花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

モクレン アミガサユリ アーモンド アンズ 土佐ミズキ カタクリの花

2023年03月30日 | 果実・花

 前回紹介したシデコブシは辛夷(コブシ)の仲間だがこちらはモクレンだ。コブシは白い花だがモクレンはハクモクレンと呼ばれる白い花と写真のような葉裏が紫色のものとある。

  

 アネモネが咲き始めた。アネモネは球根で鉢植えが多いと思うが欅の根元で直植えされている。何の手入れもないが毎年、ちゃんと咲いてくれる。昔好きだったグループ”ビリーバンバン”に”悲しみの中で”(1970年発売)と言う歌がある。♫”ひなげしの花を散らしたのは誰 それは通りすぎた冷たい風・・・”で始まり2番で♫”ちょうちょの羽をきずつけたのは誰 それは突然の はげしい雨・・・君の好きなアネモネの花も 今では涙で僕にはみえない”。別れの歌だったように思うが美しい歌詞だった。

  

 今年も柏の木の根元でアミガサユリ(別名バイモ)が咲き始めた。アミガサユリも宿根多年草だ。毎年、忘れずここで芽を出し咲いてくれる。

  

 ピンクの大きな花が気に入り、一昨年に苗木を植えたアーモンド。昨年は1,2輪の花だったが今年はここまで花を付けてくれた。

  

 そして、こちらは土手で咲くアンズだ。杏子は小さい木の時に多くの実を付けると枯れることが多いようで何本か枯らした。今年ことは実を少なくして、と思うのだが適度の状態に摘果するのは・・・勇気が要る。でも、今年こそは。

  

 冬から春の庭先、我が家での黄色い花は蠟梅、山茱萸そしてこの花土佐水木(トサミズキ)と続く。遠目にもキレイな花だが一つ一つ見るのも楽しい花だ。

  

 欅の根元そして北の土手でカタクリの花が咲き始めた。例年に比べ、今年は少し早いように感じるがもうすっかり花弁も反り返っている。”森の妖精”の異名を持つ花、美しく楽しく花だ。

  

 かたくり粉は元々はこのカタクリからとるでんぷん粉だったため、そう呼ばれている。 カタクリの自生数(じせいすう)が激減(げきげん)したため、現在ではかたくり粉はジャガイモのでん粉を使用している。カタクリは澱粉として優れており滋養によいことから薬用としても用いられており、”片栗澱粉”という生薬となる。根茎が滋養強壮、解毒緩和剤として使用されて来ているようだ。

 

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2023年桜 岐阜大津谷 熊野神社他

2023年03月24日 | 景色

 今年の桜は本当に早い。全国3番目の開花宣言が3月16日にあった。が、その後も暖かい日が続き、明日(3月25日)には満開になりそうな勢いだ。近くの宮地小学校の桜だ。緑の葉を持つ桜は四季桜でこんな花が咲いている。

  

 ヤマザクラも植わっている。”花より葉が先”と言われるヤマザクラ、葉の色もキレイだ。咲くのが早いヤマザクラ、もうかなり散っている。

  

 熊野神社鳥居を際立たせるように咲く桜だ。明治時代に実施された廃仏毀釈の名残で鳥居の中に鐘楼だけが残っている。小学校の校庭もそうだがこの熊野神社のソメイヨシノはもう散り始めているようで広場が花弁で白く見える。

  

今日3月24日、朝の大津谷だ。花弁をアップしてみるとまだ蕾がある木もある。明日には殆どの木が満開になりそうだ。

  

 砂防ダムの水が流れ落ちる所に大きな枝垂れ桜の木がある。一番い良い場所を占めている。

  

 車が通れる北側の道沿いには木が行儀正しく並んでいる。

  

 郷のヤマザクラはもう散り始めているが山間に見える桜は今が旬。山を次第に上って行く。谷川沿いの道には桜並木が続く。上り始めて最初に感動する場所だ。

  

桜の見ごろは開花が始まって3日間ぐらい経過した時期から1週間ぐらいだろうか。昨日は大雨だったがまだ満開前だったので被害は少なかったようだ。大津谷の桜は今が見頃、来週の水曜日ぐらいには散り初め、そして4月初めには・・・今年の桜の状況だ。

