興味深いコラムですので、ぜひ見てください。
100m日本記録保持者・伊東浩司が考える「9秒台の選手の育て方」
100mの日本記録は10秒00と、未だ9秒台で走った人はいません。
しかも、この記録は1998年に出たもので、15年更新されていないのです。
15年というと、あらゆる物が変わり、進化しています。
スポーツに関しても、医学的、科学的にも進歩し、指導法も変わっています。
でも、この100mの日本記録は変わりません。
簡単なようで難しいことですが、やってやれないことはないと思います。
100mの選手は「自分が9秒台で走ってやる」という気持ちを持ってほしいですね
寒い日が続き雪が積もる今日この頃ですが、風邪なんてひいていませんか?
この時期はインフルエンザも恐いですよね
規則正しい生活と、うがい手洗いで予防しましょう。
いつも練習でお世話になっている、富山県総合体育センターのホームページのスポーツパレス便りをアクセスしてください。
その中の「動的ストレッチを取り入れよう!」のVol1~9を見てください。
どこかでやったことがありませんか?
ワニ歩きや体幹運動など、今までやったことがあるはずです。
このサイトをぜひ参考にしてください。
12月になり、今年も残り1ヶ月となりました。
陸上の試合シーズンにおいても、先日のアジア大会で福島選手の100m、200m優勝などで盛り上がりましたが、今後はオフシーズンとなり、、話題も少なくなってくるでしょう。
最近では、冬期練習が始まりましたが、週1回のためブログのネタ不足となり、更新も少なくなってしまいました・・・
アクセス数を増やすためにこのブログを書いている訳ではありませんが、毎日下がっているアクセス数を見て気になっている今日このごろです
そこで以下のようなコメントを頂きました↓
冬季練習も始まり思いも新たに頑張っているようですが、週に1回ということでまだまだ物足りないようです。
また4年生は練習に参加できないので、春になったらタイムが落ちちゃうんじゃないかと心配なようです。
自分でできる練習で、どんなことをすればいいのか、何かアドバイスをいただけないでしょうか?
コメントありがとうございます
毎年このような悩みを持つ人がいます。
切実な悩みです。
そこで、家でもできるトレーニングを紹介します。
家でもできるトレーニングは、いつもの練習でやっているんです。
1、補強運動
補強運動と言えば、腕立て伏せ、腹筋、背筋の基礎的な3つです。
この他に、バービージャンプ、スクワット、サイドランジなどがあります。
これを10回×3セットほどやればよいでしょう。
慣れてきたらサーキット形式ですると、もっと効果的です。
腕立て腹筋背筋バービージャンプスクワットサイドランジ
を1セットとして、休みなく連続でします。
これを3セットほどできれば、かなりのパワーアップができますよ
2、マット運動
前転、後転、開脚前転、開脚後転
家に和室がある人は、畳の上でやってみましょう。
和室がない人は、布団の上でもいいです。
いつもは硬いタータンでやっているので、家でやれば楽勝ですよ
さらに広い和室があれば、側転もやってみましょう。
それと、足をつけていい壁があれば、倒立(逆立ち)もできます。
この練習は陸上とは関係ないと思ってはいけません
ものすご~く大事ですよ
3、ストレッチ
体が硬い人は、ぜひやってください
お父さん、お母さん、痛がっても後ろから押してあげてください。
痛い思いをしないと、体は柔らかくなりません。
お風呂あがりは毎日やってください♨
4、縄跳び
前跳び、後ろ跳び、2重跳び、3重跳び、あや跳びなど、学校でやっているものでよいです。
汗がダラダラ出るまでやってみましょう
5、ジョギング
15分~20分ほど走ってみましょう。
ゆっくりとしたペースでいいので、絶対に歩かないでください。
危険ですので、夜道は走らないでくださいね。
長距離は苦手だからと言っている人、それでは絶対に自主トレなんてできません
6、坂道ダッシュ
道路は硬いのであまり走るのはお勧めできませんが、もし走るのなら、短い距離(50mほど)でよいので坂道をダッシュしてください。
本数は5本~10本ぐらいで。
これははっきり言ってキツイです。
これを小学生が一人でできれば、大したものです。
この他にも、普段の練習でやっている内容を思い出してください。
分からなければ、ブログで検索してください。
補強運動は正しい動きでやらないと、何回やっても意味がありません。
何かあれば、練習のときにコーチに聞いてください。
お気軽にどうぞ
先月の25日にJACの練習が終了してから、約1ヶ月足らずお休みになり、この練習が始まるのを心待ちにしているクラブ員も多いと思います。
くどいようですが、この冬期練習は、富山JAC冬期練習ではありません。
JACの練習とは内容も練習量も全く違う、冬期強化練習です。
この練習に参加する人は、それなりの決意を持って来てくれるものと思っています。
厳しい練習になりますが、頑張っていきましょう
さて、冬期練習とは、冬場にするトレーニングのことですが、なぜ冬場にトレーニングを行うのでしょうか?
