花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

冠雪 霧の岐阜市 恵那山 なた豆 シモバシラ草の霜柱 生ごみ処理箱とイタチ

2024年12月26日 | 田舎生活

 ここ4,5日、近くの山々が毎朝、冠雪してる。25日の朝の池田山(2枚目)だ。我が郷もこの日の明け方に雪が舞い初雪となった。朝一の雪景色は木々にしっかり雪が載っていて美しい。

 その日、東の方角では霧が発生していた。最初の写真、左側に見えるのが50km先の山、恵那山だ。右側が岐阜市の長良川沿いに立つ金華山で頂上左側に、信長の岐阜城が見える。2枚目はもう少し北の方角を見た写真だ。先ほどの恵那山が右側に位置している。

 ベランダに得体の知れないものが置いている。まださやに入っている豆だ。長さにして30cm近い。名前をグーグルの写真検索で調べてみた。鉈豆(なたまめ)のようだ。あまりに大きすぎるのか、食欲旺盛なヒヨドリも寄ってこない。

 先日来、雪の訪れとともに夜の冷え込みが増した。霜が降り、霜柱が出来る季節。こんな寒い朝には一つ、楽しみがある。草花のシモバシラの茎に出来る霜柱だ。シモバシラノの茎には小さい穴が連なって開いているようで、地中から吸い上げた水分がその穴からじわじわと吹き出し霜柱となるようだ。年末から1月末ぐらいまでのお楽しみだ。

 コンポストの代わりとして生ごみ処理箱を3個作って、もう10年ほど使用している。木製なので年月で傷み朽ちる。10年間、修繕に次ぐ修繕で傷んだ板の一部を補強・交換しながら耐えてきた。が、先日、耐えきれなくなり最も壊れかかっていた一つを作り直した。コンポストもそうだが生ごみをたい肥化するため、生ごみ処理箱も下部には板がなく土中に建っている。

 この下部が開いているのが獣との戦いを呼ぶ。イタチが生ごみを狙って潜入してくるのだ。上の写真はイタチが掘った穴だ。イタチに備え、外板はかなり地中に埋め込んでいるのだがイタチは更に深く穴を掘り侵入してくる。この新しい箱にももう2度、入られた。入られるとその穴周りを板・角材などで補強するのだが敵もさるもの、その補強した板などの下をさらに深く掘るか、また別の弱い場所を探して挑戦してくる。文字通りイタチごっこの戦いだ。剪定作業など今年の私の仕事は終わったと思っていたのだが・・・イタチとの戦いがまだ残っている。

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紅葉モミジ カマツカ ブルーベリー ドウダンツツジ 老爺柿 棒樫の剪定 ユキヤナギの返り花

2024年12月19日 | 果実・花

 寒くなるのが遅れたため、今年の紅葉は3週間ほど遅れている。モミジは以前に紹介した木だが、やっと散り始めた。手前にあるのはニシキギだ。2枚目のカマツカも黄色くなって来た。木の材質が堅く、昔は鎌などの柄に使用された木であることからの名で漢字では鎌柄だ。小さい実がたくさん生り赤く熟し最後は黄葉するので庭として長く楽しめると勧められ植えたのだが、実は鳥かヒヨドリの餌となりいつの間にか無くなる。

  

 こちらはブルーベリーとドウダンツツジだ。ブルーベリーは種類により実る時期がかなりズレるので長期間、実を味わえる。ドウダンツツジは前回、紹介したナンジャモンジャやモミジと同じ場所に植わっている。紅葉・黄葉する木をまとめたようだ。

 これも以前に紹介した老爺柿だ。最初が雄柿で2枚目が雌柿だ。老爺柿と記したが正しくは老鴉柿のようで、雌柿が黒く熟することからカラスになぞられて命名されたとのことだ。老鴉柿は雄木は常緑種で雌木は落葉樹。雌柿は葉が散り尽くし、黒く熟しつつある雌柿だけが見える。長く楽しめる木だ。

 茶の木を1本だけ植えている。収穫用のお茶の木のように刈り込まないため、今頃から多くの花を咲かせる。お茶の木はツバキ科ツバキ属の木で、晩秋から冬に掛けて花を付ける。椿に比べると花数は多いが花は小さい。

 紅葉が遅れたため、まだ紅葉する木々は剪定が出来ず残っている。写真は剪定の済んだ棒樫だ。棒樫は使用方法から来た名で木はアラカシ(粗樫)だ。樫の木は硬く強い。そのため、早い時期に刈り込むと年内にまた芽吹く。10月に入れば大丈夫と教えられていて、今年は10月末に剪定した。

 間もなく冬至と言うこの時期に連なるように咲く花を見つけた、ユキヤナギだ。ユキヤナギは本来、3月以降春先に花を付ける木で例年なら今頃は紅葉している。ユキヤナギはポツポツと返り咲きの花を見ることが多いがこれほど連なって咲いているのは珍しい。

