歴歩

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韓国全北南原市・斗洛里古墳群32号墳 5世紀後葉頃の金銅履物と獣帶鏡が出土

2013年08月12日 | 韓国の遺跡・古墳など
 全北大博物館は11日、全北南原市阿英面斗洛里古墳群(남원시 아영면 두락리 고분군)のうち32号墳を発掘調査した結果、墓が直径21mの楕円形の封墳であり、主石槨と副葬槨を別に設置した伽耶系古墳であると発表した。 出土した金銅履物と土器からみて築造時期は5世紀後葉頃とみられる。

 出土品は、金銅履物、青銅鏡(獸帶鏡)、土器類40点、鉄器類100点以上、馬の頭骨(祭祀用?)など
■金銅履物:打ち出し技法で菱形模様を表現しており、益山笠店里古墳、羅州新村里古墳出土他の百済金銅履物と類似する。
伽耶系古墳での金銅履物出土は初めて。
■青銅鏡: 直径約17.8cmで墓主人公の頭の上で発見された。 前面には朱漆と麻・木綿などの木質跡を確認。 全体的な形態、大きさ、突起、構造から武寧王陵出土獣帯鏡と似るという。 ただし、武寧王陵出土品より時期は30年ほど先んじる。
[参考:聨合ニュース]

備考)
金銅履物は日本では金銅製沓と呼ぶのが一般的か。
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