商品の説明
内容紹介
これは「中年の危機」? 苦しいのはあなただけではない。
「人生、このままでいいのか?」という焦燥感に
ブルッキングス研究所のシニアフェローが科学で迫る。
「ハピネス・カーブ」に学ぶ中年期の幸福感。全米話題の書。
ハピネス・カーブにどのように対処するかは、社会的な問題でもある。人間がひとりだけで、個人的に、頭の中だけで対処できるものではないからだ。社会からのサポートが必要になる。中年や老年について社会全体の考え方を変える必要もあるし、赤いスポーツカーを乗り回す偏屈な老人の姿は痛々しい、といったような考え方は捨てなければならない。社会は、中年期特有の谷底にいる人たちを揶揄するのではなく、手をさしのべなくてはならない。(1章「人生の航路」より一部抜粋)
内容(「BOOK」データベースより)
これは「中年の危機」?苦しいのはあなただけではない。「人生、このままでいいのか?」という焦燥感にブルッキングス研究所のシニアフェローが科学で迫る。全米話題の書。
著者について
ブルッキングス研究所シニアフェロー。ジャーナリスト。
公共政策、文化論、政府についての書籍や記事を多数執筆。
2005年、全米雑誌賞受賞。「アトランティック」編集者。
「ザ・ニュー・リパブリック」、「ニューヨーク・タイムズ」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」、「ワシントン・ポスト」、「アステイオン」などにも寄稿している。
現在はワシントンDCで夫と暮らしている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ラウシュ,ジョナサン
ブルッキングス研究所シニアフェロー。ジャーナリスト。公共政策、文化論、政府についての書籍や記事を多数執筆。2005年、全米雑誌賞受賞。「アトランティック」編集者。「ザ・ニュー・リパブリック」、「ニューヨーク・タイムズ」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」、「ワシントン・ポスト」「アステイオン」などにも寄稿している。現在はワシントンDCで夫と暮らしている
田所/昌幸
慶應義塾大学法学部教授。専門は国際政治学。通貨、国際機構、国際報道のほか、国際人口移動に関する研究をしている。論壇誌『アステイオン』編集委員長もつとめる
多賀谷/正子
上智大学文学部英文学科卒業。銀行勤務などを経て、フリーの翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
今週の本棚
山崎正和・評 『ハピネス・カーブ 人生は50代で必ず好転する』=ジョナサン・ラウシュ著、多賀谷正子・訳
毎日新聞2019年7月21日
道徳色を排した現代の幸福論
「幸福論」の時代は過ぎ去ったと思っていた。幸福という曖昧で主観的な尺度で人生を測り、幸福になるにはいかに生きるべきかを考える時代、あのカール・ヒルティやアランの黄金期は遠く過去になったと思い込んでいた。
人は幸福を語らなくなって、代わりに所得や健康、家や車、子供の成績といった、具体的な価値基準で人生を測るようになった。
とくに健康は重視され血圧、血糖値、肥満度などの数値が人生の努力目標に化したというのが、長く私の先入観になっていた。
だがこの本を読んで、それが私の無学のせいにすぎず、現代もアメリカを中心に、幸福は重要な人生の価値基…