太陽の光もすっかり夏の暑さを醸し出す今年の5月だ。先週に続いた30度超えの暑さではないもののやっぱり暑い。2本ある沙羅の木、その一つが咲き始めた。シャラ(沙羅)は夏椿の別名がある。今年の暑さには相応しい咲き方だ。
玄関わきのフェンス沿い、フジが伸びた先にある忍冬(スイカズラ)が咲き始めた。先の写真が元々あるスイカズラの花。これが枯れ果てるかもと心配し、近くの野にあったのを採ってきて植えたのが2つ目の写真だ。同じ花でもこれだけ味わいが違う。
庭のあちこちでこんな花が咲いている、アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)だ。赤花が付くがピンク色の花、また夕方に咲くころからの名のようだが日中から咲いている。と、色々言いたくなるが花は可憐だ。
何の花?と思い聞いてみるとカスミソウとのこと。カスミソウは白い花のイメージがあるが今はこんな色もあるようだ。更に赤い花もあるとか。カスミソウは花束を作るときの必需品。花に合わせる色が多いのは良いかも知れない。
毎年、花は全く異なるが背丈・こんもりした草花で雰囲気が似た花として紹介している花だ。濃い水色の花がボリジそしてピンク色の花のコンフリーだ。50cmぐらいの背丈になり広がり、ボリュームのある花になる。背丈の割に小振りな花だ。
花咲く前のペパーミントだ。繁殖力が旺盛で地下茎で広がるため、みるみるうちに増えるため、これは鉢植えになっているものだ。玄関先にあるとちょっと摘まんで嗅いでみたくなる。
今週の話題の花として土手で探してきた草花、キランソウ(金瘡小草)だ。名前の由来は諸説あるようで紫色の花を持つ紫蘭草(しらんそう)が転訛したの説もある。何かの花に似ていると考えた。5月8日に紹介したジュウニヒトエと葉が似ている。どちらもシソ科キランソウ―属の花だ。
23日の朝ドラ”らんまん”の中で万太郎が竹雄に、”お前、キランソウに似ている”と褒める場面があった。キランソウは葉が地面に張り付くように放射状に広がる様から“地獄の釜の蓋”の言う呼び名がある。きちっとした竹雄の働く姿を見ての言葉だったが、万太郎を見守り・監視する役どころの竹雄にはピッタリのあだ名かも知れない。原作本からあるシーンかも知れないがこれをドラマに持ってきたことに感心した火曜日の展開だった。キランソウの名は忘れても“地獄の釜の蓋”は忘れない、・・・多分。