仕事の道楽化

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きっと映画化されるであろう「のぼうの城」

2009年02月09日 | 本と雑誌
のぼうの城

のぼうの城
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2007-11-28

 面白かった。まるで映像が浮かぶような文章だった。きっと映画化されるに違いない。城攻めのシーンや水攻めのシーン、そして登場人物の言動が映画のように頭に浮かんでくるのである。

 作者紹介の欄を読んで納得したのだが、元々脚本だったものを小説化した作品のようである。

 かなり面白かった。ただ、不満なところが一つだけある。それは、主人公の民衆に愛される根拠になる記述が少ない点である。後半を読むと「えっ?そんなに愛されていたの?バカにされていたんじゃなかったの?」「そんなに愛されていたという記述やエピソードはどこに書いてあるの?」という違和感を感じた。

 もともと脚本だったのならば、役者さんの演技でそのあたりをカバーしたのかもしれないが、小説化するのならば、その魅力を書き込んで欲しかった。

 でも読む価値はある。次作も出ているようである。

忍びの国 忍びの国
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2008-05

コメント
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