と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

レバレッジ勉強法

2008年09月30日 23時08分08秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

 10万部も売った書籍にレバレッジ勉強法なる書籍(「レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術」)があります。これは実に面白い視点から書いてあります。

 大学を出るころに、僕は私はなにをやったらいいかわからないという青年たちがいると聞きますが、そうならないためにも、一読をお勧めしたい。もっとも昨日斜め読みしたばかりで、大体の要約を別のブログにまとめてみただけですけれども。(読書ノートをブログにしておくというのはなかなかいいです)

 一つ紹介すると、「人気市場で競ってはいけない」という章です。「みんなやっているから、ブームだから、取り残されるのがいやだからということで、勉強の内容を決める人がいる。しかし、人と同じことをしてリターンをとれるのは、頭抜けて優秀な天才、もしくは誰よりも早くそれをはじめた人です」とあります。

 ひとつの卓見でしょう。

 だとすると結論から決めていって、残された時間を何に使うかという発想で勉強すべきです。

 日本人は、大学を出るととたんに勉強しなくなるとも言われている。忙しい、時間がない、続かない・・・とやれない理由を掲げる人はいくらでもいる。高校生にもいる。そういう方は、勉強という定義を履き違えている。

 と、こんなことも書いておられた。
 
 さらに、作者は勉強には3種類あると言っています。

 ①試験、資格のため(受験、資格取得)
 ②知識、ノウハウ(自己成長やキャリアアップ)
 ③情報(世界情報を読む)

 ①は、例えば大学入試や司法試験等の合格が最終目標です。しかし、大学に入ったからといってそれで勉強は終わらないのです、残念ながら。よかったですね。(^0^)/
 
 人間は一生楽はできないようにできているのです。実にいいことです。年収のすべてを車にかけるとか言っていると、キリギリスではないけれども冬になったら大変なことになる。

 社会人になったら、それこそ就職したときからの勉強が勝負。目的をきっちり見据え、勉強することです。

 一見華やかな世界にあこがれるのもいいのでしょうけれども、浅薄な世界もあります。誰しもあこがれる世界で頭角を現すのは至難の業。夢を見るのはいいのですが、ほどほどにしないと。

 それよりも誰も見向きもしなかった時期の福祉について深く研究し、資格を取った上で大学院まで出て、今は専門大学の助教授をやっているかつての生徒がいますが、彼女こそ先見の明があったとわたくしはどこにいっても褒めています。東金の自宅から市内の大学に通って、実にリーズナブルに人生設計をしてしまったのです。

 あくまでひとつの卓見であるのですが、紹介させていただきます。

 
 
 


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関東出場決定

2008年09月29日 23時46分34秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
☆☆☆☆☆

 陸上部の女子一名が三段飛びで関東大会に出場します。

 ビッグニュースです。

 たいしたものです。

 お知らせします。

 10月25~26日。前橋市で行われます。
 
 部活も結果を残しています。


 ☆☆☆☆☆



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変貌ぶり

2008年09月29日 22時02分30秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 今日は雨です。
 朝からです。

 昨日、ある会社の方から、県銚は変わったねぇとしみじみ言われました。その方は、いわゆるおやまの卒業生でしたが、県銚の変貌ぶりにびっくりしておられました。このブログも毎日見てくださっているとのこと。しかも、宣伝までしていただいている。

 ありがたい限りであります。

 わたくしなぞ、県銚をここまで変貌させた前校長先生や現在の教頭先生、中核となって活躍いただいた先生方の創業の苦しみを知らないわけです。創業と守成とは言いますが、ここまでしていただいてまことに申し訳ないと感謝させていただくばかりです。

