能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

ボウリング場が生き延びるためのマーケティング策・経営施策とは?地域密着の総合アミューズメントパーク

2015年01月26日 | マーケティング

職場の仲間たちとともに、レクリエーションでボウリング場に行ってきました。


渋谷にボウリング場があったのにはビックリ。

しかも、お客さんも結構入っている・・・。

まだまだボウリングには根強いファンと気軽に楽しめるアミューズメントであることを知った次第です。

久々のボウリング・・・と期待していたのですが、先だってのプチぎっくり腰で見学とあいなりました。

無理しない・・・無理しない・・・残念!

昨年、ホテルのボウリングでやる気満々の高校生の息子たちと対戦。

撃破・・・親父の立場をキープ。

派手なガッツポーズでヒンシュクを買った次第です(笑)。


今まで、「ボーリング」と思っていたのですが、どうも「ボウリング」が正しいようです。

英語では「Bowling」なので、やはり「ボウリング」です。


webで検索してみると、ボウリングの起源は、古代エジプトの宗教儀式だったとか、マルチン・ルターが関係したとか、日本では長崎で坂本龍馬がボウリングをしたとか、様々な話題が出てきます。


日本で最初にボウリング場が出来たのは1952年、東京青山だそうです。

その後、日本でボウリングがブレイクしたのが、1970年頃。

須田開代子さんや中山律子さんなどのプロボウラーが活躍、テレビでもボウリング番組が中継され、マイシューズやマイボウルを持ったセミプロばりのボウラーもたくさんいました。


1973年のオイルショックで、ボウリングバブルがはじけ、全国的に膨大な数のボウリング場が廃業・・・たいへんな事態になりました。

 

その後、ボウリングは地道に生き残り、今では全国展開するラウンドワンなどのボウリング場があります。


が、正しくは、様々なアミューズメントを組み合わせた施設。

ビリヤード、ダーツ、ゲームセンター、プリクラ、卓球などが出来る町の遊技場という感じになっています。


ボウリング場でも、様々な工夫を組み込み、ガーターの溝をなくす、自動採点装置の設置、LED照明を使った環境演出などを導入しています。


少子化は進むし、遊びの多様化は進んでいき、ボウリング事業の生き残りも、なかなか大変です。


今からのボウリング場の生き残り策を考えてみました。


1.  女性客の呼び込み・・・アメリカングラフテティのようなボウリングファッションをブーム化させる、テレビドラマや映画との連動させる、女性割引や女子会優待サービス・・・。


2.  かってのボウリングブームを知る高年齢者、シニア層の囲い込み・・・親子ボウリング、軽量のボウルを増やす、BGMやレトロゲームなどで1970年代を再現しタイムスリップさせる・・・。


3.  自動化、ロボット化によるオペレーションコストの削減


4.  スナックやドリンクなどのケータリングサービスやアフターの飲み会をセットにした客単価の上昇施策


5.  アミューズメントの複合競技会の開催・・・ボウリング、ダーツ、卓球、ビリヤード、アーケードゲームの合計得点で競う新・近代5種競技・・・。


6.  そして何といってもweb、スマホキャンペーンの展開・・・スマホで掲示する特別割引券、雨の日割引キャンペーン・・・。

老若男女を問わず気軽に楽しめるボウリングは、大ブレイクはしないまでも街のゲームセンター的な位置づけで生き残っていくとは思います。

基本はオペレーションコストを下げながら、ボウリング以外のアミューズメントを含めて複合的に儲けていくこと。

歴代の「としまえん」のキャンペーンが参考になると思います。


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