おもしろい!
『辛口サイショーの人生案内』最相 葉月著
著者の最相 葉月氏が、優しく、そして辛口で答える。
著者は、前書きでこう書いている。
「私の回答はいつも厳しすぎるようで、もう少し手加減してくださいと担当者に言われることもあります。でも通読すればきっとお分かりいただけると思います。
私はあなたの悩める人生が愛おしくて仕方がないということを。
ここに書いてある通りの回答が続いていく。
例えば、次の悩みに対してはどう答えるか?
20代の会社員女性。四年つきあっている彼は医学生。純粋で温かい人です。ただ他県にある彼の実家はお金持ちで、皆高学歴。私が短大卒なので交際を反対されており、ご両親にはお会いできていません。彼も反対されてから私のことは話題にしていないようです。
彼は将来、地元に戻り医師になるつもり。私の父は彼に何度も会って人柄を気に入っていますが、私が嫁いで行くことについては「苦労する」と心配しています。
結婚は二人だけの問題ではありません。でも、お互い好意を持っているのに別れるなんてあきらめがつきません。
私は平凡な家庭で育ちましたが、信じる道を歩いてきました。早くに母を亡くし弟たちの面倒をみながら家事も担当。奨学金とアルバイトで短大進学し、友だちや彼に支えられて生きてきました。彼のご両親とは住む世界が違うので難しいかもしれませんが、どうすれば認めてもらえるのでしょうか。
自分だったら、どう答えるだろう?と自問しながら読んでいった。
自分のはるか上をいく回答に感心してばかりだった。
本に書かれていた回答を、具体的に書くことはできないが、
相談した女性の素晴らしさを具体的に認め、悩みの本質は何か?を鋭く指摘している。
結婚は二人だけの問題ではないが、二人だけの問題でもあることを指摘し、この後にどう考え、行動すればよいかという指針を示してくれる。
きっと、この解答を読んだ女性は救われ、勇気が出たはずである。
短い悩み相談の文章をもとに、よくもこう的確に、(時に辛辣に)回答できるものだと感動する。
あっという間に読み終えてしまった。
この悩み相談は、読売新聞に掲載されているコーナーを本にしたものだという。
新聞の中程に掲載されているらしい。
このコーナーから読み始める読者も多いというが、なるほどだと思う。
『辛口サイショーの人生案内』最相 葉月著
著者の最相 葉月氏が、優しく、そして辛口で答える。
著者は、前書きでこう書いている。
「私の回答はいつも厳しすぎるようで、もう少し手加減してくださいと担当者に言われることもあります。でも通読すればきっとお分かりいただけると思います。
私はあなたの悩める人生が愛おしくて仕方がないということを。
ここに書いてある通りの回答が続いていく。
例えば、次の悩みに対してはどう答えるか?
20代の会社員女性。四年つきあっている彼は医学生。純粋で温かい人です。ただ他県にある彼の実家はお金持ちで、皆高学歴。私が短大卒なので交際を反対されており、ご両親にはお会いできていません。彼も反対されてから私のことは話題にしていないようです。
彼は将来、地元に戻り医師になるつもり。私の父は彼に何度も会って人柄を気に入っていますが、私が嫁いで行くことについては「苦労する」と心配しています。
結婚は二人だけの問題ではありません。でも、お互い好意を持っているのに別れるなんてあきらめがつきません。
私は平凡な家庭で育ちましたが、信じる道を歩いてきました。早くに母を亡くし弟たちの面倒をみながら家事も担当。奨学金とアルバイトで短大進学し、友だちや彼に支えられて生きてきました。彼のご両親とは住む世界が違うので難しいかもしれませんが、どうすれば認めてもらえるのでしょうか。
自分だったら、どう答えるだろう?と自問しながら読んでいった。
自分のはるか上をいく回答に感心してばかりだった。
本に書かれていた回答を、具体的に書くことはできないが、
相談した女性の素晴らしさを具体的に認め、悩みの本質は何か?を鋭く指摘している。
結婚は二人だけの問題ではないが、二人だけの問題でもあることを指摘し、この後にどう考え、行動すればよいかという指針を示してくれる。
きっと、この解答を読んだ女性は救われ、勇気が出たはずである。
短い悩み相談の文章をもとに、よくもこう的確に、(時に辛辣に)回答できるものだと感動する。
あっという間に読み終えてしまった。
この悩み相談は、読売新聞に掲載されているコーナーを本にしたものだという。
新聞の中程に掲載されているらしい。
このコーナーから読み始める読者も多いというが、なるほどだと思う。
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