今日の「お気に入り」は、山本夏彦さん(1915-2002)のコラム集「かいつまんで言う」(中公文庫)から寸言をいくつか。
「原則として、大ぜいが異口同音にいうことなら、信じなくていいことだと私は思っている。」
「この世に益だけあって、害のないものはない。」
「ひとは他人のなかなる嫉妬には敏感だが、自分のなかなるそれには敏感でない。嫉妬心なんかないと思っているものさえある。」
「原則として、大ぜいが異口同音にいうことなら、信じなくていいことだと私は思っている。」
「この世に益だけあって、害のないものはない。」
「ひとは他人のなかなる嫉妬には敏感だが、自分のなかなるそれには敏感でない。嫉妬心なんかないと思っているものさえある。」