島根県埋蔵文化財調査センターは13日、西川津遺跡(松江市西川津町)で、約2300年前の弥生時代前期の大溝が見つかったと発表した。昨年約15m北西で確認された同時代の溝につながると推定し、山陰最古の環濠の可能性とみている。
溝は本年度調査区の北側で見つかり、幅約2m、深さ0・8m、長さ7・5m。昨年度調査区で発見された4本の溝のうちの1本とつながっていると見られるという。大溝の中からは大量の弥生土器と石器が出土している。
溝の南側では約1800年前(弥生時代後期)の建物跡とみられる柱穴約100個を確認。大きいもので直径30~50cm、深さ50cmあり、基礎として石材を置いた柱穴も2カ所で確認された。付近からは弥生時代のものと思われる炭化米が多量に出土した。
同遺跡で、まとまった建物群が見つかるのは初めて。
現地説明会が17日(土)午前10時~11時30分に開かれる。
[参考:山陰新聞、中国新聞、読売新聞、島根県HP]
過去のニュース・情報
2010.2.24 西川津遺跡 J字形をした1800年前のガラス製勾玉が初出土
溝は本年度調査区の北側で見つかり、幅約2m、深さ0・8m、長さ7・5m。昨年度調査区で発見された4本の溝のうちの1本とつながっていると見られるという。大溝の中からは大量の弥生土器と石器が出土している。
溝の南側では約1800年前(弥生時代後期)の建物跡とみられる柱穴約100個を確認。大きいもので直径30~50cm、深さ50cmあり、基礎として石材を置いた柱穴も2カ所で確認された。付近からは弥生時代のものと思われる炭化米が多量に出土した。
同遺跡で、まとまった建物群が見つかるのは初めて。
現地説明会が17日(土)午前10時~11時30分に開かれる。
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