4~5mあるだろうか。畑でフワフワ揺れる穂がある。”幽霊の正体見たり枯れ尾花”と言うことわざがあるが、これが揺れる様も夜は不気味さがある▼写真1は畑でコスモスと共に伸びるタカキビである。写真2は2本だけ離れて大きくなったものを示す。左にあるのは2mぐらいになった台杉である。これが2mぐらいのものなのでその高さがわかる。写真3はその穂である。4月1日に掲載したホウキ作りはこの穂を用いている▼写真4は収穫した棗(ナツメ)である。写真上部に2つ茶色のものがあるが熟れて最後にはこのような色になり落ちる。生で食べた時の味は収穫し長く置いていて柔らかくなった林檎に似ている。ジャムにすると美味しい▼棗の木はするどい刺があり、実の収穫は非常に注意がいる。冬には落葉するが何者かがこの刺に虫などの昆虫類を突き刺して置いている。モズとかヒヨドリとかの鳥類ではないかと思うが再び取りに来るのは見たことがない。忘れんぼうのようである、持ち主に似るって?私と同じか。
散歩道のコースに公民館の前の駐車場と保育園との間にある道を通ると言うのがある。この道沿い、駐車場側に細長く花壇が設けられている。誰が世話にしてくれているのかいつも何らかの花が咲いている▼その花壇に咲き誇るハナトラノオ(花虎の尾)である(写真1、2)。この花、手間いらずで地下茎で広がり毎年、花が咲く。蕾を付けている様が虎の尾に似ていることからの名前らしい▼写真3は最後のブルーベリーを、と採りに行ったところ、ブルーベリーの木の根元、またまた見つけた蜂の巣である。あまり見かけない黒っぽい蜂だった。殺虫剤を”これでもか!”と言うぐらいに浴びせかけた。写真の中、蜂の巣の上・土の上に多くの蜂の死骸が見える写真4が取得してきたものである▼毛虫にやられてから蜂・アブそして蚊にさえも異常と言うくらいに反応してしまう。たかが虫、されど無視は出来ない、ダジャレかよー。
毎年、”今年が一番、暑いのではないか”と思わずにはいられないこの季節である。今年の冬の寒さも格別であったが夏も暑かった。”かった”と言うにはまだ少し早いが朝晩の空気は秋の気配を含み始めた▼花の世界もまだ夏の花、向日葵が全盛である。が、そろそろ秋に、といきたい。名前だけでもと言うことで今日の花はシュウカイドウ(秋海棠”である。春に咲く海棠の花に似ているからの語源のようだ。大きな葉の上にちょこっと咲くという感じだ。花だけでなく秋になるのが待ち遠しい▼写真3は秋の終わりに坊主に切り冬を越し、春先から伸びた青桐である。家の裏側、池田山側(西)に4本植わっている。写真4は5月16日のブログに載せた新芽である。3ヶ月でこれだけ伸びた▼広島に原爆が落とされた時、75年は草木が生えないと言われたようだ。が、爆心地から1.3kmのところにあった青桐、明くる年には新芽が出たと聞く。私の心の中では”力強く生きる”シンボルである。