そして、どんなトレーニングをしたらよいのでしょうか?
私なりに調べたものを説明します。
陸上競技のシーズンは、4月~10月までの試合期、11月~3月までの鍛錬期(たんれんき)に分かれます。
試合期の練習内容は、JACでの4月からの練習を思い出してもらえばいいのですが、
・スタートブロックを使ったスタート練習
・足の動きなどの走り方の練習
・リレーのバトンパス練習
・スピード練習
などがあります。
鍛錬期とは簡単に言うと冬期トレーニングです。
この練習内容ですが、これを今からやるわけですね
冬期トレーニングも大きく4つに分けられます。
1、移行期間(10月下旬~11月上旬)
冬期トレーニングに入る前に、身体をリフレッシュさせます。
4月からの大会の疲れを取ったり、違うスポーツを練習内容に加えるのもよいでしょう。
例えば、バスケやバレーなどの球技をやるのも楽しいですね
ちなみに、みなさんは約1ヶ月ほど練習をお休みしましたので、バスケなどをやる予定はありません
もうリフレッシュしているはずなので。
勘違いしないように
2、準備期間1(11月下旬~2月上旬)
筋力トレーニングや走り込みなどのハードな練習をする期間です。
筋力トレーニングは、体の中心部分を鍛える体幹トレーニングや、バーベルなどを使うウェイトトレーニング(小学生はしません)、ハードルジャンプや立ち五段ジャンプなどのジャンプトレーニングなどがあります。
走り込みは、そのまんまの走るトレーニングです。
とにかくガンガン走ります
この他にも技術的なこともします。
3、準備期間2(2月中旬~3月上旬)
この時期になると少しずつ暖かくなっきますので、徐々にスピードを上げたトレーニングをしていきます。
4、移行期間(3月上旬~4月上旬)
冬期トレーニングでつけた体力を、専門的な動きにつなげていきます。
この頃になると、冬期で頑張ってきた成果が出てくるかも?
過去の例でいくと、確実に成長した人がたくさんいましたよ
冬期練習は試合がありませんので、100mが○秒速くなった、走り幅跳びで○cm遠く跳べた、という実感がありません。
そうすると、練習の内容が単調に感じてきたりして、モチベーションが下がることもあります
そんなことのないように、来シーズンの目標をしっかり持って取り組んでください
それと、この冬期期間によくある問題が「太り過ぎ」です
体重が増えることは悪いことではありません。
成長期のみなさんですので身長が伸びますし、筋力がつけば増えて当たり前です。
しか~し、この増え方が多すぎることが問題なのです。
このことについては、過去にこのブログでも書いていますので、こちらをどうぞ。
ただひとつ言うならば、ある選手が太り過ぎで記録が伸びなくなったとき、チョコレートは毒だと思いこんで食べるのを我慢したそうです。
お菓子の食べ過ぎはやばいですよ
コンビニなどにフラッ~と入らないほうがいいと思いますよ
冬期練習に関して書いたわけですが、必ずしもこのような内容するとは限りません。
新たな練習もあるかも
楽しみにしていてください。
それでは20日にお会いしましょう
フライングは1回で失格というルールの適用についての記事です↓
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/athletic/event/headlines/20091215-00000029-kyodo_sp-spo.html
2013年度以降は、全国高校総体、国体で導入する方向になりそうです。
ちなみに、全国小学生大会では適用されません。
小学生のみなさんは、自分にはまだ関係ないなぁ思うことでしょう。
しかし、2013年度とは4年後の話です。
ということは、今の6年生が高校生になったときからですよ
とにかく、フライングはしないように
冬場のトレーニングでは、寒いのでどうしても着込んでしまいますが、そうすると動きにくくなってしまいます。
動きやすくて、冷えないウェアとか無いでしょうか?
