・・・そんな昔もありました 思い出してはまた涙 夢は夜ひらく”。中村泰士・富田清吾作詞で園まりさんが歌った”夢は夜ひらく”にはこんな歌詞もある。藤圭子さんは1970年、そして園まりさんは1966年に出した歌である。
夜に咲く花は幾つかあるがどれも美しい。写真1、2はユウスゲ(夕菅)である。左は今年初めて見る花で2~3日前の夜9時頃に撮影した。そして2枚目の写真は今日夕方6時前に写したものである。一夜花で朝には閉じる。写真3はこの頃、毎晩次々と咲く月見草である。こちらは早朝にはピンク色に変わり、だんだん閉じていく。懐中電灯をかざしながら見る花は楽しい。
もう一つこの時期、夜に胸が騒ぐ事がある。ホタルである。今年は家の周りでよくホタルを見ると思っていたら隣人が教えてくれた。隣家との間にある水路にホタルが育ったようでそこでは乱舞まではいかないが多くのホタルが舞っているのを見ることが出来る。
昨晩は玄関先で光っていた。写真4はカシワバアジサイである。よく見ると花にホタルが見える、ヒメボタルのようだ(写真上部)。ホタルの寿命は長いもので1週間と短い。儚い命ながら精一杯生きていることを感じさせる光である。