花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

朝焼け 欅と虹 モチと棒樫の剪定 椿と山茶花 ヒサギ(楸)

2023年11月30日 | 出来事

 日が短くなり、日の出前の朝焼けを見える季節になってきた。今週月曜日(11月25日)の岐阜市での日の出は6時40分、日の入りは16時40分と昼間がちょうど10時間になった。これから更に日の出は遅く・日の入りは早くなる。記憶では冬至の日の出は7時に迫る時間になる。

  

 伸び放題に広がった剪定前の欅だ。門の傍に植えたこの1本のこぼれ種で手前に少し見える欅の他、今は8本が育っている。その欅の向こうに虹が掛かった。今どきの虹は区切りがはっきりせず、ぼんやりとした色合いで下部だけの場合が多い。アーチまでには殆どならない。

  

 10月に入ってから土日は時雨る日が多く、毎年頼んでいる剪定が延び延びになっていたが11月半ばにやっとできた。最初の写真はやってもらった後モチノキだ。虫が付いていたと言うことでかなり葉を落としてくれた。そして、私がちょろちょろと切った棒樫だ。こちらは9本並んでいる。

  

 今冬、2番目に咲いた椿が多くの花を付け始めた。今年はヒヨドリが花弁を食べに来ないのでキレイだ、と思っていたが花が多くなって気づいたか今は2羽で来ている。山茶花も早咲きの椿に遅れること2週間で咲き始めた。

  

 冬に咲き始める草木があれば冬眠に入る木もある。写真は逆光で撮ったヒサギである。ツバキは椿、ヒイラギは柊。では夏と秋は、となるが榎(エノキ)とこの楸(ヒサギ)だ。子供のころに実のなった榎も近年、あまり見ないが楸は更に珍しい。

  

 子供のころは野に生えている木の実をよく採りに行った。ビワもクルミも育てられているものではなく、野生のものを採って食べた、サルみたいに。そして夏の終わりごろからはムクとエノキの大木に上り、採ったものだ。エノキでは忘れられないことがある。悪ガキ3人で木に上って遊びながら食べていた時、背でもたれていた途中で切られていた枝が腐っていて折れた!当然、後ろ向きに落ちた。一瞬、何が起こったかわからなかったが落ちた下にあった太い枝を頭をが下に抱えていた(多分、逆様のコアラ状態)。恐怖はその後だ。地表は女竹(めだけ)で覆われていたのだが地面から1mぐらいで斜めに切られていた。落ちていたら串刺し!木の上で足の震えが止まらなかった。

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紅葉(沙羅・錦木・欅)ツワブキ サフラン ムベ アサガオ 椿

2023年11月17日 | 果実・花

 暑さが続いたため紅葉・黄葉が遅れている、のニュースをTVから流れ聞く。我が家も例年より遅いのか、と考えるが???。”昨日のことなら覚えているが1年前だからねー”。でも、今年も紅葉は沙羅・錦木から始まった、例年通りだ。欅の黄葉は例年より美しい気がする。

  

 紅葉・黄葉の木の下に広がる花がある。ツワブキ(石蕗)だ。初冬の庭に咲く数少ない花の一つだ。

  

 棒樫の剪定は小さい方の三脚に上り、行う。切り落とした枝の落ちる先に紫色の花が見える。サフランだ。サフランは漢字では”番紅花”と書く、クイズぐらいでしか見ない漢名だ。サフランの花は色合いが美しい。薄紫の花・紅い雌しべそして黄色の雄しべ、何とも綺麗な花だ。蕾も楽しい形だ。

  

 ポポーで始まりアケビそして最後の実ムベ(郁子)が完熟状態になってきた。先日、NHKの朝のニュース番組で紹介されていた。種が多いのが厄介な実だが甘くてとても美味しい。種ごと口いっぱいに頬張り、モゴモゴと種から実を剝がすようにして食べる。不老長寿の実と聞くがこのモゴモゴが良いのかも。

  

 前々回ぐらいに紹介したアサガオ、今も全盛を誇っている。今年は暖かい日が続いたため薪ストーブの火入れが11月10日と例年に比べ1週間ほど遅かった。アサガオの後ろに積んだ薪は今冬燃やす予定の薪で、これを燃やし横に積む薪を入れたい。薪はまだ、他の棚にもあるから良いのだが・・・何となく落ち着かない。

  

 アサガオが残る中、椿が咲き始めた。椿は多種多様な花で早いものは9月終わりぐらいから咲き始めるのもあるが明けた2月終わりぐらいに初めて咲くも椿もある。

   

 咲く時期がばらばらのためか七十二候には椿は登場しない。その代わりだろうか、サザンカがある。七十二候11月7日~11日に”山茶始開”とある。”つばきはじめてひらく”の意味だがここで言う山茶は山茶花(サザンカ)のことだ。我が家のサザンカも蕾の先に赤い色が見え始めた。椿・山茶花の花が雪を頂く、正しく冬と言える光景が見えるのも間もなくだ。

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金木犀 ホトトギス ウコン 老爺柿 雄柿と雌柿 呉茱萸(ゴシュユ)

2023年11月06日 | 果実・花

 夏日に近い暑さが続いている。が、寒がりの私には嬉しい暖かい秋だ。真夏の猛暑が木々にも影響を与えているか、今年は金木犀もたくさんの花を付けた。

  

 白いホトトギスの花に続いて花の語源となっている不如帰の羽根模様の花が咲き始めた。白い色ではピンとこないホトトギスの花、やっぱりこれが良い。

  

 長い花茎そして白い大きな花が玄関前に置く花瓶と言うより筒に刺されている、ウコンの花だ。ウコンと言えばお酒を思い出す。2日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解しやすくすると言うことで、飲み会の前に飲んで行ったことを思い出す。が、それだけでなく免疫力を高める効果もあるようだ。

  

 可愛い実がなっている、老爺柿の実だ。老爺柿は柿としては珍しく雄雌別株でこれは雄柿だ。雄柿はたくさん生ることはなく毎年、ポツポツだ。

  

 こちらが雌柿だ。これも猛暑の影響か”鈴生り”と言う状態に生った。老爺柿を植えてから10数年になるがこんなに実るのは初めてだ。老爺柿の実は通常の渋柿と同じ形だが2cmぐらいしかない。もう一つ、大きな特徴は木の棘がすごいことだ。棘のある花梨・ヘビノボラズと並ぶこの場所は危険地帯だ。

  

 大きく育って来た漢方薬にもなっている呉茱萸(ごしゅゆ)の木だ。漢方薬No31呉茱萸湯として販売されている。雌雄異株で雌株にはこんな実がなるが日本には雄株がなく、実にはならないようだ。

  

 頭痛持ちと言う言葉があるが私はその一人だ。偏頭痛持ちを医者に知らされたのは21歳の時だった。”偏頭痛はひどくなると死にも至る病気だから鎮痛剤を常時、携帯するように”と言われたのを今も覚え実行している。その後、偏頭痛は時々起こっていたが40歳ぐらいから、あまり出なくなっていた。が、昨年9月の秋雨前線の頃から頻繁に起こるようになった。今は毎月、予防用の注射を打っていると同時に先月の診察から漢方薬No31呉茱萸湯を飲んでいる。主に雨などの気圧変化に対応するためだ。が、飲み始めてから20日余り、雨がなく効果が定かでなかった。今日から明日にかけて雨予報、雨でも頭痛が起こらなければ良いが・・・。吉と出るか凶と出るか、賭博ではないがひたすら祈っている。

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