全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

OKINAWAN LANGUAGE

2005-12-11 15:30:13 | 全英連参加者 2005

 僕は沖縄を特別視するつもりはない。差別、同情、後ろめたさもない、と思う。これは、はっきりさせたい。
 仕事なので、打合せ等かなり多く沖縄の人の生の発話を耳にした。聞きながら、琉球方言でも沖縄方言でも、名称はともかく、これだけ語彙・発音に特徴のある「言葉」について、何も知らないことに気づいた。

 この言葉は現在日本語の一方言とされている。本当に他の方言と同じカテゴリとすべきなのだろうか。

 外国語学部沖縄語学科があってもいいのでは、外国語研究のアプローチで研究したらどうなんだろうと思った。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Hurricane Epsilon

2005-12-08 05:12:53 | 全英連参加者 2005

 少し前、またハリケーンが誕生しましたとニュースでいっていた。
 12月4日、ネットで調べたら、イプシロンという名前になっていた。

 α…アルファ
 β…ベータ
 γ…ガンマ
 Δ…デルタ
 ε…イプシロン

 大西洋ハリケーンシーズンは6月1日に始まって、水曜日(11月末)に公式に終了。
 イプシロンは150年以上の記録の中で、12月にできた5番目のハリケーン。1954年にカリブ海で発生したハリケーン。もっとも遅いものは12月30日発生。

 通常のハリケーンの名前リストは21番目までしかないので、それをこえた場合はギリシャアルファベットの最初から対応することになっている。ε(イプシロン)は5番目だから、今年のハリケーンのトータルは26個ということになる。
 すごい数。。。
  やっぱり、地球がおかしいのかな。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

 勤務校の受け持ち学年は明日から修学旅行です。僕も担任なので引率です。
 目的地は沖縄。ハリケーンや台風は今の時期は来ない。でも、東京との気候の差は心配。おそらく2ヶ月以上は違うはずだ。
 いい天気だといいなあ。

 沖縄でも、何か興味をひく言葉を拾って、ブログに書こうかな。。。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街で見かけた英語(みたいなもの)

2005-12-07 04:51:06 | 全英連参加者 2005

 「ONE'S OWN HOUSE」

 僕の家の近所にこんな看板を掲げているお店があります。
 工務店です。
 たぶん「我が家」ということを言いたいんだろうなあと思います。
 
-=-=-=-=--

 辞書をひいて付けた名前だということはわかるんだけど、変な感じ。
 工務店だったら、.... Homesとか名乗るんじゃないのかな。どうせ英単語を使うのなら、Your Home(House)とかね。

 下手にアルファベットをつかうと英語の先生につっこまれますよ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Miyazato rules Q-school

2005-12-06 04:55:15 | 全英連参加者 2005

 彼女はどんな形容をされているのか、あちらこちらのウェブサイト(ニュース)を読んでみた。
 APの記事が各紙に取り上げられている。この記事(Miyazato rules Q-school to get her card, APのDOUG FERGUSON記者によるものを)読んでみた。

*****

 体のサイズを用いたもの。
 the pint-sized star
 ...小さなスター

 年齢を紹介したもの。
 the 20-year-old Miyazato
 20歳の宮里。あまり知られていないから、年齢情報を載せる。普通なら、女性だからあまり年齢は書かないと思う。

 日本での活躍を取り上げたもの。
 Miyazato already is the biggest star in Japan
 宮里は日本ではすでに最大のスター選手である。

 容姿。態度を取り上げたもの。
 ...even more compelling is her personality, with a megawatt smile attached to her 5-foot-2 frame and expressive eyes when she removes her sunglasses.
 (前段に続けて)さらに無視できないのは彼女の個性。5フィート2インチの体、サングラスをはずしたときの、表情豊かな瞳、メガワットの笑顔。

 分類しにくいな。。。
 the Japanese dynamo
 日本人の発電機

*****

 別の記事では、日本の女タイガーウッズとか、phenom(驚異的な人物)というのもあった。
 来年の活躍が楽しみだけど、日本のLPGAトーナメントは閑古鳥かもしれないね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気づいたら12月だった...

