歴歩

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島根県・隠岐諸島・島後島 黒曜石の旧石器や採掘跡を発見

2012年05月19日 | Weblog
 島根県・隠岐の島町教委と広島大が19日、隠岐諸島の島後島(どうごじま)で約2~3万年前(後期旧石器時代)の黒曜石の旧石器や採掘跡が見つかったと発表した。
 遺跡が発見されたのは、近年も採掘している同町久見にある海岸付近で、2007年の豪雨で採掘場所が崩れ、石器が発見された。
 黒曜石の当時の採取跡が良好な状態で残っている遺跡は、国内でも珍しいという。
 その後、08~11年に3カ所を試掘し、地下2・5~4mで黒曜石を採掘した層を確認した。
[参考:共同通信、読売新聞、毎日新聞]

過去のニュース・情報
 2011.11.3 鳥取県大山町・豊成叶林遺跡 旧石器時代の石器製作の跡や炉跡が出土
  隠岐で採れる黒曜石製のナイフ形石器(長さ3・3cm)が1点出土
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亀岡市・余部遺跡 5世紀後半の墳丘のない埋葬施設から懸垂鏡1面が出土

2012年05月19日 | Weblog
 亀岡市教委は18日、同市余部町の余部(あまるべ)遺跡から、古墳時代中期~後期(5世紀後半)の墳丘のない埋葬施設が1基見つかり、中から「懸垂鏡」1面と多数の玉類が出土したと発表した。
 埋葬施設は、縦3・75m、横1・85m(最大)。 1段下がった場所に板を組み合わせ木棺跡(縦2m、横55cm)が見つかった。 木棺外の埋葬者の頭側と思われる場所から勾玉や臼玉など玉類計50個のほか、直径6・7cmの懸垂鏡1面が出土した。
 現地説明会が20日午前10時から開かれる。
[参考:京都新聞]

過去の関連ニュース・情報
 2011.7.1 余部遺跡 弥生時代の竪穴住居の貯蔵穴から土錘28点が出土
 2008.7.29 余部遺跡 古墳時代5世紀の方墳1基を発見

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