 狂い咲きと呼ばれていたが近年は返り咲き・返り花(帰り花)の言い方が使用されているようだ。この地に引っ越すまで返り咲きはとても珍しい現象と思っていた。が、桜などは何本かの木では毎年必ずと言っていいほど返り咲きの花を見る。また、このユキヤナギもそうだがプラム・桃・モクレンの他、梅の木でも見たことがある。桜は秋口に台風などで葉が散った後で暖かい日が続くと春と勘違いして花が咲くと言われている。今年は例年になく多くの花を見た。異常気象と言える今年、秋の花は彼岸花に始まり多くの花々の開花が遅れたことも影響したか返り咲きの花は多かった。また紅葉もかなり遅れた。今年は夏から冬になったようで秋が殆どなかったと言われる。老齢の身には体調管理に苦労した年になった。来年は春夏秋冬を普通に楽しめる年であってほしいと願っている。

 

 

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濃霧 冠山トンネル 徳山ダム 福井県池田町のかずら橋 池田山の初冠雪 庭のモミジ2本

2024年12月13日 | 景色

 日の出時間が7時に近づいている。日の出前に起きるナンテことを現役時代は考えたことがなかった。が、今は散歩から帰ってくる頃に陽が山稜から見え始める。冷え込んだ朝の約50km離れた恵那山、そして2枚目は岐阜市方面だ。濃霧が立ち込め、幻想的な姿に魅入られる。

  

 岐阜県と福井県を繋ぐ道路417号線に冠山トンネルが完成したのは昨年11月19日だった。それまでは冠山の山道を越えなければならならず冬季は通行止めになっていたようだ。一度、ドライブしてみたいと思いつつ1年が経過、ようやく12月2日に実行した。写真は途中、徳山ダムからの景色だ。雪山がダムの向こうに見えた。冠山はこの左方向に位置する。が、通行する道路からは頂上は見えない。

  

 冠山トンネルの中で福井県に入る。しばらく走ると能面美術館などの案内があり、休憩時間も取りたく停車した。と、そこにかずら橋の案内があるではないか。地元徳島県には有名な観光名所となっている“祖谷のかずら橋”がある。どの程度のものか興味津々で見に行った。足場は板が敷かれていて祖谷のような怖さは感じられそうにないので渡らず写真だけに留めた。

  

 12月に入って早々、池田山にも雪が積もった。初冠雪だ。今の時期の冠雪は紅葉と重なり美しい。それにしても紅葉が遅い。例年に比べ2週間以上遅れているように思う。

  

 我が家のモミジも遅ればせながらやっと見ごろを迎えた。1枚目は私が毎日の起点にするソファーから見えるモミジ。2枚目が前の通路沿いにあるモミジだ。下に見える紅葉した木はドウダンツツジ2本だ。

  

 我が家の剪定、大きい木の欅・モチ及びマキの木などはプロにお願いしているが後の木は見様見真似で私が剪定している。モミジなど紅葉する木は散るのを待ってから切る。それでも例年なら12月に入るか入らないうちには終わっているように思うのだが今年はまだこの状態。来週末ぐらいからは切り始められると思うのだが・・・今年は越年になる可能性も。正月までには、と意気込むこともないのだがやっぱりねー・・・。

 

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 モミジの紅葉 槲(かしわ)の木 椿2種 リリーの1種 枇杷のつぼみ 虹

2024年12月05日 | 果実・花

 庭木の剪定を進めている。毎年のことだが12月に入って残っていると少々焦る。常緑樹からやり始め、落葉樹に移るのだが今年はモミジなど紅葉するのが遅く、落葉樹はほとんど残っている。やっと少し赤くなって来たモミジだ。上に張り出す大きい木はナンジャモンジャ、こちらもやっと黄色くなってきた。

  

 こちらは家の西側にあるモミジで紅さが増した。奥に見えるのは剪定の済んだ槲(かしわ)の木。槲の葉は今の時期に枯れるのだが枯れても落ちず木に留まる。来春、新芽が芽吹くと安心したかのように散り始める。男の子の節句にかしわ餅で祝うのは”新しい葉が出るまで古い葉が落ちない”、ここから来ているようだ。

  

 椿がボチボチと咲き始めた。例年なら早い木は10月初旬には花を付けるのだが今年は3週間以上遅かった気がする。

  

 鉢植の花だ。ガーンジーユリの名ではないかと思う。この手の花は種々あり名前がわかりにくい。名前がわからない花はグーグルのカメラ検索で探すのだがこれに似た花はたくさんあり、”おそらく”の名だ。

  

 ビワの蕾が出来始めた。植物に関心を持ち始め、凄いと思った木の1種だ。感心するのはその強さ、ビワは今が蕾の出来る頃で12月から1月に花が咲く。木の花で真冬に咲くのはあまり知らない。そして実が見え始めるのが2月、3月から4月になればしっかりとした実になる。熟すのは6月、寒くなるころに蕾を付け、熟するまで7,8ヶ月を要する。真冬に蕾から花そして実になり熟す、しっかり味わって頂きたい。

  

 11月の終わりに虹が掛かった。手前の木はプロが剪定してくれた欅、その向こう北の方角に出来た。しゃれではなく、2時過ぎの光景だ。七十二候では虹が出始める頃が4月半ばで、虹が出なくなる頃とする”虹蔵不見(にじかくれてみえず)は11月の20日過ぎだ。これが今年最後の虹かも、と思うと感慨深い。

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