マスコミは「報道しない自由」を持っている。
本来ならば、報道すべき内容を報道しない。
例えば、1941年(昭和16年)に始まった戦争について、重要な報道をしていない。
多くの日本人が知らない内容がある。
それは、連合国軍最高司令官(SCAP)として日本を占領統治した陸軍元帥のダグラス・マッカーサーの言葉である。
「日本を戦争に駆り立てた動機は、大部分が安全保障上の必要に迫られてのことだった」
東京裁判史観による「侵略戦争」の考え方とは違う。
国益を考えるならば、この言葉は、8月15日や12月8日(真珠湾攻撃があった日)に、毎年報道してもらいたい言葉である。
先程の言葉は、1951年4月19日。米上下院合同会議での言葉である。
次の言葉に続いている。
「日本は4つの小さい島々に8千万人近い人口を抱えていたことを理解しなければならない」
「日本の労働力は潜在的に量と質の両面で最良だ。彼らは工場を建設し、労働力を得たが、原料を持っていなかった。綿がない、羊毛がない、石油の産出がない、スズがない、ゴムがない、他にもないものばかりだった。その全てがアジアの海域に存在していた」
「もし原料供給を断ち切られたら1000万~1200万人の失業者が日本で発生するだろう。それを彼らは恐れた。従って日本を戦争に駆り立てた動機は、大部分が安全保障上の必要に迫られてのことだった」
ウクライナの問題が連日報道されている。
ロシアを非難する報道ばかりである。
ロシアの主張は、ほぼ報道されない。
報道しない情報があり、何らかの意図をもって報道がされていると考えている。
なお、ロシアに肩入れするわけでもなく、ウクライナに肩入れするわけでもない。
両方の言い分がわかる情報を報道してくれることを望んでいる。