 昨日、映像による学校紹介をここにアップさせていただきましたが、早速反応がありました。

 大変ありがたい限りです。

 映像の専門家から見たらなんということもないレベルでしょうが、挑戦の気持ちや、県銚の雰囲気をお伝えしたいと言う意気込みだけはご理解いただきたいと思っております。

 義務制の先生方も、高校についてそれ自体がよくわかっていないと言われる。いわゆるクチコミでしか判断できないと。

 もっともっと情報発信をしてほしいとも。

 今月から11月まで、いろいろと情報をこちらからお伝えしていこうと、準備中です。

 まにあわせなくては。進路の決定まで。


 
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なぜ勉強をしなくてはならないのか

2008年09月28日 22時43分45秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

 文藝春秋社の「教育の論点」という書籍に、冒頭「なぜ勉強をしなくてはならないのか」という章で、京都大学の中西輝政教授の「食べるためだけではない」という回答としての名文があります。

 これは実にいい文章です。昨日初めて読んで、ぜひここに紹介したいと思って書いています。この書籍はゆとり教育を推進した寺脇先生のことが書いてあって、その辺のことはこのブログには書きませんが、論争の本と見るとなかなかの本でした。しかも、なんと十円で売っていました。古本チェーンがセールをやっていて、引っ越すのだそうで、バーゲン中でしたから。それともう時代的には古い本になってしまったのでしょう。わたくしは、なんと30冊も買ってきました。それで300円。今、わたくしのクルマのトランクに入っています。経済小説とか、経営学者の本とか、Bushの戦争等々・・あります。当分退屈しませんね。(・-・)

 「しばらく面白くないことを我慢する」・・・・学校の勉強が面白くなるには、しばらく面白くなるまで我慢して勉強するしかないといわれる。楽器でもそうだと。あるいは、結婚もそうだと言われたのには笑ってしまいましたが。つまり、しばらく我慢していると、耐え難い部分も、耐えられるようになると仰る。
(^0^)/

 最初にともかくしばらくやってみようと思わせるものがあるかどうかであるとも。その「しばらく」が大切なのだそうです。なるほど、なるほどです。しばらく・・・が一生になります。しばらく国語をやってみようと思ったら、とうとう一生のものになってしまったのです。柔道も、そう、すべてそうでした。最初は「しばらくやってみようか」です。

 しかし、「日本には若い人を勉強から引き離そうとする誘惑にも満ちている」とも言われる。これは教育関係者としてまったく同感です。多くの生徒たちが勉強を好きになるのには、条件的に世の中が悪すぎるのです。子供たちに知る喜びや、学ぶことの快感から意識的に引き離そうとしている大人の社会の大改革こそ、必要だとも。

 学問というものをあまりに直截的に「食べること」につなげてしまった戦後日本社会の大きなツケがきているのかもしれません。わたくしは、むろんその食べるために学ぶということを否定するものではありません。ライセンスを取得することも重要です。また困難なライセンスをとることも貴重な体験です。しかし、多くの方々が一生懸命勉強してほしがるライセンスというのは、時代的変遷で実際食えるライセンスであるかどうかも危うい。それよりなにより、食えないと言われる基礎学問の分野をおろそかにしていていいのかなぁと、昨今の大学教育を見ていてそう思うのですが。

 それでも人は勉強をして「知るよろこび」を身につけなくてはなりません。「知ることは力になる」からです。人生の生き方として、入ってくる情報を筋道を立ててとらえ、大きな目標に向かって少しでも合理的な思考に基づいて身の振り方を選択し、その結論にむかって、大きな決断を繰り返していく。



 先生の言われていることが身にしみます。

 若いときに、知識の取得にどん欲になる、そういうこころの構造を作り給えということなのです。

 本当に、良い本を与えられました。ありがたい限りです。

 

 


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学校紹介の映像、いかがでしたか?

