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学級通信を書く際の心得・・・批判的に読む人の存在を忘れない

2020年12月23日 | 学級経営
 学級通信を書くときに、気をつけていたのが、「批判的に読む人の存在を忘れない」だった。

 若いときに、ベテランの先生から教わったのが、次の言葉である。

 「どんな学級を持っても、好意的に受け止める人もいれば、否定的に受け止める人もいるからね。」

 確かにその通りである。

 素晴らしい学級担任というのは、否定的に受け止める保護者やその家族の割合が少ない人かもしれない。

 否定的に見ていた人も、いつの間にかその担任の応援をするようになるからだ。



 以前、学級通信に「どれだけ学習が定着しているかを家庭で見て下さい。」と書いた人がいる。

 その方は、保護者から「学習は学校で見てもらわないと困る。学校では見ていないんですか?」と言われた。

 保護者の方が正論である。

 こう書くべきだった。

 「学校では今、学習が定着するように担任が確認しており、復習もさせています。ご家庭でも、国語と算数のノートを見て、確認や励ましをして頂けると有り難いです。」

 学校でもさせているという言葉を付け加えるべきだった。

   
 こう考えると、批判的に読む人の存在があるからこそ、より正しい文章が書けるようになる。

 有り難い存在である。

 どんな仕事であっても、批判的に見てくれる人の存在はありがたいものである。

 (ただ、批判的な人が多すぎると、苦しい学級担任生活になるけれども)
 
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