なんじゃこりゃあ!!

自然科学全般をこよなく愛するブログです。OCNブログ人から引っ越してきています。

ノーベル化学賞「クリックケミストリー」(Newtonより)

2022年11月16日 | 本と雑誌
皆さんこんにちはtatuakicadoです( ^o^)ノ
お元気でしょうか?
下呂市は今日も寒い日でした、気温は8度くらいで日は差しましたが寒かったです。温泉に入るには良い季候ですね。
先月号のNewton記事には今年のノーベル化学賞の話がありました、クリックケミストリーと生体直交科学という医薬品の分野の功績があった人に送られキャロラインブルトッツィ氏とモルテンメルダール氏とバリーシャープネス氏に送られます。
薬の合成には思わぬ副産物が生じたり高温高圧が必要だったりしました。
シャープレス氏はシートベルトをしめるようにカチッと簡単に分子同士をくっつける方法を考え「クリックケミストリー」と名付けました。
メルダール氏も同じ考え方をしておりアルキンとアジドという化学構造が銅を触媒として結合するという方法でした。これは副産物を産まず高温高圧が必要ではなく常温の水の中で結合することができます。
この方法で沢山つなぎ合わせ自然界の分子と同じ構造を再現しなくても薬としての役目を果たす物質も作り出せるのでは?とシャープレス氏は考えました。
今は新薬の開発にはクリックケミストリーが使われていて繊維やプラスチックなどにも使われています。
これをシャープレス氏とメルダール氏は触媒に使う銅を必要としないアジドとアルギンの反応を開発して発表します。
生体内には絶えず化学反応が起きていますがアジドとアルキンの化学構造は体内に存在していません、そのため生命体に入っても直接作用するわけではありません。生命内の反応を崩さず分子同士を結合すると言うことができます、これを生体直交化学と言います。
昔ノーベル賞に安全な触媒を開発した人に送られたことがありましたね、それとよく似ていますがこちらは化学物質を結合できるという画期的な方法だと言えます。
この様に薬は絶えず開発されているんですね。
さて水曜日です。
明日は木曜日、良い木曜日を。
そりでは<(_ _)>
コメント
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