2008年09月27日 23時38分55秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

 書くことが制限されているというのは、しょうがないのですが、興味関心が幅広い場合は、困ることもあります。確かに、いろいろとアクティブなことを行っていますので、世間一般には多趣味ということになるのでしょうか。

 さらに時事問題はここに書けません。うっかりというわけにもいきません。これでも社会人ですから、政治経済等世の中の動きにも当然興味関心があるのは当たり前です。

 そんなことが、2チャンネルとかの匿名性の高いものを生み出す因となっているのでしょう。たしかに、匿名で書けばなんの責任もないし、自分は安全圏にいて、他者批判を繰り出すことができます。

 しかし、こうやってブログの記事を書いていますが、これも過去五年分にわたって記録しているサイトがありますから、世の中は恐ろしいものです。

 このブログも、読書のカテゴリーでも作っておけば、それこそわたくしの勝手気ままに書けるわけです。しかも、このブログは私的な契約で開設しているだけですから。いっそのこと、読書カテゴリーでもつくりましょうかなぁって思うときがあるんですけれども。

 昨日から、県銚学校紹介の作成でちょっといろいろと技術的な困難があり、参ったなぁと思っていました。映像編集も昔と違って簡単になったものの、なにしろ三十年ぶり。つなぎ目のテクニックも教わったはずなのに、できない。

 これも、研修ということになるのでしょう。

 映像をこのブログのTopに持っていったのは、これからのこのブログのあるいは学校広報のあり方について、ひとつの方向性をわたくしに与えてくれたと感じています。

 どこまで出来るか、という大問題がありますけれども。


 学校紹介の映像、いかがでしたか?



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戦前の入試

2008年09月26日 23時21分19秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 昼休みに楽しそうな在校生の声を聞きながら、学校のことを考えているとなんとなく力がみなぎってきます。授業中は、暑くはないのだろうかとか、逆に健康面はどうなのだろうかとついつい考えてしまいます。心配性といえばまったくそのとおりです。

 中学校の先生方もこころからあなた方を心配されていると思います。進路もそうでしょう。行動や、生活の仕方等にも細やかなこころ配りをされておられると思います。

 そんなことを考えていると、現在のような学校制度の始まりが意外と短いということに気づきました。

 上智大学の教授を長らく勤められた渡部昇一先生の「知的生活を求めて」には、戦前の旧制中学の入試の様子が出ていて、本当におもしろい。入試で、懸垂や腕立て伏せが出てきます。男子たるもの、体力がなくてどうするんだい!ってなわけでしょうか。しかもその旧制中学は、わたくしのふるさとと同じ県にあって、なかなかの進学校(現山形県立鶴岡南高校)ですから、よく知ってもいましたし、大変興味深かったのです。

 渡部先生は英語の専門家で、ことの良し悪しは別として、マスコミにもかなり出てきますから、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。(知らないかな?)

 ハマトンの「知的生活」を、共訳で日本に紹介された方です。

 もっとも興味深かったのが、体力のない一見弱そうな少年たちが、一番勉強して、旧制高校や、仙台の帝国大学に進学したということ。東北の少年たちは仙台にあこがれるのです。これは関東圏の人には理解できない心理でしょう。

 しかもです。そういう虚弱体質の生徒たちが、長生きしているとまで渡部先生はおっしゃる。相撲部とか、柔道部にいた同級生は亡くなってしまったとまで。

 ひと事ではありません。これは参ったということでしょうか。わたくしも柔道部でしたから。

 細く、長く生きるということなのでしょうか。見た目の強さと、健康とは違うものだなと思ったしだいです。

 健康あっての勉強ですね。あまり根をつめて勉強しすぎて、体を壊さないでくださいね。

 これも心配性というわけでしょうか。
 

 
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県銚学校紹介をアップ

2008年09月26日 22時09分31秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 Topページに学校紹介の画像を設置しました。