2005-12-03 05:56:12 | 全英連参加者 2005

 Wikipediaによれば、日本では旧暦12月を師走(しわす)と呼び、現在では新暦12月の別名としても用いる。
 …そうだね。

 師走。一般には、12月は年末で皆忙しく、普段は走らない師匠さえも趨走(すうそう)することから「師趨(しすう)」と呼び、これが「師走(しはす)」になったとされている。師はお坊さん。法師が各家で経を読むために馳せ走る「師馳月(しはせつき)」であるとする説も。
 …ふぅ~~ん。

*****

 先生でさえ走り回るほど忙しい月だから師走。
 トリビアの泉風の言い方をすれば、こんなことを言うとガセビアになっちゃうわけだ。

 師は教師の師ではない。
 そもそも、先生は年中忙しい。12月だからって特別にダッシュをするわけじゃない。僕の経験から来る感覚だと、2月から3月が、入試&卒業式でもっとも多忙を極めるかな。入学者選抜や卒業認定は気をつかう。その次が3月末から4月の年度末の資料整理、生徒指導要録(成績、その他の記録簿)作成と、新年度準備で多忙を極める。特に新入生担任だったりすると、一日24時間では足りない。
 ………話しがそれたかなぁ。

*****

 埼玉県川口市に十二月田と言う地名がある。そのものずばり、「しわすだ」と読む。
 教師になって最初の入試の時、中学生の願書を見てなんて読むのかわからなくて、職場の先輩に聞いた記憶がある。言われればわかるけど、なかなかない地名だと思いますよ。

*****

 12月。。。
 1日、期末考査前日なので半日授業。
 2日、期末考査初日。

 二日とも、午後年次有給をとって、早く家に戻ってきた。ちょっと休息が必要だ。
 僕は今2年生担任なので、この後修学旅行の引率がある。
 。。。いずれにしても、とにかく無事に終わってほしいものだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝達式口上

2005-12-02 05:29:13 | 全英連参加者 2005

 「謹んでお受けいたします。大関の名…、大関の名に恥じぬようにけいこに精進します。本日はありがとうございました」

 11月30日朝、琴欧州は大関昇進決定を伝える使者にこう述べた。-TVで見たら随分緊張していたようだ。声も少しくぐもっていた。
 前の晩は睡眠不足だったそうである。…だろうなあ。でも、ちょっとつっかえたけど、ちゃんとできた。来日3年。全くの異文化に飛び込んでここまでになるのは、誰であってもすごいこと。尊敬に値する。まして、ことばがろくに通じない上、ちょっと古いけど、一寸前まで「無理偏にげんこつ」言われるほどの封建的社会で、こまでになる。立派だ。
 西日本新聞によれば、佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)に相談して決めた口上は、部屋の先輩大関の尾車親方(元大関琴風)が述べたものと同じ。
 伝達式には先代佐渡ケ嶽親方(元横綱琴桜)も出席。僕の知識だと伝達式の時は、「おかみさん、関取(新大関)、親方」と並ぶ部屋側だけど、今回は「おかみさん、親方、琴欧州、先代親方」と4人。ちょっと狭そうなのがほほえましかった。

*****

 自分が以前在籍していた大学院には言語教育専攻に日本語教育・英語教育の専修課程がある。ライブラリーに「外国人力士はなぜ日本語がうまいのか―あなたに役立つ「ことば習得」のコツ」という本があった。確か読んだ。。。。 あまり中身はよく覚えていないが、何か妙に納得した覚えがある。あらためて探して、もう一回読んでみようかな。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人間ばかりが「話す」わけでもないのか。。。

2005-11-30 05:40:09 | 全英連参加者 2005

 今月、動物の鳴き声などにかかわる記事で興味をひいたもの。

+*+*+*+*+

 一つめはこれ。
 タイトル、「ネズミもコミュニケーション」(読売新聞:11月2日)

 マウスの雄は雌に対して求愛する時に、鳥のように歌う。
 これは米ミズーリ州のワシントン大の研究で、マウスが人間の耳で聞き取れない高い周波数の声で鳴くことは知られていたが、単調な鳴き声でなく、鳥や鯨、昆虫などのように、特定のリズムや調子の変化を付けた固有の「ラブソング」を持っていることはわかっていなかった。
  ↓
 ネズミはチューチューと鳴く。それだけかと思っていた。特定のリズム、調子がある。。。。すごいじゃないか。
 人間の可聴範囲以外の声も出しているのは知られていた。。。。知りませんでした。

