原爆の悲惨さ未来に伝えたい
被爆から73年が経ち、あとわずかのうちに、被爆者のいない未来がやってきます。
それは、最も強く平和を願い、核兵器のない世界を切望した人々がいなくなることを意味しています。
「ヒロシマ・アーカイブ」は、2010年に公開された「ナガサキ・アーカイブ」のミッションを受け継ぎ、被爆者の体験と想いを未来の地球に遺していくために、66年間にわたって蓄積されてきた大量の資料と、最先端のインターネット技術を融合して、2011年に制作されました。
多元的デジタルアーカイブズ
「ヒロシマ・アーカイブ」は、広島平和記念資料館、広島女学院同窓会、八王子原爆被爆者の会、中国新聞社をはじめとする提供元から得られたすべての資料を、デジタル地球儀上に重層表示した「多元的デジタル・アーカイブズ」です。
1945年当時の体験談、写真、地図、その他の資料を、現在の航空写真、立体地形と重ねあわせ、時空を越えて俯瞰的に閲覧することができます。
このことにより、被爆の実相に対する多面的・総合的な理解を促すことを企図しています。
現在、AI(人工知能)による白黒写真のカラー化も試みる。
「カラー化でよみがえる記憶がある。後世の人にも被爆前の人々の営みが分かり、より原爆の悲惨さが伝わる。デジタル技術には、固まった記憶を溶かし、再び流れるようにする<記憶の解凍>の可能性がある」
<8・6>の記憶を未来に継承する挑戦が続く。
311を越えて
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、「ヒロシマ・アーカイブ」制作メンバーのうちひとりは仙台で被災しました。
人々が住みなれたまちを地震と津波が破壊しつくし、原子力発電所事故が放射性物質禍を引きおこし、これまで過ごしてきた日常は終わりを告げました。このできごと以降、ヒロシマの記憶を語り継ぐこのプロジェクトのミッションも変容しています。
過去の悲劇を当事者として学び、自らのことばで未来に伝える。
私たちが制作したアーカイブズが、多くの人々に利用していただけることを願っています。
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記憶のコミュニティ
私たちは、地元の高校生や全国のボランティアと連携して証言の収集活動をすすめ、集合的記憶の醸成をとおした「記録のコミュニティ」を生成しました。
さらに、Twitterなどのソーシャルメディアを用いてオンラインコミュニティを形成し、平和と核廃絶に向けたメッセージを世界中から募り、デジタルアーカイブズに包含していきます。
このようにして、過去の記憶と現在のメッセージを実空間/Web空間で共有し、未来の物語を紡いでいくためのプラットフォームとなることを目指しています。
ヒロシマ・アーカイブ(記録保管)
デジタルアーカイブを活用した日米の高校生、市民、被爆者による「日米・高校生平和会議」開催に向け、「ナガサキ・ヒロシマ・アーカイブ」 がクラウドファンディング開始
Google Earthを使って広島原爆の実態を伝えるデジタルアーカイブ“Hiroshima Archive”が公開されたそうです。同アーカイブでは、Google Earthに広島市の立体的な地図を構築し、その上に当時の街並みの写真、被爆者の顔写真、手記、証言の動画などをマッピングしているとのことです。
2010年7月に“Nagasaki Archive”を公開した首都大学東京の渡邉英徳准教授(現在は東京大学大学院教授)が製作の中心だそうです。
略歴:1974年生。東京理科大学理工学部建築学科卒業(卒業設計賞受賞),筑波大学
大学院システム情報工学研究科博士後期課程修了,博士(工学)。株式会社ソニー・
コンピュータエンタテインメント,首都大学東京システムデザイン学部准教授を経て,
東京大学大学院 情報学環・学際情報学府教授
被爆から73年が経ち、あとわずかのうちに、被爆者のいない未来がやってきます。
それは、最も強く平和を願い、核兵器のない世界を切望した人々がいなくなることを意味しています。
「ヒロシマ・アーカイブ」は、2010年に公開された「ナガサキ・アーカイブ」のミッションを受け継ぎ、被爆者の体験と想いを未来の地球に遺していくために、66年間にわたって蓄積されてきた大量の資料と、最先端のインターネット技術を融合して、2011年に制作されました。
多元的デジタルアーカイブズ
「ヒロシマ・アーカイブ」は、広島平和記念資料館、広島女学院同窓会、八王子原爆被爆者の会、中国新聞社をはじめとする提供元から得られたすべての資料を、デジタル地球儀上に重層表示した「多元的デジタル・アーカイブズ」です。
1945年当時の体験談、写真、地図、その他の資料を、現在の航空写真、立体地形と重ねあわせ、時空を越えて俯瞰的に閲覧することができます。
このことにより、被爆の実相に対する多面的・総合的な理解を促すことを企図しています。
現在、AI(人工知能)による白黒写真のカラー化も試みる。
「カラー化でよみがえる記憶がある。後世の人にも被爆前の人々の営みが分かり、より原爆の悲惨さが伝わる。デジタル技術には、固まった記憶を溶かし、再び流れるようにする<記憶の解凍>の可能性がある」
<8・6>の記憶を未来に継承する挑戦が続く。
311を越えて
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、「ヒロシマ・アーカイブ」制作メンバーのうちひとりは仙台で被災しました。
人々が住みなれたまちを地震と津波が破壊しつくし、原子力発電所事故が放射性物質禍を引きおこし、これまで過ごしてきた日常は終わりを告げました。このできごと以降、ヒロシマの記憶を語り継ぐこのプロジェクトのミッションも変容しています。
過去の悲劇を当事者として学び、自らのことばで未来に伝える。
私たちが制作したアーカイブズが、多くの人々に利用していただけることを願っています。
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記憶のコミュニティ
私たちは、地元の高校生や全国のボランティアと連携して証言の収集活動をすすめ、集合的記憶の醸成をとおした「記録のコミュニティ」を生成しました。
さらに、Twitterなどのソーシャルメディアを用いてオンラインコミュニティを形成し、平和と核廃絶に向けたメッセージを世界中から募り、デジタルアーカイブズに包含していきます。
このようにして、過去の記憶と現在のメッセージを実空間/Web空間で共有し、未来の物語を紡いでいくためのプラットフォームとなることを目指しています。
ヒロシマ・アーカイブ(記録保管)
デジタルアーカイブを活用した日米の高校生、市民、被爆者による「日米・高校生平和会議」開催に向け、「ナガサキ・ヒロシマ・アーカイブ」 がクラウドファンディング開始
Google Earthを使って広島原爆の実態を伝えるデジタルアーカイブ“Hiroshima Archive”が公開されたそうです。同アーカイブでは、Google Earthに広島市の立体的な地図を構築し、その上に当時の街並みの写真、被爆者の顔写真、手記、証言の動画などをマッピングしているとのことです。
2010年7月に“Nagasaki Archive”を公開した首都大学東京の渡邉英徳准教授(現在は東京大学大学院教授)が製作の中心だそうです。
略歴:1974年生。東京理科大学理工学部建築学科卒業(卒業設計賞受賞),筑波大学
大学院システム情報工学研究科博士後期課程修了,博士(工学)。株式会社ソニー・
コンピュータエンタテインメント,首都大学東京システムデザイン学部准教授を経て,
東京大学大学院 情報学環・学際情報学府教授