 ニコニコ動画サイトからリンクして、本当は完全な動画でアップしたかったのですが、わたくしの技量がいまいちでした。

 で、こんな静止画ですけども、学校紹介をさせていただきました。時間は3分。動画の鉄則です。あまり長いといやがられますからね。
(^0^)/

 時々、内容を変えておもいつくまま、このブログにアップしていきましょう。県銚を知っていただくには、けっこういいツールではないかと思いますので。

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同窓会、PTAの皆様のご出席を得て

2008年09月25日 06時32分10秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

 昨日はやはり時間がなく、コンピュータにも殆どふれることができませんでした。県銚は100年になろうとする学校ですから、その記念行事の企画をしています。その準備の会議を同窓会の皆様、PTAの皆様のご出席を得て、午前中やっておりました。記念誌もすでに過去の分を電子情報にしてあります。最近はこれをテキストに変換、あるいはHTMLで編集可能にしてくれるソフトがあって、便利になったものだと思うことしきりです。

 そして、午後から今度は他の学校に出かけてまた別の会議。それが終了したのが午後5時きっかりでした。

 このブログを書いている時間が昨日予想したとおりできませんでした。そして自宅から今朝アクセス数を確認したら、40名くらいの方が来ていらっしゃる。いつもは100名くらいの方ですので、やはり少ない。また、自動巡回で来ておれらる方は、当然更新されていない場合はクリックしてくださらないでしょうから、これはありがたい限りです。校長、がんばれと言われそうです。

 携帯からもかなりの数がおられるので、こちらは逆に見ていただいている方の料金が気になってしまいます。


 昨日、会議のため訪問させていただいた学校は、わたくしの以前勤務した学校でした。会議の前に施設見学もさせていただいたのですが、殆ど知っている設備ですので、懐かしい。先生方も知人が多く、挨拶を交わしておりました。

 県銚の頑張りをご存じの方も多く、激励されました。ありがたい限りです。世間にはいろいろな方がおられます。そういう中で、激励はうれしいものです。本当に。




 今日もまた在校生諸君の勉強ぶりを見ながら、学校運営のことを考え、予約をさせていただいた来客の方とお会いしていく一日が始まります。ありがたい限りであります。さ、これから出勤です。生徒諸君の明るい元気な笑顔と挨拶が待っています。ほんとうにいい生徒たちです。


 時間が参りました。また後刻。





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文武両道こそ君子の儒道

2008年09月23日 20時19分31秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 中学生のみなさんは、自分なりの学習法というのは確立しておられるのでしょうか?はたまた、できていないのでしょうか。

 密かに心配しています。

 たとえば英単語を覚えるにしても、各中学校別に先生方の指導方針というのがあるのでしょうから、違いがあって当然です。方法論は別として、基本は何かということを考えた場合、繰り返ししかないような気がします。小テストも、なにもすべては力わざでやるしかないと。

 それを避けて安易な道を探し始めたらろくなことはない。

 わたくしは、薄いノートをかなりの数持っていて、メモするタイプです。たとえば、ableという単語から派生する単語をばんばんメモしていって、関連する形で記憶していきます。ま、専門外ですから、これくらいにします。しかし、言いたいことは、年取っても勉強ですよということなのです。県銚の先生方の勉強ぶりにはわたくしのようなものは、もうついていけません。素晴らしいものです。教師は、勉強、勉強、また勉強なのです。ですから、県銚に来たいと思っているみなさんは安心してください。力がつきますよ、本当に。県銚の先生方は、知識・識見・力量共に県下トップクラスですから。

 学校というのは、力を身につけるところなのです。それは、体力ばかりではありません。知徳体のバランスのとれた本当の力です。
 
 ですから、部活だけやっていればいいという学校、反対に勉強だけやっていればいいという学校では、少なくとも県銚はありません。

 全人的な発達を願っています。

 
バランスのとれた調和ある人間になっていただきたいとこころから願っています。

 そのためにカリキュラムに工夫を凝らし、学校一丸となって、先生方と共に努力しているわけです。

 ☆

 なぜこんな書き出しから始まったかというと、
貝原益軒の「慎思録」を今日は手に入れることができたからです。講談社の学術文庫です。原典はまだわが茅屋にはありませんが。