まず、おなじみのネットで調べたものを、参考にどうぞ↓
http://www.mizunoshop.net/disp/CSfDispListPage_001.jsp?dispNo=001001004002&cid=ovtrack_field562258
結論から言いますと、最近のウェアは機能性に優れていて、どれも動きやすくて冷えないウェアだと思いますよ。
ただこれでは答えになっていないので、私なりの考えを記します。
暖冬といっても、これからの季節は寒くなりますね
この季節の必需品は、
・手袋
・帽子(毛糸のものがよい)
・ネックウォーマー
・ウインドブレーカー
・ベンチコート
の5つですが、これはもう何回も言っているので、みなさん準備は大丈夫でしょう。
これに、
・ロングタイツ
・長袖Tシャツ(これひとつで寒ければ重ね着をする)
の2つがあれば、もっとよいでしょう。
普段は長袖のジャージの上下で動いている人が多いのですが、これだと動きにくく、脱いだら寒いので、長袖Tシャツに、ロングタイツ姿がベストです
あとはこれらのアイテムを上手に使いこなしましょう。
流れとしては、アップのときは動きにくくてもいいので、たくさん着ます。
そして、体が温まってくるにつれて、どんどん脱いでいきます。
最終的に、帽子、ネックウォーマー、長袖Tシャツ、手袋、ロングタイツがいいと思います。
はりきって半袖、半ズボンになってもいいのですが、風邪をひいても知りませんよ
よく見られるのは、体が温まっているのに、いつまでもウインドブレーカーを着ている人がいます。
これでは動きにくいですし、汗が蒸発しません。
自分で着たり脱いだりして、体温調節をするのがポイントです。
答えになったかどうかわかりませんが、以上が私の考えです。
参考までに
陸上競技をする上で、シューズ・スパイクが必要になりますが、同じサイズでもメーカーによって幅が若干違うように思います。
自分にフィットするシューズ・スパイクを購入する為に、それぞれのメーカーの特徴を教えて欲しいのですが。
あるメーカーのシューズ・スパイクを試着した際に幅が狭い、あるいは広いと感じた場合に、それだったらこのメーカーにしたら良い等。
まず、ネットでいろいろ調べてみたので、参考に以下の3つのサイトを見てください。
http://www.mizuno.jp/mtc/soga/20050601.html
http://www.mizuno.jp/mtc/spike/
http://www.asics.co.jp/rikujo/guide/step01
シューズやスパイクのメーカーは、ミズノ、アシックス、アディダス、ナイキなどが主流です。
メーカーごとによって特徴がありますが、そこまで詳しいことはわかりませんでした。
すみません
これは実際にお店で試しに履いてみて、店員さんに聞くのがいちばんだと思います。
個人的な感想では、アシックスかミズノが好きです。
これはいろいろなメーカーの靴を履いてみた結果です。
さらに私の考えでは、練習のときから軽いシューズを履くよりも、怪我を防止できるソールの厚い少し重いシューズを履いてみるのはどうでしょう?
そして試合のときは軽いスパイクを履くと、足が軽く感じて好タイムが出るかも
興味のある人は、次にシューズを買い換えるときにどうぞ
それと、スパイクは高価なものです。
確かに高くてかっこいいものは、速く走れるような気にさせてくれますが、その前に自分の走力アップが大切です。
値段よりも、走りやすくて自分に合ったものを買いましょう
N君の同級生のYさん、こんなかんじでいい?
陸上競技は体を鍛えることもそうですが、同時に礼儀作法も学んでほしいと思います。
練習に来たら、
「おはようございます」
「こんにちは」
帰るときは、
「ありがとうございました」
「お疲れ様でした」
友達が走っていたら、
「ファイト」
「ガンバレ」
走ったり、動きをするときには、
「行きまーす」
「お願いしまーす」
本数をこなすときには、
「○本目行きまーす」
など、陸上競技にはいろんな声かけがあります。
「こんにちは」「さようなら」は言うまでもなく、当たり前のことです。
遅れてきたらダッシュで来て、
「遅れてすみません」
と、言えるようになってください。
顔を見ても黙っていたり、遅れてきてもなんの一言もないようでいけません。
恥ずかしがらずに、大きい声で言いましょう。
それと、コーチや先生が指導をしてくれたら、
「はい」
という返事がほしいです。
言ったことがちゃんと伝わっているのか、理解してくれたか、何の反応もないと寂しいし、こちらも分かりません。
ここで違うスポーツの話になりますが、サッカーを例にあげてみましょう。
パスを欲しいときに黙っていたら、ボールは来るでしょうか?
