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こうすればボール運動が楽しくなる

2010年02月03日 | 体育
 楽しくないボール運動の授業に見られる特徴は、「チームの人数が多い」である。

 この「チームの人数が多い」は、ドッジボール、サッカーやバスケットボール等のボール運動等の授業でよく見られる。

 例えば、1学級が2チームに分かれてドッジボールのゲームをしている場面をよく見る。1つのボールを追いかけて、みんなで楽しんでいるように見える。雰囲気はとても楽しそうである。
 また、ある時は、サッカーをしている授業を見ることもある。11人対11人で一見本格的なサッカーをしているように見える。

 しかし、いずれも授業としてはダメである。なぜなら、授業の始まりと終わりで子供が殆ど変わらないからである。よく見れば分かる。そのような授業では、活躍する子供は良くて2割である。あとの8割は、傍観者になっている。「ボールに何回触ったか」というデータを取ってみると良い。1回も触れない子供が多い。

 ボールに触れないような子供がたくさんいるようなゲームでは、投げる、捕る、蹴る、ドリブルなどのボール操作の技能が高まらないのはもちろんである。
それに加えて、どこに行けばボールをもらえるのか、どこに行けば相手チームのプレーヤーをマークできるのか等のボールを持たないときの動きも分からない。

それではどうするか?・・・「チームの人数を減らす」のである。ゲームの楽しさが味わえる最少人数にすればよい。バスケットボールならば3人である。バレーボールならば2人であろう。
こうすれば、人数が少ない分、ボールにたくさん触れる。ボールをパスする相手も限られてくるので、誰にパスを渡せばよいのかという判断もしやすい。

 ボール運動の授業では、「チームの人数をゲームが成立する最少人数に減らす」ことが、楽しく運動をさせるポイントである。・・・と考えているのだが、いかがだろう。

コメント (1)
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