 第五巻に、「文武両道こそ君子の儒道」とあります。
 

 学問はするけれど、武道に関心のない学者は役に立たない学者と言える。こういう人物は柔弱であって、大事業を立つることはできない。これに反して、武術はよくするが、学問をしない者は、そう夫と言ってよい。このような人々は野卑で、義理を知らないのである。以上は、一方に偏している人々である。文武は彬彬として偏してはならない。文武両道が備わり整って、一方に偏しない人こそは、君子の学問をなし得る人といえるのである。(伊藤友信先生訳)


 これです。
 一方に偏ってはならんのです。
 
 文武両道とは、単純なものではないということがここからもご理解いただいたと思います。簡単に、単純に部活と勉強の両立を言っているのではありません。そんな意味で使っている学校が多いからこそ、わたくしは言いたいのです。

 
文武両道は君子になるための道、と。

 また明日。(明日は会議ばかりで書いている時間があるかどうか心配ですが)

 

 

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自己の視点を

2008年09月22日 23時32分49秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 昨日読んでいた山崎豊子氏の「沈まぬ太陽」をめぐって、フィクションか、それともノンフィクションかという大きな議論があったのを知りました。こういうジャンルのものは好きで、主として経済小説と言われる分野を好んできたのですが、事実かどうかということで争いまであるということではちょっとびっくりしました。

 いろいろ調べたら難しいことがたくさんあるようです。コメントは避けます。どうしても、仕事と本名を名乗ってブログを書いている以上、仕方の無いことです。

 しかしながら、こういう論争があるということを知ることもまた読書の楽しみです。


 読書はさておき、今日も天候があまりよくないです。しかし、県銚生は朝から好調に勉強にとりくんでいます。昼食後の明るい声が校内のあちこちから聞こえます。読書している人もいる。にぎやかにおしゃべりを楽しむ人もいる。いいものです。

 そんな学校生活の中でも日々変わらぬ態度で勉強できる人が一番です。言葉遣いもそう。相手によって、右の人には敬語、左の人にはダチ言葉。くるくる、くるくると使い分けている器用な人がたくさんいますが、あんなにみっともないことはありません。中には笑顔とコワモテを使い分けている百面相もいる。誰にでも丁寧な言葉といい笑顔を使えるようししてくださいね。それが首尾一貫ということですよ。

 勉強もそうです。ウサギのように、だぁーっと速攻で勉強できる人と、遅々たる歩みでもいいから、少しでも知識を増やそうと言う人では違ってきます。わたくしは、所詮ウサギでした。もっと地道に、かめさんのようにゆっくり確実に、日々変わらぬ態度で知識を身につけたかったのですが、もう遅いです。だからここに要らざる心配としてあなたがたにいろいろと書き込みしてしまうのです。

 また、人間関係学としては「沈思黙考」ということをお勧めしたい。しかしまったくしゃべらないというわけにもいかないでしょうから、その場合「声」を重要視したいのです。ぺらぺらと軽薄才子を気取ってはならんのです。中身の無さがいっぺんにばれるようではしょうもないのです。中身がないなら、黙っていた方がもっといい。

 しゃべるときは、自分の知識が本当になったかどうか試すときがいい。人に話すことによって自分のものになります。ただし、人を試すのに使ってはいけません。「あなた、こういうこと知っている?」と言って人を試みる人がいますが、これこそ思い上がりです。そういうのはたいてい自分では勉強していない。コピペ文化の申し子でしかない。

 人生すべて創作、作り話で生きているとこれもまたしょうもないことです。しかし、全部が全部ノンフィクションでも息が詰まる。事実の重さに耐え切れなくなります。

 山崎豊子さんという作家の書いた小説をめぐって、誰がモデルか、事実と違うとかそれこそたくさんの書き込みがありました。詳細に研究しておられるかたもある。フィクションとノンフィクションの間で、あっちふらふらこっちふらふらしているのもいいでしょう。時間がたっぷりあるのならばです。

