歴歩

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宗像市・田久瓜ケ坂遺跡 ローマガラスの重層ガラス玉か

2013年08月27日 | Weblog
 福岡県宗像市は26日、同市田久の田久瓜ケ坂(たくうりがさか)遺跡の円墳(6世紀中頃)から出土したガラス玉(直径5mm)を分析した結果、古代ローマ帝国領内で製造されたローマガラスの特徴を持つことが分かったと発表した。
 ガラス玉は1996〜97年に馬具や鉄刀と共に石室に埋納されていたもので、宗像市が奈文研(奈良市)に分析を依頼した。 その結果、蛍光エックス線分析で特殊な鉱物「ナトロン」が使われていると判明した。 また、透明度を高めるための添加物質もローマガラスの特徴と一致した。
 玉の内部が内外2層で構成される重層ガラスで、層内に金箔が施されている。 紀元前後から4世紀ごろまでに製造されたガラス玉と思われるという。 国内での出土は京都府長岡京市の宇津久志(うつくし)1号墳に次いで2例目としている。(注1)
[参考:毎日新聞]

(注1)重層ガラスとしての出土が国内2例目なのであろう。

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 ローマガラス


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