 どうやって調べたのかも書いてあった。
  ↓
 実験動物として使っているマウスの声を録音。
 人間が聞き取れる音に変換。

 マウスは「チッチチ、チッチチ」という規則的なリズムで、音程を微妙に変えながら、数十秒間も歌い続ける。
 ラブソングの存在は、マウスが音声による意思疎通や認知の中枢機能を持つことを意味する。
  ↓
 認知の中枢機能を持っている。
 僕が思っているよりも、頭がよさそうだ。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 二つめはこれ。
 タイトル、「サルの鳴き声にも「方言」地域で違い、京都大霊長研」(共同通信社11月28日)

 サルの鳴き声は同種でも、住む地域によって「方言」のように違いがある。京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の正高信男教授(動物行動学)らが突き止めた。

 比較したのは、鹿児島県・屋久島に生息するヤクニホンザルの雌23匹と、屋久島から1956年に犬山市の大平山に移した同じ種の子孫の雌30匹。これが検査対照群である。
 鳴き声の高低を調査。群れにいるのを確認する際に発する「クー」という声の周波数を年齢ごとに比較。
  ↓
 屋久島の方が平均110Hzほど高い。明確な違いが存在する。

 正高先生の説明
 「深い森の屋久島では木や葉に音が吸収されるため、環境に適応して高音の声を学習したようだ」

+*+*+*+*+

 人間はことばを使う。道具を使う。だから他の動物とは違う。そう、言われている。
 でも、一概に言えないのかもしれない。それぞれの動物は長い間の生存競争で生き残った動物界のエース。マウスも猿もそれなりにコミュニケーション能力があるんだから。
 人間だけがえらいなんて、うぬぼれてはいけないね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

役人のことば。。。

2005-11-28 05:32:32 | 全英連参加者 2005

 木簡というものがある。
 紙が貴重品であった昔、紙に書く前に木簡に下書きをして、文をまとめるために使われた。

 奈良県の遺跡から、平安時代の木簡が出てきたそうで、当時の役人の仕事ぶりがわかるものだそうだ。毎日新聞(11月8日)によると、「平安初期の上司あて公文書の下書」らしい。

 役人の名前は、「伊福部連豊足」。。。いふくべむらじとよたり?
 記事によれば、病気で自分の馬(上司からいただいたもの?)の面倒が見られなくなってしまい、何とかしてくれとお願いしているそうである。

 奈良県香芝市教委によれば、「都以外から出土した木簡で、これほど個人の細かい身辺事情を書いたものは珍しい」らしい。
 平安時代ということは、794年以降の話しということになる。現在の京都に都が置かれ、奈良は、「都以外」と言うことになる。都鄙で言えば、後者(田舎扱いはできないかもしれないけど、都以外)である。でも、行政機関の末端はちゃんとあったわけだ。この木簡は、役所の出先機関か貴族の荘園の管理事務所とみられる井戸から見つかった。
 達筆で、形式通りに書かれ、同じ内容を書き並べて推敲(すいこう)もしていた。
 達筆・・・ 形式通り・・・ 上司に当てて公文書だから、今だったら、起案書とか稟議書と言ったものと同じかな。いずれにしても形式はある。1000年以上前から、お役所スタイルの文書があったのか。。。

 伊福部連豊足さん、いまごろ草葉の陰で驚いているかな。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マスターズリーグ

2005-11-27 06:11:02 | 全英連参加者 2005

 毎週日曜日朝、TBSでサンデーモーニングという報道番組が放送されている。スポーツコーナーのレギュラーコメンテーターに、大沢元日ハム監督と、3000本安打の張本選手がでている。
 大沢監督はマスターズリーグのコミッショナー(リーグ代表)である。

 プロ野球マスターズリーグは今年のシーズンも5チームが所属し活動中。チーム名を調べてみると、「地域名+ニックネーム」というアメリカMLBのスタイルである。各チームのユニフォームはスポンサーのロゴワッペンとかが付いていて、あまりビューティフルとは言えないけど、名前の付け方はいい。