マークがずれていたり、ゴールを決められそうな危険なときに、黙っていたら相手にシュートを決められてしまうでしょう。
野球を例にあげてみましょう。
フライがセカンドとファーストの間ぐらいにあがりました。
このとき、どちらかが声をかけないとぶつかってしまいます。
このように、声かけはスポーツにとって、大事なことです。
陸上の声かけは、ほかにもいろいろあります。
中学校に行ったら、いろいろと学ぶことでしょう。
陸上教室でも、みんながしっかりとした挨拶と声かけをしてほしいです
陸上の練習方法で、インターバルトレーニングというものがあります。
どんなトレーニングかというと、全力で走り、ゆっくりとしたジョギング(またはウォーキング)で息を整え、再び全力走るのを交互に走る練習です。
主に中距離や長距離の選手がやる練習ですが、短距離の選手もすることがあります。
この全力とジョギングを繰り返すと、どんどん疲れが出てきて走れなくなってきます。
しかし、疲れて体が動かなくなってきてからが、本当の練習なのです。
つらくても、しっかりとしたフォームでスピードを維持することを心がけてください。
そうすることで、ラストスパートができたり、最後までスピードが落ちずに走ることができたります。
練習の例
・100m全力+50mウォーキング×5本
・100m全力+100mジョギング×10本
・200m全力+200mジョギング×10本 2セット
・1000m+200mジョギング×5本
小学生でしたら100m+ウォーキングの練習がいいと思います。
でも、つらい練習ですので一人でやると、まずくじけてしまうでしょう。
3~4人で競いあってのほうが、スピードが出ると思います。
中学生から高校生になると、距離も伸びてかなりつらい練習になってきます。
つらい練習ですが、効果は必ず出ます。
もし練習する機会があれば、がんばって走りましょう
A君の生活サイクル
夜遅くまで起きてテレビを見たりゲームをしたりしている
↓
朝起きられず朝ご飯を食べる時間がない
起きてすぐなので食欲がない
↓
体が起きていないので頭がボッーとしている
授業中の内容が頭に入ってこない
栄養不足で休み時間もだるくて体を動かす気にならない
↓
給食は栄養のバランスが良いのに好きな物しか食べない
↓
家に帰ってからお菓子をたくさん食べる
↓
※ここがポイント!
陸上の練習の調子が出ない
コーチの教えてくれる練習内容が理解できない
タイムが伸びない
↓
お菓子の食べ過ぎで夕飯が食べられない
ここでも好きな物しか食べない
↓
夕飯を少ししか食べずに夜遅くまで起きているのでお腹がすく
アイスクリームやインスタント食品など食べる
↓
朝起きられず朝ご飯を食べない
B君の生活サイクル
夜ふかしせずに早く寝る
↓
朝の目覚めがよく朝ご飯をしっかり食べる
↓
体が起きていて授業に集中できる
休み時間も元気いっぱい体を動かす
↓
給食は好き嫌いせずにおかわりもしてたくさん食べる
↓
間食を量や種類を決めて食べる(スナック類ではなくバナナや栄養補助食品などがよい)
↓
※ここがポイント!
陸上の練習がしっかりできる
コーチの教えてくれる練習内容が理解できる
タイムがどんどん伸びる
↓
夕飯もバランスよく食べる
↓
テレビやゲームの時間を決めて早めに寝る
ここでA君とB君の生活サイクルを例にあげてみました。
少し極たんな例です。
みなさんは、どちらにあてはまりますか?
どちらの生活サイクルが良いかは、言うまでもありません。
人間が生きていくには食べる事が大事です。
陸上の練習をする以前に、普段の生活態度や食事をしっかりしないと速く走れることができません。
もしA君の生活サイクルに思いあたるようなことがあれば、直していきましょう
6年生のみなさんは、残り3ヶ月の小学校生活を大切にして、悔いのないようにしてほしいと思います。
5年生のみなさんは、もうすぐ6年生です。学校生活でも、陸上の大会でも中心となっていく学年ですので、頑張ってほしいと思います。
今回は食事についてです。
学校でも食べることについては、いろいろと学んでいると思います。
みなさんは、朝ご飯をしっかり食べていますか?
好き嫌いはしていませんか?
