前回紹介したシデコブシは辛夷(コブシ)の仲間だがこちらはモクレンだ。コブシは白い花だがモクレンはハクモクレンと呼ばれる白い花と写真のような葉裏が紫色のものとある。
アネモネが咲き始めた。アネモネは球根で鉢植えが多いと思うが欅の根元で直植えされている。何の手入れもないが毎年、ちゃんと咲いてくれる。昔好きだったグループ”ビリーバンバン”に”悲しみの中で”(1970年発売)と言う歌がある。♫”ひなげしの花を散らしたのは誰 それは通りすぎた冷たい風・・・”で始まり2番で♫”ちょうちょの羽をきずつけたのは誰 それは突然の はげしい雨・・・君の好きなアネモネの花も 今では涙で僕にはみえない”。別れの歌だったように思うが美しい歌詞だった。
今年も柏の木の根元でアミガサユリ(別名バイモ)が咲き始めた。アミガサユリも宿根多年草だ。毎年、忘れずここで芽を出し咲いてくれる。
ピンクの大きな花が気に入り、一昨年に苗木を植えたアーモンド。昨年は1,2輪の花だったが今年はここまで花を付けてくれた。
そして、こちらは土手で咲くアンズだ。杏子は小さい木の時に多くの実を付けると枯れることが多いようで何本か枯らした。今年ことは実を少なくして、と思うのだが適度の状態に摘果するのは・・・勇気が要る。でも、今年こそは。
冬から春の庭先、我が家での黄色い花は蠟梅、山茱萸そしてこの花土佐水木(トサミズキ)と続く。遠目にもキレイな花だが一つ一つ見るのも楽しい花だ。
欅の根元そして北の土手でカタクリの花が咲き始めた。例年に比べ、今年は少し早いように感じるがもうすっかり花弁も反り返っている。”森の妖精”の異名を持つ花、美しく楽しく花だ。
かたくり粉は元々はこのカタクリからとるでんぷん粉だったため、そう呼ばれている。 カタクリの自生数(じせいすう)が激減(げきげん)したため、現在ではかたくり粉はジャガイモのでん粉を使用している。カタクリは澱粉として優れており滋養によいことから薬用としても用いられており、”片栗澱粉”という生薬となる。根茎が滋養強壮、解毒緩和剤として使用されて来ているようだ。