 重要なのは読み手である「自己」です。自分の視点です。自分は何を人に求め、書籍に求めるのかという視点をきっちりしておかないと、ふらふらさ迷いあるくだけになってしまいます。

 あっちふらふらこっちふらふら。
 これは進路を決めるときもそうでしょう。

 人に影響されない自己を、ものを見つめる、考える視点をしっかり持っていただきたいと思います。そうすれば、小説などの世界に表現されているものが、事実がそうでないか、作り話か、事実かということは、味わっているうちに解決してくるような気がするのですが。

 時間です。
 
 また明日。


 
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大雨でしたね

2008年09月21日 18時57分19秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 午後から大雨になってしまいました。

 したがって、例によって読書タイムを楽しみました。山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」文庫で5冊あるので、これはちょっと難物です。第二巻まで読了。マイクロソフトの日本支社長であられた成毛眞氏が激賞していたので、白い巨塔以来でした。これが面白くてなかなかやめられない。興味があればどうぞ、というくらいしか紹介できませんが、こういうのもわたくしは好きなのです。

 今でも近眼が強いのですが、ドクターにストップされて読書が抜け落ちたら、人生の後半はつまらないものになってしまいます。もっとも、もう半分過ぎましたけれども。これからは一日一日が勝負です。今、を大切にしていきたいと思っています。冗談のつもりで言うことがあるのですが、本の中に埋もれて死ぬときは死にたいと思っています。

 わたくし程度の読書好きは世の中に掃いて捨てるほどいるわけです。なにもこのブログは啓蒙しようとか全く考えておりませんし、その資格もない。ただひたすら生徒へのMessageでしかないのです。なにかを感じていただければそれでよしとしています。

 それと金曜日に買った「身近な酔っぱらいに学ぶ脳科学」に触発されたわけではないのですが、お酒とか刺激のあるものは、脳細胞を破壊するという御指導には青ざめました。脳もまた非常に重要なはたらきをしていますから。

 本を読んだり、ものを考えたり、ノートをとったりすることが不可能になってしまいます。

 大事に大事に自分の身体を使っていきましょう。でも脳には過重労働をさせるくらいがいいのだそうですね。楽していたら脳の発達にはよくありません。

 そんなことを思った次第です。

 さぁ、これから山崎豊子さんを読み始めます。就寝まで。

 みなさんも勉強しましょうね。


 また、明日。


 
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何もすることがないよりも

2008年09月20日 17時30分07秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 日本一の更新数を誇るつくばみらい市の福岡小学校のHPはブログ形式で成立しています。これにヒントを得て、さすがに更新数はまったくかなわないのですが、一歩でも近づきたいと思っております。しかし、なかなか困難です。

 私立高校では動画も導入しているところもあって、わたくしもやってみたいのですが、モデルをわたくしが務めるとなると、かえって逆効果のような気がしています。やはり声の良い方に出演していただきたいのですが、無理でしょうなぁ。演劇部にお願いする手もありますけれども。

 で、いろいろと研究をしています。映像関係は市町村教委の職員であったときに、いろいろ体験しているのです。しかし、なにしろ30年近く前にやったことです。もう忘れています。特に機材の発達についていけないのです。基本はマスターしておりますが、これもまたYoungPowerにはかなわない。かなわないけど、挑戦してみたいと思っています。

 そんなわけで、今日はいろいろと外回りをして、機材の勉強をしてきました。県銚を動画で紹介できないものかと思っていますので。

 それにしても時間がない。
 やることが多すぎてどうにもなりません。これからジムに行って、そのまま柔道をやりに行きます。新しい寝技がなかなかかからないので、ノートをとって研究中です。タックルに行って、そのまま相手をだまして一本背負いをかけたいのですが、もうスピードがない。情けないですねぇ。

