徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

リョウブの花を見て

2023-07-10 19:23:52 | Weblog
 先日出かけた明治村の北口付近で咲き出したリョウブの花を見かけました。
 リョウブが咲くということは間もなく梅雨が明けるな~と思い写真を撮りながらリョウブのことについて今まで学んだことを忘れないようにブログに書いておこうと思いました。
 リョウブについては、よく知られているのは新葉を採取し茹でたものを乾燥させものを飢饉食としたということです。
 飛騨地方で江戸時代に編纂された飛州志においても「法令」(リョウブ)と書かれ利用に飢饉に供えについて書かれています。
 私も読んでみたのですが、今一詳細について読み取ることはできませんでした・・・・
 今でこそ山菜で新葉を天ぷらにして楽しんだりしますが、戦後の食糧難のころにリョウブを使ったようで、山菜の天ぷらにリョウブがはいっているのを見て、「こんな貧乏くさいものは食べたくない」と言われるお年寄りにも出会ったことがあります。
 また、昔の暮らしの聞き取り調査の中でも、隣の集落ではリョウブの葉が全て無くなっていたという話を聞いたことがあり飢饉食として利用について書物ではなく、実際に利用した人たちの言葉から聞くことができたことから、ほぼ間違いなく救荒植物であったといえます。
 木材の利用について、調べてみると床柱に使われたという記述を見ることがありますが、実際にリョウブが使われた床柱を私は見たことが無く一度、見てみたいと思っています。
 以前、餅つきのイベントの時に準備された杵を見ると樹皮が残っていました。
 どうもリョウブだな?と思い、持参された方に、この杵はリョウブですか?と聞いたら、「そうだ、杵はリョウブで作れと習ったので自分で作った」と言われ、リョウブの実際の木材利用を知ることができました。
 調べてみると色々なことが分かったリョウブですが、最近ではシカによく樹皮を食べられることから、ニホンジカの食圧に関する調査で指標植物となるとのこと。
 実際によく食べられているので成程な~と思っていますが、かつてのように無くてはならない植物とは言い難い存在になっているなと思います。(管理人)

 咲き出した花
 

 リョウブの杵
 

 飛州志の記述
 



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明治村

2023-07-09 13:51:32 | Weblog
 昨日は天気も悪かったので明治村に出かけてきました。
 サイクリングや尾張富士を登ったりする時に前を通ることは多々あったのですが、訪ねるのは小学6年生の時以来で、実に40年以上ぶりでした。
 その当時の記憶が断片的にあり楽しかったということだけは覚えていますが、具体的に何が楽しかったのかというのは実は具体的に思い出せない・・・ということで初めて訪ねるのと変わりない状態でした。
 話は少し逸れますが、学生時代に学芸員の資格を得るために講義を受けていた一環で各地の博物館を視察する実習があったのですが、その中に明治村が含まれていました。
 実習に行く時に、私は左ひざの靭帯を損傷しており松葉づえでしたが、小学生の時に楽しかったところに仲間と行ける!と思いで出かけました。
 実習の集合場所に松葉杖姿で現れた私を見た先生が一言。「実習はいいから帰りなさい。おまえの実家は愛知県だったな。名古屋駅の前で下ろす!」の一言で、初日の東海大学付属水族館に行っただけで強制送還をくらい行く機会を逸してしまったことを、下呂の自宅から明治村へ向かう最中に思い出しました。
 まぁ、春休み期間中ということもあり実家で療養していたので、先生が帰れ!というのは仕方がなかったかなと今は思います。
 さて、話は先日の明治村訪問の話に戻しますが、明治村に到着し駐車場に入ろうと料金所で駐車料金を支払おうと車を止めたら1,000円。
 こりゃ、高い!と思ったのですが引き返す度胸も無く素直に支払い駐車場に入ると既に沢山の車が止まっていました。
 雨の予報でありながら、これだけ止まっているというとは天気が多ければもっと沢山の人がやってくるだろうと思いながら入園料を支払い園内に入りました。
 40年ぶりとはいえ帝国ホテル、SL、京都市電や品川灯台、聖ザビエル天主堂といったところは記憶が残っており懐かしいな~と思いました。
 60をこえる施設があるため全てを見ることはできなかなったのですが、移築年をみると昭和の終わりから平成の初めのころに、移築された建物が多く、恐らくですが40年前と比較すると雰囲気は随分変わっているのでは?と思いながら歩きました。
 展示物を見て、気になったことは後日書くことにして、歩いていて思ったのが大半の建物について、時間指定こそありますがボランティアガイドがありました。
 私も二か所ほどガイドをしてもらったのですが展示の理解が進み、有難かったです。
 観光施設という側面もありますが、博物館ですので展示に工夫がなされており歩いていて楽しかったのです。
 幸いなことに雨に降られることが無く歩けたのですが蒸し暑く午後3時ぐらいとなると展示を見続ける集中力が無くなり閉演までいようという野望を捨て早々に見学を切り上げました。
 今度は、いつ行くか分かりませんが下調べをしたうえで効率的に見て回るようにしようと思いました。
 でも、昨日はとても蒸し暑かったな~。歩いていて汗だくになりました・・・(管理人)

