18日(日)に東京国際女子マラソンが行われました。
このマラソンにはアテネオリンピック金メダリストで、日本記録保持者の野口みずき選手が出場することで、私は注目して見ていました。その他にも前日本記録保持者の渋井陽子選手も出場するので、この2人の対決も見物でした。
日本の選手でマラソンで2時間20分を切る選手は、野口選手と渋井選手と高橋尚子選手の3人しかいません。世界でも8人しかいないので、その中に3人も日本人選手がいるのは、日本の女子マラソンはすごくレベルが高いと言えます。
レースの結果は野口選手が2時間21分37秒の大会新記録で優勝しました。後半は独走で、最後のラストスパートのスピードは素晴らしかったです。
一般的に、マラソンの選手はピッチ走法(歩幅をせまくして足の回転で走る走法)の人が多いのですが、野口選手は身長が低いのに、力強いストライド走法(歩幅を広くして足のキック力で走る走法)が特長的です。
今日のレースで北京オリンピックの選手に内定したわけではありませんが、野口選手はアテネオリンピックに続いて、2大会連続でメダルを獲れそうな期待があります。しかし、マラソンはレースもつらいですが、練習はもっとつらく試合当日までの調整も難しいと思います。
話が変わりますが、よく陸上で「試合で泣くな、練習で泣け」という言葉があります。試合で悔しい思いをして泣くのなら、苦しい練習で泣いて良い結果を出せという意味です。みなさんにはちょっと厳しい言葉ですが、こんな言葉があるのだなぁという程度で覚えておいてください。
このあと、大阪国際女子マラソンと名古屋国際女子マラソンもあります。高橋尚子選手も出場しますので、これからのマラソンも注目して見てください。