”初桜折りしも今日はよい日なり”、松尾芭蕉の句だ。”散る桜残る桜も散る桜”と言う句もある。良寛和尚の哀愁漂う辞世の句だ。

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 小彼岸桜 沈丁花2色 シデコブシ 山茱萸とユキヤナギ 生薬山茱萸

2023年03月23日 | 果実・花

 今年はソメイヨシノの開花が何時になく早い。岐阜県は全国3番目の開花宣言が先週末にあった。写真は近くの熊野神社に咲く小彼岸桜、横はやぶ椿だ。神社のソメイヨシノも咲き始めている。満開は週末から来週初めの予報だ。

  

 沈丁花がほぼ満開になった。強い香りのする”三大香木”と言うのがあるがこの沈丁花はその一つだ。後の2つは夏のクチナシ、そして秋の金木犀と続く。

  

 こちらは先のピンク色より少し遅れて咲き始めた白い沈丁花だ。ピンク色は華やかさがあり、白色は清楚さを感じる。

  

シデコブシ(四手辛夷)の花がここ数日の暖かさに誘われたか一気に咲いた。見るからに楽しい花弁だ。中部地方にしか自生してないようで北限は岐阜県恵那市辺りのようだ。

  

 山茱萸(サンシュユ)が満開になった。山茱萸は小さい花がたくさん咲くためか遠くからでもよく映える。右側から椿、そしてベランダからはユキヤナギとのコラボが美しい。

  

 ユキヤナギは小さい花が枝に並び咲く。これが遠目にはえだが枝が雪を被ったように見える。山茱萸はポンポンと塊で小さい花が集まっている。

   

 山茱萸はこの後、緑色の実を付ける。そして秋には茱萸に似た実になるがサンゴ色と言うことでアキサンゴの別名がある。山茱萸の実は熱湯で数分間茹でた後、乾燥させたものは生薬となり日本薬局方に山茱萸(サンシュユ)の名で収録されている。滋養強壮に加え頻尿・不眠症にも効果があるとされていることから我が家では干し、乾かしたものをお茶に煎じて飲んでいる。毎年、庭木の剪定をやってもらっている元同僚が昨年秋に来てくれたときにに”山茱萸の実はヒヨドリと競って収穫している”と話すと、”山茱萸の実を収穫して実用化している人は初めてだ”と言っていた。傍でヒヨドリが”そうだそうだ”と鳴いたような気がした。

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団扇の木(ウチワノキ) 木瓜(ボケ) 三又(ミツマタ) 山茱萸(サンシュユ) 黄連(オウレン)

2023年03月17日 | 景色

 日の出の時刻が6時半を回るようになり、ほぼ毎朝見られる。楽しみが増えた感じだ。写真はどちらも雲空の中の日の出だ。山並みに雲がかかり、雲の向こう側からの日の出だ。そしてもう1枚は薄曇りの中、赤い月のような陽が上る。

  

 ウチワノキが一気に咲いた。遠目にとてもキレイに見える花だ。花の後に種が出来るがこの種の袋が団扇に似ていることからの名前の花、長く楽しませてくれる。

  

 木瓜の花が咲き始めた。ボケは小さい木だが3本植わっている。毎年、この赤い花が最も早く咲く。

  

 ミツマタが満開近くなった。小さい花が集まって一つの固まりを形成している。黄色の花が鮮やかだ。

  

 何度目かの掲載になるが山茱萸(サンシュユ)がやっとここまでになった。それなりにに大きくなった木一杯の花が美しい。

  

 我が家ではセツブンソウと並び早く咲く草花のオウレン。今年は花が遅いと心配していたがここに至りやっと咲き始めた。我が家では木では山茱萸、草花ではセツブンソウとこの花オウレンが春告げ花と感じている。

  

