11月30日、SELHi指定3年目を迎えた埼玉県立南稜高等学校の授業研究発表会に参加した。授業の都合で午後からのみの参加となった。
昨年のエントリはこちら。(2006.10.21、「SELHi, NANRYO Upper Secondary School」)
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3年生の英語理解の授業と、2年生の英語表現の授業(TT)を見学できた。両方とも外国語科クラスである。
英語理解の授業はJTEのみで行われた。授業で印象的だったことは、初めの20分程度のディベートのセッションが活発だったこと。とにかく発信すること、良くも悪くもためらわないこと、そして相手の発信することを、一生懸命聞き取ること。これらを生徒が心がけているのがよくわかった。授業者の3年間の指導が見て取れた。
後半は英文を読み、その内容について理解し、まとめる作業である。これも漫然とテキストを読み、(日本語で)考える(Intake)だけではなく、テキスト内容をまとめるサマリーシートを用いてOutputにつなげていた。シートは文中のキーワードを用いて作文させるもので、シンプルだけど有効なものである。環境に配慮したエコツアーのまとめを、以下の書き出しで作成させるものだった。
IdealVisitors(理想的な訪問者は~)
□He...
これなら、この学校の生徒にも応用できそうだと思った。
SELHi SELHi SELHi SELHi SELHi SELHi
英語表現の授業は、通常1クラスを2分割、それぞれTTで実施しているものを、今回はモデル授業なので1クラスにまとめて、実施していた。
学習したことについて、グループディスカッションする。ディスカッションのまとめを模造紙にポスターとして書き上げ、発表する形式を取っていた。このポスターの作成方法が、過日の全英連大会で発表があったGraphic Organizer(GO)的なものであり、考えを階層化・可視化した上で、発表(プレゼン)できていた。GOを授業で活用しているのを初めて見た。かなりの衝撃を受けた。
研究協議では南稜高校のSELHi事業、(授業改善とシラバス、スピーチコンテスト等)について質疑応答があった。
当日合同授業を実施していた、戸田市立新曽小学校の先生方からのコメントがあり、英語特区となった戸田市の小学校英語活動の状況も知ることができた。
Research / Interaction / Productionのサイクル。わかりやすくていい言葉だと思った。