宮崎市教委は5日、同市阿波岐ヶ原町の中須遺跡で、木製の柄がついた弥生時代中期後半(約2000年前)の石斧が県内では初めて出土したと発表した。 これまで、全体が残った石斧が出土したのは、福岡県久留米市の正福寺遺跡(縄文時代後期、4千~3千年前)だけであった。
木製の柄はアカガシの仲間で長さ70cm、最大幅9cm。 石斧の石の部分は砂岩とみられ、重さ1・1kg、長さ20・4cm、最大幅6・9cm。 柄に開けた穴に石を差し込み装着した。 形状から木の伐採に使用したとみられるという。 溝跡から見つかり、水分の多い湿った土壌のため木が腐らずに残ったとみられる。 遺跡は出土した土器の形状などから約2千年前と特定した。
ほかに、鍬や杭など木製品が84点、土器が数百点出土した。
出土した石斧は7月7日から8月5日まで宮崎市の生目の杜 遊古館(同市大字跡江)で一般公開される。
[参考:西日本新聞、読売新聞]
木製の柄はアカガシの仲間で長さ70cm、最大幅9cm。 石斧の石の部分は砂岩とみられ、重さ1・1kg、長さ20・4cm、最大幅6・9cm。 柄に開けた穴に石を差し込み装着した。 形状から木の伐採に使用したとみられるという。 溝跡から見つかり、水分の多い湿った土壌のため木が腐らずに残ったとみられる。 遺跡は出土した土器の形状などから約2千年前と特定した。
ほかに、鍬や杭など木製品が84点、土器が数百点出土した。
出土した石斧は7月7日から8月5日まで宮崎市の生目の杜 遊古館(同市大字跡江)で一般公開される。
[参考:西日本新聞、読売新聞]