そうしたらくだんの息子くん、「つまづいたっていいじゃないか 人間だもの」という色紙をとったのだそうです。
なにかの講演で聞いた話です。そのときは、その諧謔性に苦笑しました。しかしながら、はっとするようなことでもあります。
わたくしも相田みつを先生の色紙を購入したからよけいそう思うのかもしれません。
順調に、なんの挫折も失敗もなく成長できたらこんないいことはありません。しかし、どっかに落とし穴が待っているような気もします。そんなときに、落っこちないで生きていってほしいと思うのは親心。
柔軟性があってしかるべきです。
硬直化していると固まってしまいます。
どのようなことにも対応できるのが望ましいと思います。柔道で言えば、固い身体ですと、いきなり技をかけられても、対応できません。もっと言えばそれはこころの問題です。何度かこのブログに書いてきた山岡鉄舟は言っています。それを悟ってから俄然強くなりましたとものの本で読んで、わたくしも才能はありませんが、まねでもしてみたいと思った次第です。
ただし、なんの努力もしないで、「つまづいたっていいじゃないか」はないでしょう。努力しているから、冒頭の話は活きるわけです。そういう息子であるからです。
からだをゆるめて技をかけた方が良いと言われても、それは日々トレーニング漬けの体験があったからこそ、なのであります。100キロのバーベルを上げていたから、からだをゆるめた方がよいという忠告に納得できるわけです。
インフルエンザが流行っています。
こういうときは、家で勉強しましょう。
最近発見したのですが、和室のテーブルであぐらをかいて読書するときに、あぐら椅子というのを買ってきて、ちょっとおしりの方を高くして本を読んでいます。これはなかなかいい。足が痛くなりません。しかも背骨が伸びてしゃんとします。すっきりします。姿勢もまた大切なようです。特に古典を読むとき、論語のようなものを読むときは、こういう古典的なスタイルがわたくしには性に合っています。
わたくしも、家でひっそりとしているつもりです。
では、また来週!