 球春と言う言葉があるが俳句の春の季語になっている。競馬会が最も盛り上がり始めるのは4月だろうか。2月にフェブラリーステークスと言うGⅠレースがあったが4月に入ると目白押しになる。GⅠレースは中央競馬で年間26レースある。その中で2歳馬しか出られないレースが3つある。阪神JF・朝日杯FSそしてホープフルステークスだ。これらは2歳馬が月日を重ねた11月から12月にある。明けて3歳になると今度は3歳馬しか走れないレースが続く。その中で三歳牝馬しか出られないレースが4月初めの桜の時期にある桜花賞、5月のオークスそして秋10月にある秋華賞だ。牡馬三歳馬のレースは4月の皐月賞、5月の日本ダービーそして10月にある菊花賞だ。但し、これらのレースは牝馬も出走可能だ。話題になる三冠馬はこれら3レースを全て勝った馬に与えられる称号で過去に牡馬は8頭、牝馬は6頭しかいない。余談だが3歳馬しか出走できないレースはもう1つ、5月に行われるNHKマイルチャンピオンシップと言うレースが用意されているのを付け加えておく。馬が夢を持つかは?だが3冠馬は馬の夢ひいては馬主・厩舎・調教師更には騎手の夢かも知れない。この3月はこの前哨戦と言われるレースが多い。それぞれの馬は新馬戦から始まるが、明け3歳からの1年は特別な1年だろう。“馬駆ける春”が間もなく始まる、ワクワク、ワクワク。

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 郷の梅景色 日本タンポポ 仏の座 イヌフグリ ぺんぺん草 菜の花 

2023年03月09日 | 景色

 先週末に冬タイヤを通常に戻した。まだ、雪の心配がないわけではないが万一、積雪した場合でも急務は通院ぐらいしかない身、”体調悪し”で逃げれそうだし。それにしても今週初めから暖かい日が続いている。このまま桜の季節に早くなり梅との共存を見たい。今の梅のある郷の風景だ。こちらはピンクの花だ。

  

 そして、白梅。田畑の一角、梅の木が1本だけ立つ光景は良いものだ。

  

 もうタンポポが咲いている。タンポポは漢字では”蒲公英”だが、根を乾燥させた漢方薬はそのままの読み方で”ホコウエイ”の名とか。乳腺炎・化膿性疾患などに使用されてきたようだ。

  

 野には春先の草花が咲き始めている。仏の座とイヌフグリだ。どちらもよく見かける草花だが小さい花で見落としそうだ。

  

 ”近江商人の通った後はぺんぺん草も生えない”と言う格言(?)で覚えている草花スズナだ。春の7草の1種だ。そしてこぼれ花だろうか大津谷の川岸には菜の花も咲いていた。

  

 春本番を待つ景気を2つ。一つは北の山の頂上付近にはまだ残る雪を見ながら少しづつ蕾が膨らみ始めた大津谷の桜だ。これから蕾が大きくなると木全体が薄くピンクがかって見えるようになる。もう1週間と言うところだろうか。そして茶畑もだんだん薄緑色になってきた。5月初めの1番茶が待ち遠しい。

  

 以前、週刊誌で”多くの医者が飲んでいる漢方薬”が紹介されていた。その第1位は前回紹介した葛根湯だ。早めの風邪予防と言うところだろうか。そして、その次に多かったのが補中益気湯(ほちゅうえっきとう)だったように思う。効能は体の内側を補い気を増やすという意味からの名で、 疲れが取れない・朝まで残る、手足がだるいなどの疲労倦怠を改善するようだ。その時の説明ではこれも風邪をひいたときなどに良いと書かれていた記憶だ。

漢方薬の名前は読み方が難しい。私は使用することが多い”芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)”と今回の2種、葛根湯と補中益気湯の3種しか正確には覚えていない。その中で最近、継続して服用しているのが補中益気湯だ。私の風邪はウイルスではなく疲れたときに菌が暴れ出すためと聞いている。そのため、もう少し体力を向上して疲れないようにしたいの気持ちからだ。昨年末から風邪をひく回数が少ないのはこの効果もあるのかと続けている。同じような年齢の仲間に”風邪は年何回ひく?”と聞くと”年に何回! 普通ひかへんで1回ひくかなー”だって。2ヶ月ひかなかった、と喜んでいる私は・・・。

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