雨の似合う花と言えば、最も多く票を集めるのは紫陽花だろう。我が家でも数種が咲いた。先ずは今年増えた白い紫陽花だ。この後、ピンク色に変わる。
門の横では先日、紹介した甘茶の横に2種類が咲く。白い花のアジサイ、ボンボン状の花が大きすぎて茎が持たない。今年は横に縄を張り倒れないように支えた。ガクアジサイはガクが大きく、これが目立つ。
ホタルの飛ぶ土手の紫陽花だ。ホタルが今年はあまり多くは飛ばず残念だった。来年に期待し今、金魚・メダカの水槽で育っている餌になるカワニナをせっせと下の水路に運んで撒いている。後ろの紫陽花は今年、相当切り込まないといけない大きさになった。
家のに西側の通路にも咲いている。が、日当たりが弱いか何となく弱々しい茎そして花だ。
その西側の通路、宿根スイトピーが大きくなった。フェンスを遥かに越す大きさ、3m近いだろうか。そしてその下では”ヒトリムスメ(一人娘)”の花が咲く。正式名はスイセンノウ(酔仙翁)のようだ。一つの茎に一花しかつけないことからのヒトリムスメ名らしい。
雨に似合う花、トップが紫陽花とするならNo2はこの花菖蒲だろう。今年も大きな花を付けた。その横に弱々しいながらも健気に咲く似た花がある。カキツバタではないかと思う。もう少し雨が欲しそうだ。
紫陽花は流行歌でもよく歌われている。私の好きなヒット曲は渡哲也氏が歌った”紫陽花の雨”だ。♫”弱いからだに かさねた無理を かくしていたのか 濃い目の化粧 いくども色を 変えながら 枯れて淋しく 散ってゆく 雨 雨 紫陽花の雨に 煙るおまえの 白い顔”、(遠藤実作曲・水木かおる作詞)。もう一つ、紫陽花は俳句でもよく題材となる。私が紫陽花の俳句を詠もうとすると雨・カタツムリそして色の変化が入って来る。夏井先生なら間違いなく言われそうだ。”凡人中の凡人です!”。