近年は6月梅雨の頃から暑さを感じる。地球温暖化と言うこともあるが年齢とともに耐性の減少も大きく影響しているのではないかと寂しく考える。”エアコンの世話にならなくとも夏を越せた”、”眠るときもそうだ”などと騒ぐ御仁もいる。と言う私もその一人である。無理せずと思うのだがまだ時々、立ち向かいたくなる。結局、寝込むことになるのだが・・。これを癒してくれる花が咲いた。写真左は檜扇(ヒオウギ)である。何とも可憐な花である。先日、写真右の姫檜扇(ヒメヒオウギ)を紹介したが全く違う花に感ずる。
暑い夏、花にも涼を求めたくなる。”名前だけ”だが秋の7草が咲き始めた。写真左は桔梗そして右は萩である。今年は紫色の桔梗を見ていない。ハギは門の傍で道路に突き出すように枝が伸び、花を付ける。邪魔にならないかと毎年、気を遣う。毎年なら術を施せば良いのだが・・・暑さに負ける。
サトイモの花が今年も咲いた。もう生きているうちに見ることはないだろうと思って去年は食い入るように見つめたものだが・・・今年も咲いている。こうなると親芋を放置しておくとまた来年も咲くのでは、と思いたくなる。また来年への楽しみが増えた。
”今まで生きてきた中で一番幸せです”の名言があってから何年経つのだろう。確かバルセロナオリンピックだったから25年ぐらいだろうか。この歳になっても人生初の経験はどんな小さなことでも嬉しいものだ。昨年は地味ながらサトイモの花だった。さて今年は・・・今のところない。