国立羅州文化財研究所は17日、全南霊岩郡始終面内東里にあるソントゥルボン土城(성틀봉토성)(注1)
が、栄山江流域の5世紀頃古代甕棺古墳築造勢力と関連する城郭であることを初めて確認したと発表した。
同研究所は先月9日から25日まで試掘調査を行った。 この城壁は築造当時の地表面を整えた後、その上部に磨砂土と粘性土を交互に固めた版築技法で土塁(城壁)を作った後、土塁にさらに黄色砂質粘土で覆って築造された。
特に土塁を積み上げる時、木柱を打ち込んだ溝施設を確認した。城壁の全周は約190m、高さ約1.7m、幅約10mであった。
城の築造時期は、土塁内部から5世紀始めから中頃と判断される甕棺片が出土して、城壁の版築手法と規模が百済城より古式であり、規模が小さい点、また、この土城周辺に靈岩内洞里双墳と靈岩沃野里方台形古墳をはじめとする多数の5世紀頃甕棺古墳群が散在することから、5世紀の築造とみられる。
[参考:聨合ニュース]
(注1)성틀봉の漢字表記が見当たらない。城の形をした峰というような意味か?
過去の関連ニュース・情報
2010.10.25 全南霊岩・沃野里方台形古墳 4本の木柱を立てて石室壁を築造した横口式石室墓を発見、埴輪も出土
2010.4.18 栄山江流域 全南霊岩郡・長洞方台形古墳 2次調査着手
2009.9.28 韓国・高敞鳳徳里古墳群1号墳 5世紀の百済金銅製履物出土
2009.4.3 韓国全南羅州市 永洞里古墳群 蜂の巣型古墳を確認
2008.7.25 百済時代 地方木簡 羅州伏岩里古墳群で初めて出土 製鉄所も発見
が、栄山江流域の5世紀頃古代甕棺古墳築造勢力と関連する城郭であることを初めて確認したと発表した。
同研究所は先月9日から25日まで試掘調査を行った。 この城壁は築造当時の地表面を整えた後、その上部に磨砂土と粘性土を交互に固めた版築技法で土塁(城壁)を作った後、土塁にさらに黄色砂質粘土で覆って築造された。
特に土塁を積み上げる時、木柱を打ち込んだ溝施設を確認した。城壁の全周は約190m、高さ約1.7m、幅約10mであった。
城の築造時期は、土塁内部から5世紀始めから中頃と判断される甕棺片が出土して、城壁の版築手法と規模が百済城より古式であり、規模が小さい点、また、この土城周辺に靈岩内洞里双墳と靈岩沃野里方台形古墳をはじめとする多数の5世紀頃甕棺古墳群が散在することから、5世紀の築造とみられる。
[参考:聨合ニュース]
(注1)성틀봉の漢字表記が見当たらない。城の形をした峰というような意味か?
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