世間一般に土用といえばウナギなのでしょう!と私も世間一般の方々と同じことが思い浮かびます。
そんなわけで、今日の晩ご飯はスーパーで買ってきたウナギを高くなったな~と思いながら有り難くいただきました。
でも、土用といえばウナギというだけでは無いのです。
何故、そんなことを書くかというと、今日、仕事でキハダを見かけたので、今、キハダの皮むきに適した土用だな~連想しからです。
キハダは徒然写真帳で何度か登場をさせているので「まだキハダか!」と思わず、お付き合いください。
キハダは内皮が黄色いことから黄肌と言われます。
この黄色い内皮を乾燥させたものが生薬となり黄檗または黄柏と書いてオウバクといいます。
主な薬用成分はベルベリンで、内用で苦味健胃、外用で打ち身捻挫に効果があると言われています。
黄檗は古くから利用されている生薬で、数々の伝承薬に配合され、御岳百草、陀羅尼助なんかが有名です。
私の住んでいる下呂市では下呂膏という湿布薬があり打ち身捻挫に効果があります。
有用な薬用植物であるので今でも生薬として流通しているし、今より価格が高く換金性が高かった時代は大勢の人が内皮を採取し乾燥させて出荷をしていたという話は良く聞きます。
私の住む下呂市では小坂町にかつてあった製材所がキハダを出荷していたという話を聞きいていますので身近な存在であったことがわかります。。
生薬を出荷して稼ぐだけで無く、民間薬としての利用もあり、山仕事の人達も黄檗から、お百草をつくり胃腸薬にしたり打ち身捻挫の湿布薬としての利用もあったという話も聞いています。
ちょっと変わった利用だと家畜の胃腸薬としても利用されたという話も聞いていますので生薬としてキハダが積極的に利用されたことが年配の方々からの聞き取りや書物等で知ることができます。
この黄檗を効率よく、かつ品質のよう状態で乾燥させるには、内皮を容易に採取または乾燥させないといけないです。
その時期が土用の頃というわけなのです。
土用の頃はキハダの生長が、まだ旺盛な時期で剥がしやすく、梅雨もあけ直後で乾燥も容易な時期で品質と作業効率が良い季節ということがいえ、この時期に採取するようになったと思います。
まぁ、採りやすさだけだったら梅雨まっただなかのほうが良いだと思いますが。
こんなことを書きたくなったのは今日キハダを観察したからであって見なければウナギを食べるぞ!だけに間違いなくなったとは思います。
基本的に私は花より団子ですので・・・
まぁ、かつて薬用植物に関する仕事をしたので、プチアカデミックな記事を書きましたが、私がキハダを覚えたのは大学一年の頃に遡ります。
その当時、新入生歓迎ということで丹沢に出かけ下山を開始する直前に先輩に取り押さえられキハダに吊された状態で記念写真を撮るという手荒い歓迎を受けあとに、ある先輩が「○○、おまえを吊った木はキハダというんだ、内皮が黄色くて胃腸薬になるんだ」と教えてもらったことが最初です。
上級生になり私も後輩をキハダに吊し記念写真を撮ったあとに、偉そうにキハダの講釈を述べたりしたのです・・・
そんな、お馬鹿な経験をしてしまったため、未だにキハダを見ると吊られたり、吊ったことを思い出してしまうのです。
時折、森を案内するのと時に参加されている人に向け吊られたり吊った話をしそうになるのですが、直前で思いとどまり紳士を装っています。(管理人)
キハダの内皮の採取(ふりかけさんからもらった写真です)
黄檗
キハダの花
生薬出荷をすることを目的に植林されたキハダ
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でも、土用といえばウナギというだけでは無いのです。
何故、そんなことを書くかというと、今日、仕事でキハダを見かけたので、今、キハダの皮むきに適した土用だな~連想しからです。
キハダは徒然写真帳で何度か登場をさせているので「まだキハダか!」と思わず、お付き合いください。
キハダは内皮が黄色いことから黄肌と言われます。
この黄色い内皮を乾燥させたものが生薬となり黄檗または黄柏と書いてオウバクといいます。
主な薬用成分はベルベリンで、内用で苦味健胃、外用で打ち身捻挫に効果があると言われています。
黄檗は古くから利用されている生薬で、数々の伝承薬に配合され、御岳百草、陀羅尼助なんかが有名です。
私の住んでいる下呂市では下呂膏という湿布薬があり打ち身捻挫に効果があります。
有用な薬用植物であるので今でも生薬として流通しているし、今より価格が高く換金性が高かった時代は大勢の人が内皮を採取し乾燥させて出荷をしていたという話は良く聞きます。
私の住む下呂市では小坂町にかつてあった製材所がキハダを出荷していたという話を聞きいていますので身近な存在であったことがわかります。。
生薬を出荷して稼ぐだけで無く、民間薬としての利用もあり、山仕事の人達も黄檗から、お百草をつくり胃腸薬にしたり打ち身捻挫の湿布薬としての利用もあったという話も聞いています。
ちょっと変わった利用だと家畜の胃腸薬としても利用されたという話も聞いていますので生薬としてキハダが積極的に利用されたことが年配の方々からの聞き取りや書物等で知ることができます。
この黄檗を効率よく、かつ品質のよう状態で乾燥させるには、内皮を容易に採取または乾燥させないといけないです。
その時期が土用の頃というわけなのです。
土用の頃はキハダの生長が、まだ旺盛な時期で剥がしやすく、梅雨もあけ直後で乾燥も容易な時期で品質と作業効率が良い季節ということがいえ、この時期に採取するようになったと思います。
まぁ、採りやすさだけだったら梅雨まっただなかのほうが良いだと思いますが。
こんなことを書きたくなったのは今日キハダを観察したからであって見なければウナギを食べるぞ!だけに間違いなくなったとは思います。
基本的に私は花より団子ですので・・・
まぁ、かつて薬用植物に関する仕事をしたので、プチアカデミックな記事を書きましたが、私がキハダを覚えたのは大学一年の頃に遡ります。
その当時、新入生歓迎ということで丹沢に出かけ下山を開始する直前に先輩に取り押さえられキハダに吊された状態で記念写真を撮るという手荒い歓迎を受けあとに、ある先輩が「○○、おまえを吊った木はキハダというんだ、内皮が黄色くて胃腸薬になるんだ」と教えてもらったことが最初です。
上級生になり私も後輩をキハダに吊し記念写真を撮ったあとに、偉そうにキハダの講釈を述べたりしたのです・・・
そんな、お馬鹿な経験をしてしまったため、未だにキハダを見ると吊られたり、吊ったことを思い出してしまうのです。
時折、森を案内するのと時に参加されている人に向け吊られたり吊った話をしそうになるのですが、直前で思いとどまり紳士を装っています。(管理人)
キハダの内皮の採取(ふりかけさんからもらった写真です)
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