まず、食事を大切にしない人は、速くなることはできません。
成長期であるみなさんが、朝ご飯を食べなかったり、偏った食事をしたりしているようでは、しっかりとした体をつくることができないからです。
スナック類のおかしの食べ過ぎにも注意してください。
どうしても食べたいのであれば少量ならよいのですが、食べ過ぎてご飯が食べられなくなるようではいけません。
インスタント食品もほどほどにしましょう。
一流のスポーツ選手は、ハードな練習をしたあとは栄養をとるために、食べることも練習のひとつとしています。
ハードな練習をすると、なかなか食欲が進まず食べられないこともありますが、無理矢理でも食べているそうです。
嫌いな物はすぐに食べることはできないと思いますが、少しずつ克服していきましょう
私にとっては雪が降らないことで除雪をしなくてすむし、通勤にも支障がなく都合がよいのですが、子供たちにとっては物足りないでしょう。
今回は陸上豆知識、シューズ編です。
陸上のシューズにはたくさんの種類があります。トレーニング用、ジョギング用、レース用などいろいろ使い分けることができます。小学生のみんさんは、そんなに高価なものは使わなくてもよいですが、クッション性のよいものがお勧めです。
みなさんはシューズを履くときのヒモはどうやって縛っていますか?
いちいち縛るのは面倒なので、ゆるめにして履いたり脱いだりしていませんか? もしかしたら、走るときもゆるいままで走っていませんか?
普段歩くときはゆるいままでもよいですが、練習ときは必ずひもをきつく縛りましょう。そこで縛りかたですが、いちばん手前のヒモだけきつくしても意味はありません。面倒でもくつ先のほうから、1カ所づつきつくしながら手前までヒモを引っ張ってきましょう。脱ぐときも、1カ所づつゆるめていきます。スパイクの場合もいっしょです。それと、まさか靴のかかとを踏んでいる人はいませんよね?陸上をしている人で、靴のかかとを踏んでいる人は速くなれませんよ
なぜ靴のヒモはきつくしなければならないかわかりますか?
練習のときに足の裏の母子球を使うように教えましたよね。靴のヒモがゆるいと足の力が地面に伝わりにくく、母子球を使えないからです。ゆるいヒモで走るのと、きついヒモで走って比べたら、その差がはっきりわかります。
これからは、練習前に必ず靴のヒモのチェックをしましょうね
前回の豆知識その11での補強運動のやり方について、説明したいと思います。
腕立て伏せのやり方
1,両腕を肩幅に広げて肘を伸ばし、背すじを真っ直ぐにする。(すみません。画像は少し曲がってしまいました・・・。)
2,肘を90度に曲げる。
3,この姿勢を崩さないように元の姿勢に戻る。
肘を中途半端に曲げて、腰だけ落としてはいけません。できれば顔を床ぎりぎりまで近づけましょう。
最初は無理をせずに、10回を目安にやってみましょう。慣れてきたら回数やセット数を増やしていきましょう。
腹筋のやり方
1,足を何かで固定するか、誰かに押さえてもらう。足が痛いときはクッションや座布団を利用する。
2,膝を曲げて、両手は頭の後ろに組む。
3,上体を床ぎりぎりまで倒す。
4,上体を起こす。
腹筋はやり方によって負荷のかかり具合が違ってきます。最初のつらいときは腕は組まずに、上体を倒すときも床に着いてもよいと思います。慣れてきたら、上に書いてあるとおりにやってみましょう。これも腕立て伏せと同じような回数とセットを組んでやります。ちなみになぜ腕は頭の後ろに組むかというと、腕で反動を使ってしまうからです。
背筋のやり方
1,うつぶせになり両手を頭の後ろに組みます。足を誰かに押さえてもらうか、何かで固定する。
2,反動をつけずに上体を反る。
3,床ぎりぎりまで、元の姿勢にもどす。
背筋も腹筋と同じで、腕を組む、組まない、床に着ける、着けないで違ってきます。慣れてきたら負荷のかかる方法で、やってみましょう。
理想的なのは、腕立て10回、腹筋10回、背筋10回を1セットとして、3セットぐらいできればよいと思います。もちろん回数を増やして20回、30回、4セット、5セットしてもいいですよ。でも無理はしないでください。腹筋は筋肉痛になると、くしゃみをしたり笑っても痛いですよ。ちなみに・・・先生は背筋が嫌いで、腕立てと腹筋ばかりしていました。そうすると、筋肉のバランスが悪くなって走りにも影響することもありました。好きな種目ばかりせずに、バランスよく鍛えましょう。
今回は冬季トレーニングについてです。
陸上のトラック競技はそろそろオフシーズンに入ります。オフシーズンには冬季トレーニングとして、いろんなトレーニング方法があります。
冬季トレーニングの代表的なものは、ウェイトトレーニング、サーキットトレーニング、補強運動などの筋力トレーニングなどがあります。