*****

 各チームのウェブサイトを調べてみた。ニックネームの由来などを以下に引用する。

 札幌アンビシャス(SAPPORO Ambitious)
 大きな希望と志を意味するアンビシャス。有名なクラーク博士の言葉、地域性も考慮。

 東京ドリームス(TOKYO DREAMS)
 文字どおり「夢」。マスターズリーグは同世代の方に夢と希望を発信していくから。

 名古屋のエイティーデイザーズ(NAGOAYA 80D'sers)
 名古屋の方言「やっとかめ」を活用。
 「久しぶり」という意味の「やっとかめ」=漢字では「八十日目」。久しぶりにグランドに帰ってきたプレイヤーたち。造語。
 …名古屋のことばでは80日姿を見ないと久しぶりなんだね。人の噂も七十五日。それプラス5日かな?

 大阪ロマンズ(OSAKA ROMANS)
 「男のロマン」、「個性と感情を重んじる思潮」という意味のロマン主義。

 福岡ドンタクズ(FUKUOKA Zon-Dags)
 日本最大のお祭りである「どんたく」の勇壮さと人々の熱狂。熱い九州のチームにふさわしく決定。
 表記は語源基づき、zondagである。

*****

 各チームのニックネームを見てみよう。
 可算名詞の複数形スタイルは、DREAMS(夢)だけ。ROMANSは日本語をローマ字で書いたものの複数形だと思う。
 Ambitiousは形容詞で、音はsで終わっている。この単語は名詞の意味はない。それからクラーク博士のことば確か、”Boys, Be ambitious like this old man.”ではなかったのか。「この老人(自分のこと)のように、諸君は若いのだから野望を持て」と言ったと思う。
 80D'sersは80 days+er+sなのかと思う。造語。sで終わっているので複数形。
 Zon-DagsはZon-Dag+s。これは、非英語起原の単語を複数形っぽくしたもの。造語の一種だと思う。「どんたく」は、オランダ語で「日曜日」を表す語Zondag(ゾンターク)が訛った言葉とされる。英語だとSUNDAYSか。

 いろいろ地域性を出そうとしている。調べたらいろいろおもしろかった。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

18歳市長

2005-11-25 05:46:28 | 全英連参加者 2005

 この話を聞いたのは11月の上旬だったかな。
 この程市長就任宣誓式を行い、ヒルズデール市長に就任した。どんな街なのかな。

 ヒルズデール市のウェブサイトで調べてみた。
 何々。。。

 市長選挙得票数、Doug Ingles(現職)、668票、Michael Sessions(新人)670票。随分少ないなあ。
 人口は一体何人なんだと思って調べたらウェブサイトの上の方にでていた。

  The city of Hillsdale is located in South Central Michigan, bordering Indiana and Ohio. This incorporated community has a population of approximately 9000 residents. As the county seat for Hillsdale County, the City of Hillsdale was established in 1839 and chartered in 1869. Hillsdale is home to Hillsdale College, and numerous industrial, commercial and residential developments that provide a variety of opportunities to people from local and surrounding areas.
 …どうも9000人程度の人口らしい。

 もうちょっとウェブサイトのトップページを読んでみると、Bond Proposal(起債の承認)も市長選挙と同時に行われていたらしい。それによると賛成1139、反対1838なのだから、3000人弱の投票があったことがわかる。
 …どうして市長選こんなに低得票なのかな。
 …人口9000人で市なのか。。。

 アメリカは連邦法で選挙権(right to vote:投票権)は18歳以上に与えているけど、被選挙権はどうなんだっけ。
 市制をひく条件が日米(厳密には日本と個別州の市)では違うけど、9000人の人口で市というのもすごいなあ。

 ちょっと調べてみよう。(放送大学のレポートが終わったら)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロ野球のキャッチフレーズ

2005-11-23 05:39:35 | 全英連参加者 2005

 アジアシリーズが終わり、今年の日本プロ野球も一段落。
 今年2月ごろ、自分のウェブサイトに、プロ野球チームの今年のキャッチフレーズのことを書いた。今では誰もふれることがなくなっている。
 …誰も覚えていないよね。もう一度読んでみましょう。

