奈良県立橿原考古学研究所が29日、明日香村の「飛鳥京跡苑池(えんち)」(7世紀後半)で、庭園にある南北二つの池のうち、南池で東護岸(約24m)と南護岸(約6m)が出土し、東護岸では重さ2トン前後(1~1.5m大)の巨石を積み上げた池の護岸が見つかったと発表した。水深数十cmの浅い池だったとみられるが、高さ約3m以上の石組み遺構と確認され、視覚的な効果を重視した可能性が高いとしている。 南池の規模が東西65m、南北55mの5角形だったと判明した。
飛鳥京跡苑池の全体規模は推定で南北約230m、東西約120mで、池の底には石が敷かれ、島や噴水石もあった。 周囲には桃や梅、柿などが植えられていたとみられる。
また、「鳥養」と記されたとみられる木簡が出土した。
現地説明会が12月3日(土)午前10時から開かれる。
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飛鳥京跡苑池関連
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