大山崎町教委は7日、同町大山崎の国史跡・大山崎瓦窯跡で、平安時代初めの瓦窯が新たに2基見つかったと発表した。
同瓦窯跡からはすでに8基の窯跡が確認されており、合計10基となる。
新たに見つかった2基(9,10号窯)は各長さ3・9m、幅2・1mで、過去に出土した8基とほぼ同じ規模(同一規格)。
ただ、2~6号窯群と7,8号窯群が南北一直線に並んでいたのに対して、焚口が南にあった1号窯の西側に東西一直線に並んで見つかった。
遷都に伴う大量の瓦の需要に応えるため、計画的に瓦窯が作られたと推定されている。
また、周辺から出土した軒丸瓦の文様などが、平安宮の中心施設の一つである豊楽院(ぶらくいん)跡(京都市中京区)の出土瓦と一致することも新たに判明したという。 9世紀前半頃生産と考えられていたのが、9世紀初頭の豊楽院造営に関連して成立した可能性もあるとしている。
現地説明会は10日午前11時から開かれる。
[参考:産経新聞、京都新聞、読売新聞、大山崎町、京都府埋蔵文化財センターHP]
過去の関連ニュース・情報
2009.1027京都府大山崎町・大山崎瓦窯跡 新たに一基を発見
同瓦窯跡は平安時代初期に平安宮の大極殿へ瓦を供給したとされ、昨年までに7基が確認されていた。
同瓦窯跡からはすでに8基の窯跡が確認されており、合計10基となる。
新たに見つかった2基(9,10号窯)は各長さ3・9m、幅2・1mで、過去に出土した8基とほぼ同じ規模(同一規格)。
ただ、2~6号窯群と7,8号窯群が南北一直線に並んでいたのに対して、焚口が南にあった1号窯の西側に東西一直線に並んで見つかった。
遷都に伴う大量の瓦の需要に応えるため、計画的に瓦窯が作られたと推定されている。
また、周辺から出土した軒丸瓦の文様などが、平安宮の中心施設の一つである豊楽院(ぶらくいん)跡(京都市中京区)の出土瓦と一致することも新たに判明したという。 9世紀前半頃生産と考えられていたのが、9世紀初頭の豊楽院造営に関連して成立した可能性もあるとしている。
現地説明会は10日午前11時から開かれる。
[参考:産経新聞、京都新聞、読売新聞、大山崎町、京都府埋蔵文化財センターHP]
過去の関連ニュース・情報
2009.1027京都府大山崎町・大山崎瓦窯跡 新たに一基を発見
同瓦窯跡は平安時代初期に平安宮の大極殿へ瓦を供給したとされ、昨年までに7基が確認されていた。