ハピネス・カーブ 人生は50代で必ず好転する

2019年07月22日 08時12分32秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 

商品の説明

内容紹介

これは「中年の危機」? 苦しいのはあなただけではない。

「人生、このままでいいのか?」という焦燥感に
ブルッキングス研究所のシニアフェローが科学で迫る。

「ハピネス・カーブ」に学ぶ中年期の幸福感。全米話題の書。

 ハピネス・カーブにどのように対処するかは、社会的な問題でもある。人間がひとりだけで、個人的に、頭の中だけで対処できるものではないからだ。社会からのサポートが必要になる。中年や老年について社会全体の考え方を変える必要もあるし、赤いスポーツカーを乗り回す偏屈な老人の姿は痛々しい、といったような考え方は捨てなければならない。社会は、中年期特有の谷底にいる人たちを揶揄するのではなく、手をさしのべなくてはならない。(1章「人生の航路」より一部抜粋)

内容(「BOOK」データベースより)

これは「中年の危機」?苦しいのはあなただけではない。「人生、このままでいいのか?」という焦燥感にブルッキングス研究所のシニアフェローが科学で迫る。全米話題の書。

著者について

ブルッキングス研究所シニアフェロー。ジャーナリスト。
公共政策、文化論、政府についての書籍や記事を多数執筆。
2005年、全米雑誌賞受賞。「アトランティック」編集者。
「ザ・ニュー・リパブリック」、「ニューヨーク・タイムズ」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」、「ワシントン・ポスト」、「アステイオン」などにも寄稿している。
現在はワシントンDCで夫と暮らしている。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ラウシュ,ジョナサン
ブルッキングス研究所シニアフェロー。ジャーナリスト。公共政策、文化論、政府についての書籍や記事を多数執筆。2005年、全米雑誌賞受賞。「アトランティック」編集者。「ザ・ニュー・リパブリック」、「ニューヨーク・タイムズ」、「ウォール・ストリート・ジャーナル」、「ワシントン・ポスト」「アステイオン」などにも寄稿している。現在はワシントンDCで夫と暮らしている

田所/昌幸
慶應義塾大学法学部教授。専門は国際政治学。通貨、国際機構、国際報道のほか、国際人口移動に関する研究をしている。論壇誌『アステイオン』編集委員長もつとめる

多賀谷/正子
上智大学文学部英文学科卒業。銀行勤務などを経て、フリーの翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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今週の本棚
山崎正和・評 『ハピネス・カーブ 人生は50代で必ず好転する』=ジョナサン・ラウシュ著、多賀谷正子・訳

 毎日新聞2019年7月21日 

道徳色を排した現代の幸福論
 「幸福論」の時代は過ぎ去ったと思っていた。幸福という曖昧で主観的な尺度で人生を測り、幸福になるにはいかに生きるべきかを考える時代、あのカール・ヒルティやアランの黄金期は遠く過去になったと思い込んでいた。

 人は幸福を語らなくなって、代わりに所得や健康、家や車、子供の成績といった、具体的な価値基準で人生を測るようになった。
とくに健康は重視され血圧、血糖値、肥満度などの数値が人生の努力目標に化したというのが、長く私の先入観になっていた。

 だがこの本を読んで、それが私の無学のせいにすぎず、現代もアメリカを中心に、幸福は重要な人生の価値基…

 

 

阪神・西「予祝本」とラブソングに乗って4勝目

2019年07月22日 08時08分55秒 | 野球

 ◇セ・リーグ 阪神5―2ヤクルト(2019年7月21日 甲子園)

 阪神はヤクルト戦に競り勝ち、2連勝とした。1点ビハインドの5回2死一、二塁から1番・近本が90打席ぶりとなる右越えの一発。7号3ランで逆転に成功すると、9回はマルテの押し出し四球などでリードを広げた。投げては先発・西勇輝投手(28)が7回4安打2失点と好投。5月10日の中日戦以来となる4勝目を挙げた。

 力を込めたスライダーは外角低めにズバリ決まった。1点差に迫られた6回2死一塁。4番・村上のバットは動かなかった。ベース板の四隅を突く、西らしい1球だ。見逃し三振に仕留めると、右の拳をギュッと握りしめた。7回2失点の力投。5月10日の中日戦以来、実に9試合72日ぶりの白星だ。新人の近本と上がった歓喜のお立ち台。マイクに乗せた第一声は弾んだ。

 「無事、勝てて良かったです。近本が3ランを打ってくれて勝ち越してくれて…。勝てない時期は正直苦しかったですが、甲子園で投げられる喜びを感じて投げています」

 6回1死三塁で青木を一ゴロに封じたが、マルテの野選で1点を失った。マルテの本塁送球でかがんだ際に転倒。ただ、アクシデントをものともせず、7回も3者凡退で乗り切った。3回は山田哲を内角シュートで詰まらせ、三ゴロ併殺に封じるなど計三つの併殺でリズムに乗った。5回は近本の逆転3ランを呼び込む右前打でチャンスメーク。「感謝の気持ちを表した」というように、近本をハグで迎え入れた。

 矢野監督が実践する『予祝』は、西ら選手にも広がっている。予祝とは未来を先に喜び、祝ってしまうことで現実を引き寄せるというもの。指揮官が選手に配布したのが『前祝いの法則 予祝のススメ』という一冊だ。もちろん読書家の西もしっかり読み込んだ。

 阪神移籍を決めたのも、この指揮官の超プラス思考が大きいという。常に前向きな姿勢に共感している。「だから阪神に来ました。この監督のために、と思えるので」――。試合前のロッカーでは予祝を実践している一人だ。「“きょう、ナイスホームラン”と言ってみたり。一人でも多くの人が信じることに意味があると思う」。たとえ、首位とゲーム差が開いても簡単に優勝は諦めていない。

 90年代の歌をテーマに音楽と野球観戦を楽しむ「虎フェス♪」イベントだったこの日。打席時の入場曲はエレファントカシマシの『今宵の月のように』を、登板時は久保田利伸with NAOMI CAMPBELLの『LA・LA・LA LOVE SONG』を選んだ。「チームは乗っていける。勝つべくして勝てた。あんなラブソングが合うとは思わなかったです」。普段はMr.Childrenを好むが、90年代の名曲に乗ってがっちり4勝目をつかんだ。(吉仲 博幸)


阪神・近本、逆転7号3ラン!

2019年07月22日 07時57分51秒 | 野球

連夜のヒーロー「虎フェス♪」でも快音奏でた

 (セ・リーグ、阪神5-2ヤクルト、14回戦、阪神9勝3敗2分、21日、甲子園)連夜のヒーローや! 阪神・近本光司外野手(24)が五回2死から逆転の7号3ラン。前日にサヨナラ犠飛を放ったドラ1ルーキーが、連日の大活躍でヤクルト相手に連勝だ。中日が敗れ、4位に浮上。虎の逆襲は、まだ続くで!

 決して真夏の夜の夢じゃない。打球が浜風をものともせず、甲子園の夜空にアーチを描いた。前日サヨナラ犠飛の近本が今度は逆転の3ランを放ち、大歓声の中ダイヤモンドを1周。ベンチ前で、笑顔で出迎える西の胸に飛び込んだ。

 「浜風が吹いていたんですけど、自分の感覚では気持ちよかったので。入ってくれてうれしかった」

 巡ってきたチャンスを落ち着いて仕留めた。0-1の五回。北條、西の連打で2死一、二塁。カウント1-2から山中の内角高め120キロ直球を振り抜いた。「(その前の球を)ファウルにして仕留めきれなかった。内でも外でも対応できるようにセンターを中心に返していこうと思った」。打球は右翼フェンスギリギリへ。追い込まれて頭の中を整理して臨み、最高の結果をたたき出した。

 前夜のヒーローも、いいところばかりではなかった。一回には走塁でのミスも。無死一、三塁で近本は三走。糸井の一ゴロの際に一度本塁を狙うも、止まってから再びスタート。中途半端な形となり本塁で憤死となってしまった。矢野監督は「難しいのは難しいんでね。ゴロゴーで、当たりも強めだし、(一塁手に)パッと見られたから。出てすぐ止まっちゃったから、課題は残ったけど」と振り返った。

 二回以降は、得点圏に進められず苦しい展開。そんな悔しい思いも胸に、五回のチャンスで逆転弾という結果を残し、バットで汚名返上してみせた。指揮官も「最高の形で流れを一気に戻せたのでナイスバッティングでしたね」と最敬礼した。

 この日は「虎フェス♪」として、選手が1990年代の曲で登場。近本は母・美晴さん(52)が好きで車の中などでよく聞いていたという、松任谷由実の「真夏の夜の夢」を選び、バッターボックスへ向かっていた。

 「しっかり曲は聴きました。母の好きなユーミン。母のためにもがんばりました」。170センチ、72キロ。プロを目指すには決して恵まれた体ではない息子のために、少しでも体が大きくなるように毎日料理を作ってくれ、必死に応援してくれた。そんな、母を思いながら打席に向かい、感謝を込めての一発。夢ではなく勝利という“現実”をたぐり寄せた。

 「また連勝ずっとしていくので応援よろしくお願いします」

 2夜連続でお立ち台に立った姿が頼もしい。球宴後から5試合連続安打と球宴前に落とした調子が再び上がり始めた。チームとしても連勝で3位・広島にゲーム差なしの4位に浮上した。ルーキーらしからぬ働きを見せてきた背番号5が、これからも虎を引っ張っていく。


広島、延長10回誠也サヨナラ打で自力V死守

2019年07月22日 07時12分27秒 | 野球

首位巨人に3連勝 巨人“鬼門”また勝てず4連敗

 ◇セ・リーグ 広島2ー1巨人(2019年7月21日 マツダ

 広島は延長10回、2―1でサヨナラ勝ちを収め、首位巨人に3連勝。3夜連続の劇的勝利で、引き分け以下で自力優勝の可能性が消滅する重要な一戦を守り抜き、リーグ優勝へ望みをつないだ。

【写真】サヨナラ打を放った鈴木は西川に水をかけられる

 自力優勝の可能性をこの日も守り抜いた。初回、西川が自身初の先頭打者アーチとなる6号ソロを放ち、幸先よく1点を先制。3回に1点を返されるも、投手陣が巨人打線を封じ、1―1のまま延長戦に突入した。

 10回、この回から登板した巨人4番手・マシソンの制球が定まらず、先頭の田中が一度もバットを振ることなく四球で出塁。続く西川の犠飛で1死二塁とすると、2番・菊池が中前にはじき返し、送球の間に二塁まで進み1死二、三塁に。3番のバティスタに申告敬遠が告げられ、1死満塁の絶好機を迎えた。

 このチャンスで迎えた4番・鈴木が3球目を中前へはじき返し、今季7度目のサヨナラ勝ちを決めた。

 9回は両者ともに譲らぬ猛攻を繰り広げた。表の守備では、2番手で登板したフランソアが1死満塁のピンチを迎えるも、巨人代打・阿部をこの日最速158キロのストレートで空振り三振に仕留め2死に追い込み、続く代打・陽も渾身のストレートで空振り三振斬り。巨人の強打者を2者連続三振に仕留め、流れを引き寄せた。

 裏の攻撃では、先頭の鈴木がこの回から登板した巨人・中川の6球目を捉え中前へ運び出塁すると、続く野間がスリーバント失敗。だが続く安部がしっかりバントを決め2死二塁とすると、会沢に申告敬遠が告げられ2死一、二塁に。一打サヨナラの場面で得点圏打率.440の磯村が代打で登場するも、空振り三振。好機を決め切れずに試合は延長戦に突入したが、接戦をものにした。

 先発・九里は8回6安打1失点。勝ち星こそつかなかったが、安定感のある投球で巨人打線を寄せ付けず、チームの5月30日ヤクルト戦以来のカード3連勝を呼び込んだ。

 巨人は5月15日以来の4連敗。マジック点灯も視野に入る局面で、今季初の同一カード3連敗を喫した。広島戦初先発の桜井が7回5安打1失点。6月の先発転向後は6試合に登板し負けなしで、この日も初回に西川に浴びた一発のみと1失点に封じたが、4番手のマシソンが粘れず。4年連続でシーズン負け越しを喫した宿敵を今年も撃ちあぐね、4勝9敗1分けと大きく負け越した。17年~18年に13連敗を喫したマツダで、今季2勝6敗1分け。この3連戦でも接戦を決め切れず、“鬼門”で一矢報いることはできなかった。


いやな感じ 高見順 著

2019年07月22日 06時51分10秒 | 社会・文化・政治・経済

いやな感じ 高見 順(著) - 共和国

高見 順()

書評掲載情報

2019-07-21

毎日新聞  朝刊
評者: 荒川洋治(現代詩作家)

昭和の激動期を描く壮麗な絵巻

2019-07-13 図書新聞  2019年7月20日号
評者: 森元斎
 
紹介

アナキズム。テロリズム。エログロ。ファッショ。亜細亜。そして戦争。
躍動する魂。ディープなスラング。
これは前史なのか、あるいは現在の私たちなのか?

関東大震災後、虐殺された大杉栄の復讐に失敗したアナキスト・加柴四郎。「生の拡充」を希求して夜の町を彷徨し、ファシストや軍と結託。韓国や上海での要人暗殺に加担すると、やがて日中戦争へ……。
最後の文士・高見順、畢生の長篇小説に、「北一輝・大魔王観音」「革命的エネルギー」など、スピンオフ3編を併録する。

書き下ろし解説=栗原 康

目次

第Ⅰ部  いやな感じ
 
 第1章 
 その一 魔窟の女
 その二 支那浪人
 その三 黄色い血
 その四 コップの液体
 その五 砂むぐり
 その六 思想落後
 その七 若い不能
 
 第二章
 その一 投爆者
 その二 京城の猫
 その三 練兵場の犬
 その四 枝豆くさい指
 その五 暴動計画
 その六 豚箱の羅漢
 その七 精神的めまい
 その八 生への狼狽
  
 第三章
 その一 北の果て
 その二 雪中放牧
 その三 ヨーヨーの頃
 その四 走狗
 その五 戦争好き
 その六 銃殺前後
 
 第四章
 その一 痛快な破壊
 その二 公然の暗殺
 その三 悪時代
 その四 保険的背心
 その五 二挺の匣槍
 その六 過去の中の現実
 その七 いやな感じ
 

第2部  エッセイ/短篇
 
「いやな感じ」を終って

 革命的エネルギー――アナーキズムへの過小評価

 大魔王観音――北一輝
 

  解説:いい感じ 栗原康 

  解題:『いやな感じ』とその周辺

前書きなど

《一体全体これはどういうことだったのか。俺はこのときすでに気が変になっていたのか。
 まだ俺はこのときは正気だった。でも、志奈子、丸万、百成の死を聞いて、俺はたしかに逆上はしていた。しかし逆上だけでこんなことができたとは思えない。
 砂馬を殺せなかった腹癒せに、こんなことをしようとしたのか。砂馬の埋めあわせだったら、砂馬と同じ日本人をバラしたらいいんで、何も中国人を殺そうとしなくてもいい。
 死んだ慷堂は俺が張継に似ていると言った。中国人に似ていると言われた俺が、中国人を虐殺しようとしている。俺にとって何の怨みもない中国人の生命をむざんに絶とうとしている。
 生命の躍動に感激し、生命に何か感謝したい気持だったあの俺が、これはどうしたことか。いや、矛盾ではなく、あれの延長にほかならないのだ。
 根っからのアナーキストだと玉塚から言われた俺は、大杉栄が言った、われらの反逆は生の拡充なのだという言葉を改めて思い出させられた。生の拡充、生命の燃焼を俺は欲した。俺にとってこの恥ずべき愚行――愚行なんて言葉ですまされるものではないが、これは正に生命の燃焼なのだった。
 革命的情熱の燃焼とは生命の燃焼にほかならないと、往年の俺は信じていた。中国人の虐殺が、俺にとっては生命の燃焼、すなわち革命的情熱の燃焼にほかならないとなったのは、思えば、ああ、なんたることだろう。あの根室であんなに俺は、平凡に生きようと考えたのに、しょせん、平凡な生活者になれなかった俺にとって、これが生の拡充だったとは……。
 ここで俺はふたたび――なんでこんなことをしゃべっているのだろうと、みずからに問わねばならぬ。
 懺悔ではないとすでに言った。テロリストのなれの果て、悲惨なその最後の姿を人に示そうというのか。わが数奇な運命を、諸君、平凡な生活者に語りたかったのか。
どっこい、平凡な生活者の生活のほうが、ほんとはもっとむごたらしいのだ。》
――本文より
 
《ニヒルをこじらせるな、つきぬけろ。ニヒルでありつづけるってことは、自分のなかにめばえてしまった根拠をたえず無に帰してやるということだ、ただしいよりどころをぶちこわしてやるってことだ。ほんとうのところ、大杉がいっていた生の拡充って、そういうものなんだよね。たとえブルジョアをぶちのめすためだからといったって、そのために強力な労働組合が必要だ、そんでもってその指導者には絶対服従だ、それはただしいことをやろうとしているんだからあたりまえだとかいいはじめたら、あたらしい支配がたっているだけのことだからね。けっきょく主人になるか、その奴隷になるかどっちかだ。
 だから、ほんのチョビッとでも自分のなかに、自分たちのなかに、これこれこうするのがあたりまえだ、ただしいことなんだってのがめばえたら、いつでもそれをぶちこわしてやる、そんなもんなしでもやっていけるぞっていう力をしめしてみせる、それがだいじなんだ。自分で自分をぶっこわせ。主人でもなく奴隷でもなく。なんどぶっこわれたっていい。なんどでもなんどでもあたらしい生をつかみとっていけ、まだみぬ生のさけびに身をゆだねていけ。それが生の拡充だ。》
――栗原康「解説」より

 著者プロフィール

高見 順  (タカミ ジュン)  (

1907年、福井県に生まれ、1965年、千葉県に没する。小説家、詩人。
本名、高間芳雄。
高校時代にダダイズムの影響を受け、東京帝国大学文学部時代にはプロレタリア文学運動に加わる。
1935年、『故旧忘れ得べき』で第1回芥川賞候補。1941年、陸軍報道班員としてビルマに徴用。戦後も、小説、エッセイ、詩とジャンルを問わず活躍した。
主な作品に、『如何なる星の下に』(人民社、1936)、『昭和文学盛衰史』(文藝春秋新社、1958)、『激流』(第一部、岩波書店、1963)をはじめ多数。
ほかに『高見順日記』(正続17巻)、『高見順全集』(全20巻)がある。