豊橋市美術博物館は11日、同市牛川町の西側遺跡で、弥生時代中期(2000年前)の打製石器製作跡が見つかったと発表した。 弥生時代中期の石器製作跡が確認されたのは東海地方では初めて。 遺跡の周辺が長期間にわたってこの地域で中心的な役割を果たしてきたと推定されている。
確認された製作跡は縦2m、横1mの長方形の穴(深さ20cm)で、打製石鏃の製造過程で出る剥片を捨てるごみ捨て場だったとみられる。 今月上旬、直径2cmほどの矢尻や、矢尻を製作した後に残る剥片(堆積岩)を数百個発見した。
弥生時代は打製石器に代わって、磨製石器が主流になってきた時期。 縄文時代の古い製法を受け継ぐ石鏃の製造過程の破片が、これだけまとまった数で見つかるのは珍しいという。
ほかに、弥生時代後期の竪穴住居跡や集落の有力者とみられる墓も見つかった。
現地説明会は15日(日)午前10時30分と午後2時からの2回開かれる。
[参考:東日新聞、中日新聞、読売新聞]
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弥生時代は打製石器に代わって、磨製石器が主流になってきた時期。 縄文時代の古い製法を受け継ぐ石鏃の製造過程の破片が、これだけまとまった数で見つかるのは珍しいという。
ほかに、弥生時代後期の竪穴住居跡や集落の有力者とみられる墓も見つかった。
現地説明会は15日(日)午前10時30分と午後2時からの2回開かれる。
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