 帰宅したら、昨日から読みかけの書籍が待っている。遠藤周作先生の本もわたくしは大好きなので、ノートとりもしなくちゃいかん。そして、学校経営上の諸課題があります。月曜日いろいろと相談しなくちゃならないことがあります。

 なにもすることがないよりはずっといいのでしょう。
 
 中学生のみなさん、忙しく勉強してくださいね。



 
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人間を見させていただく

2008年09月19日 17時39分54秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 今日は朝の打ち合わせに出て、それから県教委へ。千葉には電車で行くようにしているので、距離を実感してしまいます。つまり遠いなぁということです。年々千葉が遠くなるのは錯覚ばかりとは言えないでしょう。

 帰り、いろいろな高校生が電車に乗って来ました。乗ってすぐ教科書や英単語を学習し始める者、ちゃらちゃらとメール三昧な者、観察していると実に面白い。大体学校名は分かっているので、さもありなん、さもありなんと思いながら乗っていました。以前いた学校で、やはり共学になった学校も乗ってきました。さすがに生徒指導を看板にしているだけあって、実にまともな服装をしている。がんばっているなぁと思った次第です。しかし、いろいろな学校があって、個性もあって、それでいいのではないかなぁと思います。全部が全部Elite校では、どうなのかと。

 Box型の座席に座っていたのですが、空いているのに誰も座らない。わたくしの前に座っておられる年配の方が、千葉駅からまだ明るいというのに、ワンカップを呑んでおられる。しかもかなり。花を持っておられて、墓参りですか?と聞いてみました。そうだと言われる。ちょっと雑談をさせていただいて、途中で窓辺のワンカップが倒れそうになってわたくしがとっさにそれを支えて差し上げて、褒められました。早いねぇというわけです。あ、わたくしは呑んでいませんよ。勤務時間中ですからね。

 しかし、人生の諸相があります、電車の中には。

 北野たけしさんは、コメディアンとして高名な方です。しかし、また学者でも、映画監督でもあられる。若い頃、山手線で、ずっと電車内で人間観察を欠かさなかった。しかもそれを克明にメモをしていました。ネタにもなったし、映画をつくる上での人間学の勉強にもなったというわけです。どこでも勉強です。他人を見ていても勉強になる。特にわけもなく感情的になっているひとを分析するのはためになります。経験的に。

 本千葉駅近くの書店で書籍を買ってきましたので、ぱらぱらと目を通してしまいました。「鯛は頭から腐る」(佐高信)、「遠くへ行くには近きより、高きに登るには低きより」(斯波最誠)、「身近な酔っぱらいに学ぶ脳科学」(川島隆太)等々です。昨日、千葉科学大学の森先生に記憶のメカニズムという講義をいただいたので、アンダーラインをひくのを止めて、囲み方式で三色ボールペンを使っていました。

 目の前に人生の大先輩がおられて、若干お酒が過ぎていらっしゃる。「身近な酔っぱらいに学ぶ脳科学」(川島隆太)を読んでいたので、ちょっとこれはシリアスな体験になってしまいました。

 どこまで行かれるのでしょうか?
 残念ながら聞き漏らしてしまいましたが。その前にわたくしが降りてしまいましたので。ホームでちょっと手を振って、大先輩またどっかでお会いしましょう、お元気でと心の中で念じた次第です。

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本は10冊同時に読め

2008年09月18日 20時08分15秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 授業観察を終了して、今日もまた熱心な学習ぶりに感心してきました。日本史、英語、家庭と見てまいりました。地図を効果的に使用し、丁寧に授業展開をされていた先生。発音のすばらしさと、丁寧な説明の英語。食生活について、英語も交えて説明される先生。いいものだなぁと思って帰ってきました。県銚、ここにありであります。午後は、教育実習生の精錬授業。また、千葉科学大学の先生の講義を一年生が受講します。

