雨飾山の２つのブナ林

　雨飾山や稜線の険しいところや雪崩がこないところは基本的にブナ林となっています。
　根知側から登ったのと鎌池周辺と広域に動いたことから短い時間で様々なタイプのブナ林を目にすることができました。
　私の感じたブナ林の違いを細かく書くと訳が分からなくなるので林齢の違いに絞って写真で紹介したいと思います。
　一つは雨飾山荘近くの鋸山へ続く登山道周辺の若いブナ林、もう一つは鎌池周辺の壮齢なブナ林の写真を載せます。
　若いブナ林はブナの優占率が高い他にウダイカンバやシラカバといった陽樹が混ざる状況で鎌池周辺のブナ林はブナの他に様々樹種が混ざるといった状況でブナの優占率は低い状況です。
　私の目にはどちらも面白いと思い歩くことができることもありどちらがいい？と聞かれると困ってしまいます....
　皆さんはどちらが好きですか？まぁ世間一般的には壮齢なブナ林のほうが人気があるかな？と思います。
　余談ですが壮齢という表現は専門的ですね。観光案内だとブナの原生林なんて書かれるかな？（管理人）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　壮齢なブナ林１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　若齢のブナ林１
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　壮齢なブナ林２　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　若齢のブナ林２
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　壮齢なブナ林３　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　若齢のブナ林３
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





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秋が深まる鎌池

　時折、やっている森の案内、私のつたない森の案内をしている雨飾のブナ林が綺麗だったという人が多いことが気になっていたことが雨飾山へ登に行った理由でした。
　ただ問題が...私に話しをした人達がどこから登ったかということを聞いていなかった....
　皆さんどっから登っているんだ？と思いながら以前訪れた根知谷から登ることに！
　でも、根知は雨飾の北側で日本海から近いこと、登山道のルートがブナ林に適していないところに。
　そんなわけで壮齢なブナ林があるところでは無かった....
　内心、ちゃんと調べればと思い最初は後悔したのですが根知側の森や植生は結構面白い！と思えたので後悔はしなかったのですが当初の目的であるブナ林を歩きたい！と思い、早々に下山をし雨飾の北側にある今年の夏にも訪れた鎌池周辺のブナ林を散策してきたのでした。
　山の上からのグルリと見渡した限り私に雨飾のブナ林が綺麗というのは小谷温泉の奥か雨飾の北側の山裾のブナ林が綺麗という表現が正しいと思ったのでした。
　同じ山でも斜面方向や地質等で全然違う表情を見せるということを改めて実感したのでした。
　それでは長い前置きをこれで終わりとして秋が随分深まってきた鎌池の写真をアップして終了とします。
　余談ですが今週末に鎌池を訪れると見事な紅葉を見ることができると思います。（管理人）



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雨飾の山頂がアクセント！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


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ブナの果実

　先日、富山県魚津市を流れる片貝川の上流域で洞杉見物と思っていたのですが下調べが足りず満足な散策が出来ず林道をトボトボと散策をしていました。
　出直しか～と思いながら足下を見るとブナの果実が大量に落ちています。
　こりゃラッキーと思い洞杉のことを忘れブナの果実拾いをしました。
　今年の夏はアユ釣りばかりしていたのでブナの豊凶について確認していなかったので少し驚きながら拾いました。
　ブナは豊凶が激しく６～７年に一回ぐらいしか豊作年が無く豊作年は忘れて頃にやってくる代物です。
　ブナの果実は別名蕎麦栗と言われ実は美味しいということもあるので豊作年の時は思わぬご馳走となるのです。
　前回の豊作の時はフライパンで煎って食べた他ポットで苗をつくり遊びました。
　今年も同様なことをして遊ぼうと思っています。
　あと、ブナの実が少ないからクマがエサ不足になるなんてことを時折耳にしますが６～７年に一回しかない豊作年の無いブナなんかクマが秋の食料としてあてにするんだろうか？
　これは同じブナ科のミズナラやコナラの豊凶でも言われることがあります。
　豊凶の差のある食物だけをあてにしていたのではクマはとっくに絶滅しているだろうと個人的には思っています。
　実際にクマの食べ物の選択肢は数多く数多くの物を食べ結構グルメです。
　昨年はブナ科の樹木の果実が少なかったというより森全体が凶作だったということが大量出没につながったと私は考えています。
　今年は昨年と打って変わって森は豊作です。
　クマにとっては楽にエサを採れると思います。
　最後になりますがブナの実は結構採るのが大変で小一時間ほどにブナの実拾いに時間を費やしましたが写真で撮った量の3倍程度しか拾うことができませんでした。
　クマと同様に昔森の恵みを受けて頃の人もブナの実をあてにしていなかっただろうな？とも思いました。（管理人）



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


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