・世の中には作戦どおりということがあるのかもしれませんが、なかなかうまくいかないのも世の常。プロ野球の日本シリーズを見ていて、しみじみそう感じました。野球も観戦だけなら好きなのです。後楽園球場にはずいぶん行きましたから。改築前の後楽園です。千葉県の有名人の長嶋茂雄のファンでした。それに柔道総本山の講道館に通っておりましたので。週に二度ほど。近かったのであります。講道館と、後楽園が。
・実は、中日の監督にずいぶん興味を感じていたのであります。なかなかおもしろい人物であると思っていました。
・過去形なのは、なんだか知りませんが、おやめになるとのこと。よくその辺は知りませんので、触れませんが、世間は厳しいものであります。
・で、その中日の監督の作戦というのが、実に興味深いのであります。世間体というのですか、他人の目というのですか、そういうのが感じられません。新聞でしか知らないのですが、「オレ流」というのだそうですね。世間の裏をかくような作戦もとられるのだと伺いました。
・自分の物差しで他人をはからないこと、そんな姿勢を感じます。したがって、他人の行動にケチをつけるときに、自分の尺度だけでものを言っていると実に赤っ恥をかくことになります。Aということを言いたい時は、Bということを相手がバックボーンに持っていて、それの影響を受けているのかもしれないということを認知すべきでありましょう。
・人間の行動には、性格も含めた個人的要素と、社会的要因の二つの側面があります。また、何によって影響を受けているのかということも決して無視できない要因であります。
・今日はこれからこんなことについて、作文を書き上げるからそのトレーニングのつもりで書いていますが、本当に大切なことであろうなぁと思うのであります。学問の領域では社会心理学とでもいうのだそうですが、愚昧なわたくしごときでは、ついていくのも容易ではない。
・今晩は、ジムの帰りに例の古書店チェーンに寄りました。この間の日曜日にNHKのテレビ番組「小さな旅」で香取郡の神崎町が紹介されましたが、あのときに神崎町の作り酒屋が紹介されました。なんでも興味が沸くタイプのわたくしはさっそく出かけて、新酒を買ってきたのですが、現在の当主が書いた本を読んでしまったのです。そして、当主の本で紹介されていた他の本の著者にちょっと興味を持ってしまったのです。で、古書店に行きました。そしたらありました。こんな時は実に嬉しい。
・もっと嬉しかったのが、授業理論の本、授業設計の本、授業実践の本がそれぞれなかなか大部の厚い本なのに、どこかの学校の先生が処分されたのでしょう。なんと3冊合計で750円で売っておりました。即、購入。前の所有者は、おそらく退職でもされたのでしょうか。実にこういう体験はありがたいことであります。本の方から呼びかけてきます。「読んでみないかい?」ってなわけです。
・こんなこともわたくしにとっては、「オレ流」なんでありましょう。楽しいものであります。退職後は高等学校とまったく関係なくなりますが、それでもあと4ヶ月を授業理論の勉強に邁進しようと思っております。仕上げのつもりであります。
・また明日!
・勉強なさいませ。