*****

セントラルリーグ
DRAGONS
 ROAD TO VICTORY
SWALLOWS
 データ+スピード&パワー Tactics
GIANTS
 For the Glory Over the Limit
TIGERS
 NEVER NEVER NEVER SURRENDER
CARP
 REBORN TO WIN 赤ヘル再生
BAYSTARS
 BE A HERO

パシフィックリーグ
HAWKS
 目指せ世界一!
LIONS
 挑戦 ふたたび。
FIGHTERS
 Faith, Hope, Love The Game
MARINES
 BUILDING OUR DREAM! -夢をみんなで!-
BUFFERLOES
 Believe'n Go! ~Together2005
GOLDEN EAGLES
 Creative Baseball! 東北から

 優勝はTIGERSとMARINES。日本一はMARINES。アジア一もMARINES。あらためて読んでみると、「BUILDING OUR DREAM! -夢をみんなで!-」は、具体化したわけだ。終わりよければすべてよし(勝てば官軍、かな)。いいキャッチフレーズだったんだね。
 来年はどんなものが出てくるか。お楽しみ。でも、できたら、英語としても通じる英語を使ってほしいものです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

XFL

2005-11-22 05:09:34 | 全英連参加者 2005

 昨日のオーストラリアA-LEAGUEの話しの続きを書く。今度は僕の特に好きなアメリカンフットボール。
 21世紀初年(2001年)、1年間だけ屋外春~夏シーズンのプロフットボールリーグがあった。XFLと名乗り、アメリカNBCテレビとWWF(プロレス団体)がスポンサーだった。確か日本人も参加していた。

*****

 ちょっと前にAFL(アリーナフットボールリーグ)チームのニックネームをブログにまとめた。その後でこのリーグのことも調べていた。
 アメリカのXFLファンページなどによると、このリーグは東西2地区制、8チームから構成されていた。以下はそれらと、Wikipedia(English)で調べた情報。(チーム本拠地・ニックネーム・2001年成績:勝ち・負け)

東地区
 Orlando Rage 8-2
 Chicago Enforcers 5-5
 New York/New Jersey Hitmen 4-6
 Birmingham Thunderbolts 2-8

西地区
 Los Angeles Xtreme 7-3
 San Francisco Demons 5-5
 Memphis Maniax 5-5
 Las Vegas Outlaws 4-6

 8チーム中3チームが、いわゆる伝統的なニックネームではない。Rageは「激怒」、Xtremeはextremeの綴りを変えたもので「極端」の意味。
 …これがかっこいいのかな? 強そうに聞こえるのかなあ・・・
 もうひとつはHitmen。これは「ヒットマン、狙撃手」のこと。複数形ではあるけれど、単数名詞+sの形からははずれる、とてもめずらしいケース。'70年代に存在したWFL(World Football League)のMempis Southmenくらいしか見たことない。

 ManiaxのxはWhite Soxのxと同じで複数形語尾のようだ。

*****

 調べている間にこんな記述があった。(僕の日本語訳)

 「MemphisのチームはManiaxを名乗っている。これはManiacの複数形だが、明らかに蔑称で「狂った人」の意味。the mentally illの人々の権利擁護団体から非難された。」

 だろう。。。 何でもOKにはならないよ。ロゴマークも目に渦巻きのある男性だった。

*****

 20世紀の最後の10年以降、従来型のニックネームの付け方をしないプロスポーツチーム・クラブが増えているのは間違いなさそうだ。「強さ」「かっこよさ」の表し方が変わったのだと感じる。でも、これはことばが変わったのではなく、ことばの選ばれかたが変化したのだろう。
 NBAやNHLでも、伝統的なニックネームを名乗らないチームは比較的創立が最近であることを考えると、僕の推測もそれほど大はずれはしていないんじゃないかと思えるけど、どうだろう?

