Pair Reading × Pier Evaluation
= Encouragement & Improvement
平成29年度の英語授業科目・コミュニケーション英語Ⅱ(以下「英語Ⅱ」)のリーディングは、最初から最後までペアリーディング、相互評価、はげましの繰り返しでした。
総合的な科目である英語Ⅱは、意味が解るだけでも、ただ読めるだけでもだめ。レッスンごとの学習活動が、 4技能バランスよく、繰り返し繰り返し進むことを心がけました。
教科書を音読することは、「目で文字、単語を見て、どんな音か思い出し、口を動かし、実際に音を出す(単語を発音)することの、連続活動」です。単語間の間隔、抑揚もわからなくてはなりません。自分の出した音を耳で聞いて、見本、音の記憶、自分の発音を比較もします。実はものすごく高等な活動ですが、あまり生徒は自覚していません。
音読テストならば、テスト後すぐに試験官である僕のコメントがもらえますが、毎時間全員に実施することはできません。その代わりに、可能な限り毎時間ペアリーディングを実施しました。
教科書のセクションごと、内容確認Q&Aを行う前に、ペアリーディングを実施します。
手順は、①教材本文CDを聞き、チャンクを確認。②ポーズのない本文音声を聞き、所要時間を体感させました。
今年度の使用教科書は、ほぼすべて1セクション60秒前後。130~150wpmで録音されています。②で音声にあわせて、大きな声で読み上げるのではなく、耳から入る音を、教科書を見ながら口を動かす時間にしました。無音を求めてはいませんので、時々バズリーディング状態になりました。
その後で、ペアワークに移ります。
ペアワークでは、ジャンケンで読む順番を決め、キッチンタイマーで時間を計り、音読させます。
僕が評価の観点(accuracy, fluency etc.)を事前に指示します。
聞き手は、読み手に評価を伝えることと、読み手がつかえた場合、読めない単語は教えることを原則にしました。
ペアを組むために机の向きが変わっているので、教室内に通路ができます。机間巡視をすると、不思議と、おかしな発音が浮かび上がって聞こえてきます。必要に応じて注意をします。
ペアワーク後、ペアでQ&Aを解き、答えあわせをします。
しつこくしつこく、1年間継続しました。
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'18-03-08、「平成29年度の授業のふりかえり その2 ライティングについて」