花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

檜扇 萩 桔梗 サトイモの花

2017年07月28日 | 果実・花

近年は6月梅雨の頃から暑さを感じる。地球温暖化と言うこともあるが年齢とともに耐性の減少も大きく影響しているのではないかと寂しく考える。”エアコンの世話にならなくとも夏を越せた”、”眠るときもそうだ”などと騒ぐ御仁もいる。と言う私もその一人である。無理せずと思うのだがまだ時々、立ち向かいたくなる。結局、寝込むことになるのだが・・。これを癒してくれる花が咲いた。写真左は檜扇(ヒオウギ)である。何とも可憐な花である。先日、写真右の姫檜扇(ヒメヒオウギ)を紹介したが全く違う花に感ずる。

    

暑い夏、花にも涼を求めたくなる。”名前だけ”だが秋の7草が咲き始めた。写真左は桔梗そして右は萩である。今年は紫色の桔梗を見ていない。ハギは門の傍で道路に突き出すように枝が伸び、花を付ける。邪魔にならないかと毎年、気を遣う。毎年なら術を施せば良いのだが・・・暑さに負ける。

   

サトイモの花が今年も咲いた。もう生きているうちに見ることはないだろうと思って去年は食い入るように見つめたものだが・・・今年も咲いている。こうなると親芋を放置しておくとまた来年も咲くのでは、と思いたくなる。また来年への楽しみが増えた。

”今まで生きてきた中で一番幸せです”の名言があってから何年経つのだろう。確かバルセロナオリンピックだったから25年ぐらいだろうか。この歳になっても人生初の経験はどんな小さなことでも嬉しいものだ。昨年は地味ながらサトイモの花だった。さて今年は・・・今のところない。

        

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虫・サナギから蝶へ ジャコウアゲハ

2017年07月08日 | 出来事

子供の頃の夏休み、楽しみの一つにセミの幼虫を探して採って来ることがあった。夏の夕暮れ、桑畑で葉の裏を覗き込み探す。いつも3、4個の収穫はあった。セミは幼虫が土から出て葉に掴まるとその夜には成虫のセミになる。

女房殿がジャコウアゲハの幼虫を持って帰ってきた。ジャコウアゲハの幼虫が好きな植物ウマノスズクサに這っていたので間違いないと自信を持っていた。ウィキペディアで虫を調べるとどうもそのようだ。3つは外で2つは家のかごの中で蝶になるのを楽しみに待つ。蝶の虫はセミとは異なり先ずさなぎになる。この状態が続くこと約2週間、だんだんサナギが黒くなって来たと思っていたら、蝶が生まれた。下の写真2枚が生まれた直後のそれである。左のサナギが蝶になったが右は未だである。楽しみにしていた変わる瞬間は残念ながら見逃してしまった。

        

蝶はくちゃくちゃの羽で生まれる。そしてぶら下がったままでいることで羽が伸び固まってくる。ぶら下がること約半日、やっと飛び始めた。1羽は早すぎたか尻尾の羽が折れていた。

下の写真左は家の外で蝶になった1羽である。夜8時ごろに生まれた蝶は明くる日の朝、見に行った時にまだこの姿勢で留まっていた。羽が固まったか10時ごろにはもう飛び立っていなかった。写真右はその2日後、近くのイチジクの葉に留まっていたジャコウアゲハである。家の周りで遊んでいるのが嬉しい。

        

下の写真左は家の中で育った2羽目の初日、ベランダの網に留まり休んでいるところである。この後、3時間後ぐらいに飛び立った。写真右はそのころに偶然に見かけたキアゲハである。これに比べるとジャコウアゲハは少し小さい。

         

こうして、女房が虫を持ち帰ってから約一ヵ月の虫騒動は終了した。1つ、思わぬ出来事があった。ある朝、女房が”車の中に蝶がいる!”と飛んできた。調べてみるとこれもジャコウアゲハだった。どうも虫を持ち帰って来たときに逃げ出し、車の中で蝶になったようだ。ちゃんと育ち、めでたし、めでたしである。

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