 次、何を調べようかな。
 アメリカのマイナーリーグ(AAA-Rookie League)、数が多いけど見てみようか。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーストラリアのサッカー

2005-11-21 04:58:18 | 全英連参加者 2005

 僕はプロスポーツクラブのニックネームの付け方に興味がある。
 見る人に応援してもらえる、カッコいいと思われる単語の選び方はどんなのかなて思うから。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

 KAZUが横浜FCから、シドニーのチームに移籍した。
 オーストラリア。。。イギリスのスポーツが根付いているイメージがあるけど、サッカーに関してはあまり強豪国の印象がない。正確に言うと、なかった。そのオーストラリアが(なんと)失礼ながら、ワールドカップに出場を決めた。

 オーストラリアサッカー協会のウェブサイトを見たら、HYUNDAI A-LEAGUEのコーナーがあった。これがどうも日本でいうとJLeagueに相当する国内トップリーグのようだ。(*1)
 スポンサーは韓国の現代財閥のようだ。
 イギリス文化圏のオーストラリア。サッカーのクラブのニックネームの付け方はやっぱりイギリス流なのかな。それともアメリカの野球のようなスタイルなのかな、いろいろ調べてみることにした。

 (*1)New Zealand Knightsはニュージーランドにあるので、厳密には国内トップリーグとは言えない。

 リーグの公式サイトはこちら。
 http://www.a-league.com.au/

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

 HYUNDAI A-LEAGUE
 Adelaide United FC
 Central Coast Mariners
 Melbourne Victory
 Newcastle United Jets
 New Zealand Knights
 Perth Glory
 Queensland Roar
 Sydney FC

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

 クラブ名称にアメリカのプロ野球などで見られる、可算名詞+sの形式をとっているのものは3チーム(Mariners, Jets, Knights)ある。
 AdelaideはThe Reds, Unitedをニックネームとしているようだが、二つあること自体ちょっとピント来ない。(悪いってことじゃないですよ)
 QueenslandはThe Roar(動物のほえる声)をニックネームとしている。そのままだと動詞のイメージがあるから、theがつくのかな。クラブのペットマークはライオンだから、「ライオンのがぉー」である。すごみがある。
 その他、MelbourneとPerthはVictory(勝利)や、Glory(栄光)のような抽象名詞をニックネームとしている。
 で、KAZUが入団したSydney FCはどうなのか調べてみたら、公式ニックネームはない。非公式ニックネームとしてBling FCがあるが、Blingってなに? Wikipediaで調べてみたら、どうもスラングで高価な宝石とか、お金をたくさん使う生活スタイルなどを表すことばらしい。これ、ニックネームになるのかな。。。

 文化の差。強さ、かっこよさを表すことばの使い方は、本当によくわからない。
 そもそもニックネームの付け方が、可算名詞+sを自然に感じ、抽象名詞などを使うのを不思議に感じるのは、アメリカスタイル(プロ野球のスタイル)があまりに身近なためだ。
 どんなことばを「強く」感じたり、「かっこよく」感じるかは、同じ英語圏でもアメリカとは違う。ことばは難しい。でも、調べるとおもしろい。

*****

 リーグの宣伝コピーは、"Football, but not as you know it".である。「サッカー、でも君の知っているそれとは違うぞ」である。これなんかも、おまえ書いてみろって言われたら、僕はちょっと自信がないな。
 KAZUのがんばり、今後とも注目したい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ステーキの定義・・・・

2005-11-16 05:28:35 | 全英連参加者 2005

 15日ネットをにぎわしていたニュース

*****

 内臓肉などをつなぎ合わせた「成型肉」を使用したにもかかわらず、それを表示せず、「ステーキ」として販売した。

 公正取引委員会は15日、景品表示法違反(優良誤認)でステーキ店チェーン大手の「フォルクス」(本社東京)に、こうした表示を改めるように(=ちゃんと本当のことを表示しなさい、と)排除命令を出した。
 飲食業者への排除命令は初めて。

 公取委によると、同社は今年の3月8日から9月6日までの間、全122店舗で販売した「ビーフステーキ焼肉ソースランチ」など5種類の商品に、内臓肉や脂身を加工して形を整えた成型肉を使用した。しかし、これをメニューやチラシで明示せず、一枚肉であるかのように表示していた。
 公取委の排除命令によると、このような行為は、景品表示法第4条第1項第1号(優良誤認)の規定違反となるらしい。これは、何かを販売するときに、実際のものよりもいいものであるように見せかけ、消費者をだます、たぶらかす行為であり、けしからんということになるようだ。
 …だろうね。

 正しく表示したら、この期間の売り上げ、5商品計約44万食、約5億4000万円の売り上げがどの程度にとどまったかはわからない。でも、今回のことで結果的にイメージダウン。損をしたと思う。
 フォルクスは9月6日以降このような表示をやめていたようだ。公取委の調査が入ったことを考えて、神妙にしていたとは思うが、2ヶ月たって表沙汰になった。
 いい子にしていれば、お目こぼしがあると思ったのかな?! 残念でした。反省してもらいたいものだ!!!

