仕事の道楽化

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他人の言葉が気になる。・・・授業のテンポをよくするためには言葉を削る

2021年01月23日 | 授業づくり
 他の人が電話をしているときに、気になる言葉がある。

 違和感があるのだ。

 1つめは、「○○様の携帯でしょうか?」である。

 中には、「○○様の携帯でよろしいでしょうか?」という人もいる。

 「○○様ですか?」でいいのではないかと感じてしまう。



 2つめもある。

 「お世話になります。」である。

 電話をかけたときに、多くの場合、次のように言われる。

 「お世話になります。」

 「別にそんなにお世話になることはないんだけどなあ」と感じながら、話を続ける。



 こちらが次のように「○○小学校の○○です。」と言い終えたとする。
 
 すかさず「お世話になります。」と返ってくる。
 
 返さないと悪いので、こちらも「お世話になります。」と返してしまう。

 この2~3秒の会話が不要だと感じてしまう。

 この「お世話になります」の儀式はなくても仕事の話はできるのに。


 だから、最近は電話をかけたら次のように言葉を続けて言うようにしている。

 「○○小学校の○○ですが、○○様はいらっしゃいますか?」

 こう言えば、相手は「お世話になります。」を返しにくくなる。

 早く用件を伝えられる。

 教師であれば、不要な言葉は削る努力をするべきである。


 多くの方にとっては、上の2つの言葉は気にならないかもしれない。

 しかし、教師であれば、こだわった方がよい。

 教師であれば、不要な言葉は削る努力をするべきである。

 無駄な言葉を使えば使うほど、授業のテンポは間延びするからだ。

 無駄な言葉を削ったときに、テンポのよい授業ができるようになる。

 例えば、「これから算数の授業を始めようと思います。」の「思います。」は不要である。

 思わなくても授業は始めなければならないからだ。



 もっといえば、「始めます。」の言葉すら要らない。

 時間割に書いてあって、子供達も算数の授業が始まることは分かっているからだ。

 どうせ言うならば、次のように言う。

 「65ページを開けます。」「1番の問題を全員で読みます。さんはい。」



 更に言うと、自分はその言葉も不要だった。

 なぜなら、その時間に学習するページと習熟問題集のページを示していた。

 休み時間のうちに、黒板の右端に、書いておくのである。

 子供達は、休み時間のうちに、そのページを開いている。

 「チャイムが鳴り終えると同時に、問題を全員で読み始める」という学習のルールを決めていたので、すぐに学習に入ることができる。

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