  駐車場のある北口ゲートをくぐるとSLが。今回は乗りませんでしたが園内の利用で活用できます。(要追加料金)
  


  帝国ホテルの記憶は残っていました。背後にSLが走っているのを見るとタイムスリップした感覚になります
  

  名鉄の変電所。移築年をみると私が現役であった実物を見た可能性がある施設でした
  

  新潟の高田にあった写真館。自然採光していたというスタジオ内で写真を撮ってみました。
  

  様々な施設が立ち並ぶ様子。インバウンド需要で多くの外国人がいるのでは?と思ったのですが、少なかったです
  

  聖ザビエル天主堂。ステンドグラスが美しかったです。
  ここの記憶は残っていました
  

  芝居小屋。下呂や東濃地方にのこる地歌舞伎を行う芝居小屋と座敷の作りが一緒であるのが興味深かったです
  


  品川灯台。これは入鹿池からよく見えます
  

  灯台の模型。これ面白い!でも光量は少なめ・・・
  

  京都市電。これも乗車できます。園内南部の移動手段として活用できます。私もかつて乗車しました。
  その時の切符が今なお私の手元に残っていますので
  

 来年、お札が新しくなることを知りました・・・北里柴三郎が千円札図柄になるのですね。
 


 坐漁荘の2階からの眺め。数寄屋造りの重要文化財はガイドなしでは入ることができないので案内してもらいました、とても楽しかったです
 



 広いし展示施設も多く1日で全てを回るのは無理です。
 ざっと思いつくままにかきましたが詳しくは明治村のホームページで確認してください。
 明日以降は面白かったことを掻い摘んで書きたいと思います。(管理人)

 

  


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観光と集落

2023-07-07 21:25:12 | Weblog
 今日、NHKの「東海ドまんなか!」を見ていたら、【変わる東海の観光 地域の宝をどう生かす?】というタイトルで新たな観光のありかたを紹介していました。
 一つは伊勢志摩の海女さんの仕事を知ってもらうツアー、もう一つが下呂市金山町の筋骨巡りについて紹介していて興味深く視聴しました。
 見ているさなか、ふと頭に浮かんだ出来たのが、先月出かけた天生峠越えのサイクリングで立ち寄った白川郷の荻町のこと。
 世界遺産にもなっている合掌造りの集落は人気の観光地で多くの人が訪れていました。
 私も合掌造りの集落は美しく見たいと思い出かけたのですが人が多いし、集落のメインストリートはお土産物屋と飲食店が軒を並べ集落というより商店街といったほうが、しっくりくる状況でした。
 訪れる人も外国人が多く、ここは日本だろうかと思えるほどでした。
 美しい集落がある風景は魅力があるので久しぶりに訪ねたのですが、私は人混みが嫌い。
 ということあり、当初自転車を止め歩こうと思ったのですが、気力が失せ自転車こそ徐行させましたが素通りに近い状態でした。
 そして、もう一つ思い浮かべたのが5月に訪ねた遠山郷の下栗の里のこと。
 こちらも観光地と化していますが荻町ほどでないので観光施設を離れれば集落を楽しむことはできますので5月にサイクリングで出かけた時は集落の外れに自転車を止め歩きました。
 直近に出かけた2つの集落のことを頭の中に思い浮かべてみるとテレビで紹介されていた観光のスタイルは新しいといえると思いました。
 ただ、地域の魅力を掘り下げ質の高いサービスを提供する必要があり、その仕組みを作り上げ実践できる人材が必要となるなと思う一方で、そのようなスキルを持った人がいればビジネスが成立するぞ!と思いました。
 SNSの発達によりローコストで情報発信できるようになった今なら、何処に住んでいてもビジネスチャンスが転がっていることになるのでは?とテレビを見ながら思いました。
 そうなってくると、集落そのものというより集落より文化を売りとした観光と今後はなってくると思いました。
 古い町並み、伝統建築群を見るという観光スタイルは今後廃れてくるようにも感じました。
 さて私はというと今後提供される質の高いサービスを受けるより、サービスを提供する側になるほうが魅力的だと思ってしまうので観光客にはなれないな~と思います。(管理人)