 さて、成毛眞という人の「本は10冊同時に読め」という文庫があって、いわゆる並列読書法を勧めているのですが、なかなか刺激的です。

 考えてみれば県銚の生徒は、毎日6時間から7時間を並列読書しているわけです。授業で。

 これは大変なことです。もっとも中学生のみなさんも同じですけれども。

 成毛眞という人は、マイクロソフトの日本支社長だった人です。発想が豊かです。他人と同じことをしていてはいかんと申される。読書もそうだというわけです。みんなと同じ場所に旅行したり、みんなと同じものを食べたりしていては、つまりそもそも「みんなと同じ」という視点を持っているだけでは、いかんということなのです。

 「忙しい人ほど本を読んでいる」「一流の経営者はものすごい量の本を読んでいる」とまでおっしゃる。

 時間がない、は言い訳なんですね。避けてはならないわけです。自戒しましょう。また、わたくしは、一流の経営者ではまったくありませんが、量だけはおいつきたいと読書に挑戦し続けています。

 多方面にわたっていいのだそうです。成毛眞先生によると。

 どうしても自分の専門だけに偏りがちです。しかし、自由でいいのです。どんどん読むべし。多面的な能力を育成していくべきなんです。自分自身で。年齢に関係なく。

 県銚の生徒もどんどん同時並行で教科書主体でしょうけれども、やってますよ。


 さぁ時間となりました。
 また明日。



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健全なふれあい

2008年09月17日 20時29分28秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 このブログでは表現に注意しなくてはならず、しかも特定思想信条の宣伝、宗教活動、団体活動、政治的な範疇に属することはノーコメントにしています。書いてはならないのです。ある意味いたしかたないことですが。

 かつて中学校時代にともに過ごさせていただいた優秀な生徒だったO君という方がブログを書いていまして、訪問が楽しみでなりません。毎日行っています、性懲りも無く。お互い、本名で書いているから、実に面白いのであります。今日は、飯岡のおせんべいの思い出を書いていたので、懐かしくなりました。もしかしたら一緒に練習試合に行ったときの思い出ではなかろうか?なんて思ったからです。そんなことで、心情的な安定を感じてしまいます。

 柔道の保護者会のおかぁさんが、県銚の卒業生で、しかも中学校でやはりわたくしとともに同時代を過ごさせていただいた方で、この方もこのブログの存在を知っておられた。母校ですから、どうなっているのだろうと興味を持っていただくだけで、本当にありがたい限りであります。

 しかし、一番こたえるのが医療関係者に、相手が生徒であった方がおられる時です。参ります。実に参る。覚えていますか?から始まります。参ったと思います。全部覚えているからです。こちらも、あちらも。部活も一緒だったら目も当てられない。しかも、こちらは病気ですから、それで入院とかしているわけですから、カルテも読まれているし。実に参るのです。幸い、注射も痛くないし、親切にしていただくので、ありがとうございますと心から感謝申し上げるのですが、笑われてしまう。なんで笑うのでしょうか。今度入院でもすることになったら、聞いてみましょう。もっとも、丈夫なので病院から断られますかな。

 コミュニケーションということを大切にしないといけません。黙っていると誰にも理解されないし、相手を理解することもできないということを言いたいのです。社会人になったら、とくにそうです。

 高校に進学するというのは、そういう意味で社会性を身につけるためと言ってもいいのだと思います。

 県銚には、知らない中学校からたくさんの生徒が入ってくるからです。そして、その中の幾人かが生涯の友人になったりするのです。

 独立した個人である私と、他の独立した個人である他人が、「ある一時だけ」感情と時間を共有している、というふれあいを「健全なふれあい」といいます。べったりと一日中くっついていたのではたまらない。論理療法というのを勉強したことがありましたが、今でも大切な考え方だと思っています。しかし、「有縁を度す」という言葉もこの療法の方々は大事にしておられた。身近な人を大事にするという考え方でもありました。

 そんなことを昼休みのひと時、思ったしだいです。

 時間がきました。また、明日。
 


 

 

 
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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/