とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センターが調査している真岡市高田の市ノ塚遺跡で、旧石器時代から室町時代の遺構がみつかった。 親鸞聖人ゆかりの「本寺 専修寺(せんじゅじ)」の門徒が居住したと思われる集落跡が出土して注目されている。
調査地点は、現・専修寺(せんじゅじ)(注1)の約300m東側にあたり、室町時代の掘立柱建物跡9棟、井戸跡8基が確認された。井戸跡からは常滑焼の破片が見つかった。昨年は近くで、現在の区画に合う形で溝が見つかっており、今回の建物跡は専修寺の勢力下にあった高田門徒たちの集落とみられるという。
このほか、旧石器時代の石器や、縄文時代早期(約1万500年前)の落とし穴4基、古墳時代の竪穴住居約30棟、奈良時代の倉庫と思われる掘立柱建物跡2棟も出土した。
現地説明会は21日(土)の午前10時半と午後1時半に開かれる。
[読売新聞、下野新聞、CRT栃木放送]
(注1)本寺 高田山 専修寺 (栃木県真岡市高田1482)
親鸞聖人は嘉禄元年(1225),この高田の地に草庵を建て、翌年(1226)如来堂を完工し、専修念仏の根本道場としたことが起源とされる。
本尊は、一光三尊仏(中央に阿弥陀如来、左に勢至菩薩、右に観世音菩薩)で秘仏として如来堂の奥に安置される。
調査地点は、現・専修寺(せんじゅじ)(注1)の約300m東側にあたり、室町時代の掘立柱建物跡9棟、井戸跡8基が確認された。井戸跡からは常滑焼の破片が見つかった。昨年は近くで、現在の区画に合う形で溝が見つかっており、今回の建物跡は専修寺の勢力下にあった高田門徒たちの集落とみられるという。
このほか、旧石器時代の石器や、縄文時代早期(約1万500年前)の落とし穴4基、古墳時代の竪穴住居約30棟、奈良時代の倉庫と思われる掘立柱建物跡2棟も出土した。
現地説明会は21日(土)の午前10時半と午後1時半に開かれる。
[読売新聞、下野新聞、CRT栃木放送]
(注1)本寺 高田山 専修寺 (栃木県真岡市高田1482)
親鸞聖人は嘉禄元年(1225),この高田の地に草庵を建て、翌年(1226)如来堂を完工し、専修念仏の根本道場としたことが起源とされる。
本尊は、一光三尊仏(中央に阿弥陀如来、左に勢至菩薩、右に観世音菩薩)で秘仏として如来堂の奥に安置される。