*****

 さて、ニュースを聞いて考えた。これって何が問題なの?
 …ウソ(不正確)でしたということ。
 じゃあ、ちゃんと表示していれば(成形肉ステーキとか名乗っていたら)、問題にならなかったのかな。そもそも、成形肉もステーキを名乗れるのかなあ。
 僕はステーキというと、漠然としたイメージとして、肉のかたまりを適当な大きさで切って、それを調理したものだと思う。周りの同僚に確かめたわけではないが、だいたいステーキってこんなイメージだと思う。そのイメージを利用したことがけしからんということなのかな。
 わからないので、公取委の出した排除命令書を読んでみた。こちら

 それによると、『一般消費者に提供した「ビーフステーキ焼肉ソースランチ」、「ひとくちビーフステーキ焼肉ソースランチ」、「ひとくちステーキ&ハンバーグランチ」、「ひとくちビーフステーキ焼肉ソース」又は「ひとくちビーフステーキペッパーソース」と称する料理(ただし、「ひとくちステーキ&ハンバーグランチ」については、「ハンバーグ」と称する部分を除く。)に関し、一般消費者の誤認を排除するために、当該料理に使用している肉が、牛の成型肉であるにもかかわらず、あたかも牛の生肉の切り身であるかのように示した表示は、事実と異なるものであり、かかる表示は、当該料理の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものであった旨を速やかに公示しなければならない。-以下略-』(行政命令書だから、ある種判決文みたいで、事実認定が細かい)
  ↓
 やっぱり、成形肉をステーキとして使ってはならんとは書いていない。ちゃんと表示せず、結果として客をだましたことは、けしからんと言うことのようだ。
 ものはいいようで、ほとんど詐欺行為とも思える。
 しかしながら、ステーキは「肉の生肉の切り身」を調理したものですよと読み取れる。。。

  ↓
 じゃあ、「ステーキ(成形肉)」だったら、許されるのかな。

 こんなことを考えると、夜も眠れなくなっちゃう…ことはない。
 でも、しばらくはフォルクスには行かないな。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マルちゃん?

2005-11-08 05:29:17 | 全英連参加者 2005

 ゴルフの丸山プロのことじゃないですよ。

*****

「簡単にできる」意味の言葉にも 【ロサンゼルス=岡田敏一】
 日本の即席ラーメン「マルちゃん」がメキシコで国家的規模の人気食品になり、メキシコの伝統料理が危機にひんしている-。こんな記事を21日付の米ロサンゼルス・タイムズ紙が一面で紹介した。メキシコでは「マルちゃん」という単語が「簡単にできる」「すぐできる」という意味で使われるという。
 …産経新聞が10月22日にウェブサイトに載せていた。

*****

 スズキ、ホンダがオートバイのことを表す地域があるという話しを聞いたことがある。
 …一製品が全体のことを表すということは、他にあるのかな。

 japanやchinaが、漆器や陶器の意味になるのはよく知られている。でも、JapanやChinaは製品じゃないよな。
 
 この「マルちゃん」は、形容詞の使い方。おもしろいなあ。そのほかに、メキシコの新聞が、審議を早々と打ち切った議会を『議会がマルちゃんした』と報じたことも記事には書いてあった。動詞の用法もあるのか。。。自動詞か。。。

 メキシコでメキシコ人が使っている。(スペイン語)
 この人たちが、国境を渡ってアメリカ社会に入ってくる。どういう方法か、ここでは考えない。
 地域のコミュニティーでこの言葉を使う。その人たちの子どもたちが、スペイン語から英語にこの言葉を持ち込む。
 …いずれ英語になる、かな?

 maruchan > maruchaned > have maruchaned...なんて。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする