NY株、一時1400ドル安 感染「第2波」懸念

2020年06月12日 02時15分11秒 | 社会・文化・政治・経済

配信

【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク株式相場は、新型コロナウイルスの感染「第2波」や景気回復の遅れに対する懸念が広がり、大幅に下落して取引が始まった。

午後0時29分現在、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比1372.76ドル安の2万5617.23ドル。

下げ幅は一時1400ドルを超えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同356.30ポイント安の9664.05となった。  

米ジョンズ・ホプキンス大学によると、米国の新型コロナ感染者数は200万人を超えた。テキサス州など早期に経済活動の再開に踏み切った地域の一部では、感染者数が増加しつつある。

人が密集する黒人男性暴行死事件への抗議活動が全米に広がり、感染の「第2波」への懸念が強まっている。  

また、米連邦準備制度理事会(FRB)は前日、少なくとも2022年末まで事実上のゼロ金利政策を継続するとの想定を公表。景気の先行きへの慎重な見方から、幅広い銘柄が売られた。 

 

【関連記事】