ウェイトトレーニング(以下ウェイト)はみなさんは、まだまだできないのですが、簡単に説明します。ウェイトリフティングという競技を知っていますか?何百キロもの重りをつけて持ち上げる競技ですね。あの重りはバーベルと言います。そのバーベルを使って、体に負荷をかけるトレーニングがウェイトです。ウェイトにはたくさんの種類があって、体の各場所を鍛えるのに動きが違います。代表的なものは、腕を鍛える「ベンチプレス」、足を鍛える「スクワット」、背筋を鍛える「ハイクリーン」などです。いろんな専門用語があって話が難しくなるので、ウェイトの話はこの辺で・・・。
サーキットトレーニング(以下サーキット)は10種類ぐらいの補強運動を走りながらするトレーニングです。例えば、
腕立て伏せ10回→JOG→腹筋10回→JOG→背筋10回→JOG→ジャンピング→JOG→スクワット10回→JOG→・・・・・・
を、1セットとして3セットぐらいします。走りながらのトレーニングなので、持久力や持久筋力を鍛えるのに適しています。長距離の人には特によいでしょう。しかし、このトレーニングも中学生から始めるとよいでしょう。
次に筋力トレーニング(以下筋トレ)です。筋トレの代表的なものは、サーキットの中にもありましたが、腕立て伏せ、腹筋、背筋などです。これらの動きはみなさんも知っていると思います。しかし、ただやればいいという訳ではなく、正しい動きでやらないと何の意味もありません。例えば、間違った動きで腕立て伏せを100回するのと、正しい動きで10回するのはどちらが効果的でしょうか?やはり正しい動きでする10回です。でもやり方が分からない人がいると思いますので、それはもし機会があれば教えます。
先生の個人的な意見としては、みなさんはまだまだ成長期ですので、無理な筋力トレーニングはする必要はないと思います。しかし、だからといって何もしないとシーズンが始まったときに、思ったよりも記録が伸びないことがあります。ですので、少し刺激を与える程度でよいと思います。
いろんなトレーニングがありますが、まず基本は体を動かしてください。雪が降って寒いからストーブの前で動かないのではなく、室内でできるバスケットボールやドッジボールは、学校の体育館で休み時間にどれだけでもできます。体育館の割り振りなどで、毎日はできないかもしれませんが、積極的に体を動かしましょう。
もし冬季トレーニングについて質問があれば、コメントに書き込んでください。浅はかな知識ではありますが、教えたいと思います
10月13日(土)に5年生を対象とした、富山市三種競技大会が行われます。陸上教室のみなさんの中には、参加する人もいるかと思います。今回はその三種競技大会にちなんで、「混成競技」について紹介します。
混成競技とは数種類の種目をして、その得点の合計で競う競技です。種目は大きく分けて、短距離走、障害走、跳躍種目、投擲種目に分けられます。混成競技と聞いてあまりピンとこない人もいるかと思いますが、8月に日本テレビの24時間テレビで、芸能人の「間寛平」が陸上の記録に挑戦していましたね。あれが混成競技の十種競技です。
混成競技は小学生から一般まで種目と数が違うので、ここで紹介したいと思います。
小学生
男女 三種競技(100m、走り幅跳び、ソフトボール投げ)
中学生
男子 四種競技(110mH、400m、走り高跳び、砲丸投げ)
女子 四種競技(100mH、200m、走り高跳び、砲丸投げ)
高校生
男子 八種競技(100m、400m、110mH、1500m、走り幅跳び、走り高跳び、やり投げ、砲丸投げ)
女子 七種競技(200m、800m、100mH、走り幅跳び、走り高跳び、砲丸投げ、やり投げ)
一般
男子 十種競技(100m、400m、110mH、1500m、走り幅跳び、走り高跳び、棒高跳び、やり投げ、砲丸投げ、円盤投げ)
女子 七種競技(高校生といっしょです)
小学生は1日、中学生は1日あるいは2日、高校生・一般は2日で競技が行われます。これだけたくさんの種目をするということは、練習もたいへんですし、試合もとても疲れてしまいます。高校・一般では最終日の最終種目に800mや1500mが行われますので、まさに体力の限界に挑戦することになりそうです。
たいへんなイメージがある混成競技ですが、楽しいこともあります。
1,予選落ちなどがなく、必ず順位がつく。
2,いろいろな種目を経験できる。
3,1種目失敗しても、ほかの種目でばんかいできる。
このように、普通の陸上の種目とはまた違った魅力があります。
全部の種目に挑戦してみたいという人は、混成競技をしてみてはどうでしょうか?興味のある人は是非やってみてください