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ハンゲショウとカラスビシャク

2023-07-04 21:18:16 | Weblog
 先日、138タワー公園でハンゲショウの花を見ていて、ふと頭の中に浮かんできたのがカラスビシャク。
 ハンゲショウはドクダミ科、カラスビシャクはサトイモ科であり似ていません。
 何故、気になるかというとカラスビシャクは根茎を乾燥させたものを半夏(はんげ)という生薬になるからです。
 かつて、薬草に関わっていたので半夏といえばカラスビシャクであった影響でハンゲショウと聞くとカラスビシャクが頭に浮かんでしまうのです。
 そんなことから、ちょいと「ハンゲショウ カラスビシャク」でググってみたらトップにハンゲショウのWikipediaの記事が出てきました。
 ちょいと中身を読んでいたら名の由来のところに、こんなことが書かれていました「ハンゲショウ」の名の由来は、 七十二候の1つである「半夏生」(太陽の黄経が100°になる日であり、毎年7月2日頃)の頃に白い葉をつけるためとする説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説がある[4][13]。季節名としての「半夏生」は、この頃に半夏(カラスビシャク; 図4)が生えることに由来するとされる[16][17][18]。
 その中の3つ目の季節名としての「半夏生」は、この頃に半夏(からすびしゃく)が生えることとされていました。
 これは面白い!ハンゲショウの名の由来で最も目にするのが一つ目の半夏生の頃に花を咲かせることなんですが、私はカラスビシャクが生える時期に花を咲かせることのほうが説得力があり面白い!と思いました。
 ちなみに漢方薬の半夏厚朴湯の半夏はカラスビシャクであり、生薬の世界での半夏はカラスビシャクのことになると思ったほうが良いです。(管理人)

   ハンゲショウ
   

   カラスビシャク
   



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2023年上期の累積歩数

2023-07-02 22:04:34 | Weblog
 私はスマホの万歩計で歩いた時と自転車で足を回した回数を記録しています。
 一応、1週間の歩数の平均が1万歩を越えることを目標に行動をしていて今年は今のところ毎週平均1万歩を越えています。
 といっても、これからの季節、悪天候のため歩かない日が出現するのと、夏の週末はアユ釣りをするため歩数が伸びないので、そろそろ連続記録は途絶えると思っています。
 そんな行動を客観的に分析してやろうと思い、今年はエクセルに毎日の歩数を入力しています。
 もう一点、数値分析をするには比較数値も必要と思い昨年の歩数データもエクセルに入力をしました。
 ここまで書くと格好いいのですが、どう分析したらよいか実は分かっていません・・・
 ひとまず先週末で上半期を終えたので累積歩数をグラフ化して見てみました。
 昨年は仕事の関係で5月6月の歩数が少なかったこと。昨年の3月までは恵那に住んでいて毎日の歩数は今より少なかったたことがグラフ上であらわれました。
 これが分析か?と言われると答えに窮するところがありますが今年は昨年より歩いているな~ということははっきりしました。
 私の歩数を知りたい人なんて当然いないので、この歩数分析は自己満足となることは間違いないですが自らの行動を歩数という数値で分析するのは面白いです。
 ちなみに6月30日末の今年の歩数の累積は2,664,635、昨年は2,236,531となっていて今年のほうが約40万ほど多くなっています。
 後半戦は差が開くのか縮まるのか。
 恐らく縮まるだろうと思いながら忘れないようにデータをエクセルに入力し続け、来年の正月に分析することが今から楽しみです・(管理人)


 
 
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雨の影響

2023-07-02 14:04:21 | Weblog
 7月1日は五色ヶ原で研修の予定であったのですが大雨のため中止。
 予定がぽっかりと空いたのですが大雨警報のなか川は増水でアユもダメ。
 山も当然行くのは遭難のリスクあり。
 そもそも行けるなら研修は中止とならない・・・
 朝ごはんを食べながら何をしようか悩む。
 ひとまず雨雲レーダーをみると激しい雨は降りそうに無いので雨の中散歩に出かけました。
 散歩を終えかえってきてからは自転車のメンテナンスをしました。
 自転車のメンテを終え時計を見ると午前10時。
 夕方までに実家に戻る予定であったので雨による通行規制について調べたら雨.量規制による通行止めはあるにはあったのですが私の行動には影響は無い。
 幸い、雨も小康状態だったので早々に実家に向け車を走らせ行った先は内藤記念くすりの博物館。
 6年半ぶりの来訪となった博物館の展示を見てから付属薬草園をじっくりみようと思ったのですが雨もあがっていたので早々に薬草園を後にして、いつも出掛ける極楽寺公園と138タワーパークを散歩してきました。
 その後は行きつけの自転車屋さんに立ち寄り自転車談義をした後に実家へ予定通り帰還をしました。
 そして7月2日の日曜日は一転して晴!真夏を思わせる暑さの中、いつものように実家の庭の手入れを汗だくになりながら行い今ブログ記事を書いています。
 ダラダラと書き綴ってみたら、それなりに楽しんでいるな~と思い、たまにはこんな週末もいいかな?と思いました。(管理人)

 各務原市川島にある内藤記念くすりの博物館。エーザイの企業博物館として知られた存在で入館は無料です
 


 博物館の展示
 

 NHKの朝ドラの「らんまん」が放送中ということもあり牧野富太郎の展示がありました
 

 牧野富太郎の植物画のレプリカ。見ごたえがあります
 

 薬草園も見てきました。
 

 ここからは極楽寺公園です。
 園内のヤマモモ熟していてボトボトと実が落ちてきていました。
 少しだけ実を食べてみました。
 

 アオギリの花
 

 トウネズミモチの花
 

 ハンゲショウ
 

 ヤブミョウガ
 

 オミナエシ
 

 ヤブカンゾウ
 

 キキョウ
 


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