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算数授業の導入場面では、是非この学習活動を設定しましょう・・・見通し

2020年12月10日 | 授業づくり
 算数の授業を見ていて、意外と設定されていない活動がある。

 それは、「見通しを持たせる」である。

 問題を読んだ後、すぐに解かそうとする授業を見ることがあるが、もったいない。

 まずは、2つの見通しを持たせる。

 答えと解き方である。


 答えの見通しは、だいたいどれくらいの数になるか、または、○○よりも高い(安い)という程度でよい。

 例えば、定価の25%引きで15000円のデジカメを買いました。定価はいくらでしょう。

 という問題の場合、「定価の方が15000円よりも高い」という見通しをもてたとする。

 解いた答えが、3750円だったら、この答えではおかしいのではないか?という自己評価ができる。

 こたえの見通しを持つことで、自分で修正できるようになる。


 解き方の見通しを持つことで、既習事項を生かせないかという習慣が身に付く。

 図を使って考えることでもよいし、前時で学んだ解き方を生かしてもよい。
 

 例えば、先ほどのデジカメの問題であれば、「定価の25%引き」ということは、「定価の75%で買った」と見通しを持つ子もいる

 「定価の0.75倍が買った値段」であれば、もとにする量を求めることになるから・・・。

 と言うように、前時の学習を生かして問題を解けるようになる。

 

 というように、算数授業の導入場面では、是非見通しを持たせる学習活動を設定するよう、若手教師にはアドバイスしたい。

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